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■■稚内地方気象台長からのメッセージ■■

 稚内地方気象台のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
 稚内地方気象台長の山下龍平(やましたりゅうへい)です。

 春の遅い宗谷地方でもようやく雪解けとなり、爽やかな季節を迎えました。稚内市天北緑地にあるさくらの標本木(エゾヤマザクラ)の 花芽はまだ固いままですが、春の訪れと共に次第に芽吹いてくるでしょう。ちなみに平年の開花日は5月14日となっています。

 稚内地方気象台では、宗谷地方を対象に天気予報や気象警報・気象注意報などの防災気象情報の発表と気象観測を行い、 皆さまの生命と財産を守るために日夜仕事をしています。宗谷地方に住まわれている方とお話をすると、 「宗谷地方は冬の暴風雪以外は、自然災害が少ない。」と言われます。果たして、そうなのでしょうか。
 昨年の7月には西日本を中心として、広い範囲で記録的な大雨となり土砂災害や洪水害が発生し、多くの方が被災され尊い人命も奪われました。 北海道内においても、空知地方から上川地方にかけて河川が氾濫するなどの災害が発生しました。
 宗谷地方は北海道内の他の地域と比べると降水量は少ない地域ですが、過去には大雨により度々大きな災害が発生しています。 平成26年8月の礼文島を中心とした大雨や平成28年9月の利尻島から稚内市を中心とした大雨では、観測開始以来の記録的な降水量を観測し、 土砂災害・浸水害・中小河川の氾濫による洪水害などが発生しました。近年、雨の降り方が変化してきており、「局地化・集中化・激甚化」 していると言われています。今後、皆さんがこれまで経験したことの無いような気象災害が発生する可能性があります。

 昨年、9月6日には「平成30年北海道胆振東部地震」が発生し、北海道内で初めて震度7を観測、多くの方が被災され尊い命が奪われました。 亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方に心よりお悔やみを申し上げます。
 これまで、地震による大きな揺れを観測していない宗谷地方ですが、管内には活断層(サロベツ断層帯)が存在しています。 これによる地震が発生すると、日本海側の市町では最大震度が7~5弱程度の揺れになると想定されます。普段、地震が少ない宗谷地方でも 大きな揺れに見舞われます。
また、平成5年、奥尻島で大きな災害をもたらせた北海道南西沖地震では稚内市の震度は2でしたが、 震源から300㎞も離れた豊富町稚咲内港では1.6mもの津波が確認されました。地震や津波に対しても、普段からの備え・準備が必要です。

 このように宗谷地方でも気象や地象による災害が発生するおそれがあります。このため、気象台では、地域の皆様に対して防災気象情報の利活用や 防災に関する知識の普及・啓発に積極的に取り組んでいます。
気象台では、いざというときだけでなく、普段からも「頼りにされる気象台」を目指し、職員一丸となり取り組んでいきますので、 どうぞよろしくお願いいたします。

         
台長写真 平成31年4月 稚内地方気象台長 山下 龍平

(稚内市天北緑地のさくら標本木)

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