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山形県内に被害を及ぼした主な地震

図の番号
西暦(和暦)
震央地名
地震名
マグニ
チュード
主な被害
850.-.-
(嘉祥3.-.-)
出羽
7.0
国府の城柵が壊れ、圧死者多数。最上川の岸が崩壊、海水は国府から4KMまで迫った。
1804.7.10
(文化元.6.4)
象潟地震
7.0
飽海、田川郡で被害。死者333。倒壊家屋5,500余。酒田では津波で浸水家屋300余。
1833.12.7
(天保4.10.26)
羽前,羽後,越後,佐渡
7.5
庄内地方で死者42、倒壊家屋475。沿岸を津波が襲う。
1894(明治27).
10.22
庄内地震
7.0
酒田付近を中心に被害。死者726、負傷者1,060、住宅全壊3,858、家屋焼失2,148。
1896(明治29).
8.31
陸羽地震
7.2
秋田県・岩手県で大きな被害。県内は壁の剥離などの小被害。
1939(昭和14).
5. 1
男鹿地震
6.8
秋田県で大きな被害。県内は小被害。津波あり。
1944(昭和19).
12. 7
左沢地震
5.5
納屋倒壊、土蔵の破損、家屋の傾斜・移動。煙突の折損、山崩れ・地割れあり。
1962(昭和37).
8.19
蔵王山付近
4.4
震央付近で地鳴り、がけ崩れあり。
1964(昭和39).
6.16
新潟地震
7.5
死者9、負傷者91、建物全壊486、半壊1,189。床上浸水16、床下浸水23、非住家被害1,772。水田流失・埋没・冠水、道路損壊、橋梁流失、堤防決壊、山崩れ、鉄道被害、通信被害、船舶損壊など。津波あり。
1968(昭和43).
5.16
1968年十勝沖地震
7.9
青森県・岩手県・北海道で大きな被害。県内は非住家被害1、停電1,800戸。
1972(昭和47).
8.20
山形県庄内
5.3
小被害(コンクリートアパートの壁剥離,停電など)。
1978(昭和53).
2.20
宮城県沖
6.7
負傷者3、建物の一部損壊1、非住家被害3、道路損壊2。
1978(昭和53).
6.12
1978年宮城県沖地震
7.4
負傷者1、住宅全壊1、一部損壊1、非住家被害2。道路損壊4、土砂崩れ、農業用送水管破裂、停電19万戸、交通障害、電話回線の不通など。
1983(昭和58).
5.26
昭和58年(1983年)日本海中部地震
7.7
津波による漁船の沈没9、建物の一部損壊1、文教施設23。道路損壊1、停電563、水道管破裂、電話回線の不通など。
1993(平成5).
7.12
平成5年(1993年)北海道南西沖地震
7.8
飛島で住民約650人が高台に避難。
1996(平成8).
8.11-14
秋田,宮城,山形県境
6.1
(最大)
最上町や尾花沢市などで被害が発生し負傷者12。住宅の一部損壊3、非住家被害11、文教施設3。道路の損壊12、河川などの被害6、田畑の亀裂5。
10
1999(平成11).
2.26
秋田県沖
5.3
遊佐町や酒田市などで住宅の一部損壊217。水道管の破裂、停電、道路の段差・亀裂など。
2003(平成15).
5.26
宮城県沖
7.1
負傷者10、建物一部損壊2、非住家被害85、道路被害14など。
2003(平成15).
7.26
宮城県中部
6.4
山形市と山辺町で負傷者2。
2004(平成16).
10.23
平成16年(2004年)新潟県中越地震
6.8
一部で水道管の破裂による断水、一時的な交通規制。
  2005(平成17).
8.16
宮城県沖 7.2 負傷者1、壁・天井の一部損壊7、交通規制。
11
2008(平成20).
6.14
平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震
7.2
負傷者1(新庄市)、住家一部破損(山形市)
2008(平成20).
7.24
岩手県沿岸北部
6.8
負傷者2(山形市1・庄内町1)
2011(平成23).
3.11
平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震
9.0
※人的被害については、同年4月7日の余震(宮城県沖 マグニチュード7.2)によるものを含み、それ以外の被害については、その他の余震も含む。

死者3(山形市1・尾花沢市1・長井市1)
重傷者10(山形市など7市町)、軽症者35(山形市など10市町)
住家被害1263(山形市など18市町村)、非住家被害132(寒河江市など16市町村)
農林水産業被害6億1千万円(農水産物・施設、23市町村)
ライフライン被害多数(電気・水道・通信・交通等)
2011(平成23).
4.7
宮城県沖
7.2

注)上記内容は速報値を含むため、後日修正することがあります。
被害状況の出典:理科年表(国立天文台編・丸善出版)、最新版日本被害地震総覧(東京大学出版会)、
 日本被害津波総覧第2版(東京大学出版会)、日本の地震活動(地質調査委員会)、山形県災累年表(山形地方気象台・山形県農林水産部)、
 災害情報(消防庁)、2011.3.11に発生した東日本大震災の記録(山形県)

主な被害地震の震源(山形県周辺)。
数字は上表の番号、丸の大きさは,地震の規模(M)を表します。

 山形県に被害を及ぼす地震は、主に日本海東縁部に発生する地震と、陸域の浅い地震です。 日本海東縁部では、1833年に庄内沖の地震(M7.5)・1964年に新潟地震が発生し、津波や地震動、地盤の液状化現象などで、県の西部を中心に大きな被害がありました。 同じく日本海東縁部で発生した1983年の日本海中部地震(M7.7)でも、西部では津波などによる被害が生じました。

 日本海東縁部は太平洋側沖合に比べて、地震の活動度は低いですがこの数十年間に限れば、北海道から新潟県の沖合いにかけて、大きな地震がほぼ南北方向に列をなして次々と発生しています。

 庄内平野から秋田県の日本海沿岸沿いにかけても、断層帯が形成されていると考えられており、9世紀頃と17世紀以降の2度の活動期が知られています。

 17世紀以降では、1894年の庄内地震(M7.0)、秋田・山形県境付近で発生して大きな被害を及ぼした1804年の象潟地震(M7.0)、その他いくつかのM7程度の大きな地震が発生しています。

 県中部の最上川の西側に沿った地域と蔵王周辺では、時々まとまった地震活動が見られます。
 最上川の西側に沿った地域では、1944年の左沢地震(M5.5)のように、本震-余震型の地震が発生したこともあります。 また、宮城県の鬼首付近を震源とする1996年の秋田・宮城県境の地震活動ではM5.9とM5.7が続けて発生しています。 その活動域は山形県北東部にも広がり、最上町付近で最大M5.1の地震が発生しています。

 2011年の東北地方太平洋沖地震(M9.0)や1978年の宮城県沖地震(M7.4)のように、太平洋側沖合で発生する地震でも被害を受けることがあります。

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