気象観測業務

 
和歌山地方気象台は、明治12年に県営の和歌山測候所として創立し、以来120余年間、同一場所で気象観測を継続してきました。この間、防災気象情報の提供を通して和歌山県の自然災害の防止・軽減に努めると共に、天気予報など必要な情報を提供してきました。

目 次
地 上 気 象 観 測 県内の気象観測地点 生 物 季 節 観 測 高層気象観測 局地気象監視システム

1.地上気象観測

 地上の気圧・気温・湿度・風・降水量・積雪の深さ・日照時間・日射量などを観測装置(95型地上気象観測装置)によりリアルタイムに自動観測している他、職員が天気・雲の状況・視程の観測を行っています。
 地上気象観測は全国の気象台や測候所が同時刻に実施し、観測した結果は日々の天気予報や注意報・警報等の防災気象情報に活かされているほか、数値予報にも活用されています。
下の画像をクリックすると拡大表示されます。
気圧計
温度計
湿度計
風向風速計
雨量計
感雨器
日照計
気圧計
温度計
湿度計
風向風速計
雨量計
感雨器
日照計
地上気象観測項目
観測項目 単位 日別値
気温 0.1℃ 平均、最高、最低
露点温度 0.1℃
相対湿度 1% 平均、最小
風向 16方位
風速 0.1m/s 平均、最大(10分平均)、最大瞬間
気圧 0.1hPa 平均(現地・海面)、最低海面
降水量 0.5mm 24時間、最大(1時間・10分間)
日照時間 0.1h 合計
降雪の深さ 1cm 合計(24時間・当日09時から翌日09時)
積雪の深さ 1cm 最深
視程 0.1km 最短
雲の量 10分比 平均
雲の形 10種類
雲の向き 8方位
雲の高さ 100m 最低
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2.和歌山県内の観測地点(地域気象観測所) 2010年4月1日現在

 職員が観測をする気象官署のほかに、集中豪雨などの局地的な気象状況を監視するため、和歌山県内には16ヶ所(気象台・特別地域気象観測所を含むと18ヶ所)の地域気象観測所(アメダス)があります。9ヶ所で「気温、風向・風速、降水量、日照時間」を、1ヶ所で「気温、風向・風速、降水量」を、6ヶ所で「降水量」を観測しています。
 これらの結果は、天気予報や注意報・警報の発表等
に利用されるほか、アメダス日報・旬報・月報として保存しています。


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3.生物季節観測
 生物季節観測は、植物の発芽・開花・満開・紅葉・落葉等及び、動物の初見・初鳴き等を観測することにより、季節の遅れ進みや気候の違い等、総合的な気象状況の推移を知ることを目的としています。
 和歌山地方気象台では、動物16種目、植物18種目について状態の変化を観測しています。
 
和歌山地方気象台での生物季節観測 
動物の種類
初見日
つばめ、もんしろちょう、きあげは、しおからとんぼ 、とかげ、とのさまがえる、ほたる
 
初鳴日
ひばり、うぐいす、もず、にいにいぜみ、くまぜみ、あぶらぜみ、つくつくほうし、ひぐらし、えんまこおろぎ
 
植物の種類
開花日
すいせん、うめ、つばき、たんぽぽ、そめいよしの、すみれ、もも、やまつつじ、のだふじ、あじさい、すすき、やまはぎ、さざんか、ひがんばな、さるすべり
満開日
そめいよしの
 
発芽日
しば、いちょう
 
黄葉日
いちょう
 
紅葉日
いろはかえで
 
落葉日
いちょう、いろはかえで
 
 植物の一覧表の印刷 
 動物の一覧表の印刷 
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4.高層気象観測
 上空(高度約30キロメートルまで)の大気の状態(気圧・気温・湿度・風)を観測するために、全国16ヶ所で高層観測を実施しています。和歌山県では、串本町潮岬に集合型GPS高層気象観測システムを設置し、毎日9時と21時に観測機器(GPSゾンデ)を気球に吊るして自動で飛揚を行っています。GPSゾンデからのデータは即時受信され、処理後通報を行っています。これらのデータは数値予報に使用されているほか、気候変動・地球環境の監視・航空機の運行等の多方面で利用されています。また、統計資料は、一般の閲覧にも供しています。和歌山地方気象台では潮岬の集合型GPS高層気象観測システムの管理を行っています。
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5.局地的気象監視システム(ウィンドプロファイラによる局地風観測)
 地上から上空に向けて発射された電波が上空の風の乱れで散乱されて戻ってきたときの周波数の違いにより風向と風速を測定しています。 観測されたデータは数値予報の初期値に利用されるほか、国内外の気象関係機関に配信されるとともに、CD-ROMなどに収録して一般に公開されています。
ウィンドプロファイラの概念図と観測局
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