普及啓発のページ

 気象庁では、安全知識の理解や気象情報の利活用を推進するため、住民等を対象とした出前講座や講演会、リーフレットやDVD の作成・配布など、様々な普及啓発活動に取り組んでいます。 平成23年3月の東日本大震災などの近年の災害をきっかけとして、住民等への自助・共助意識の啓発や防災教育の重要性が政府の有識者会議などで報告されています。 このことを踏まえ、より効果的に普及啓発を推進するために、様々な機関との連携・協力を強化しています。 そして、気象や地震などの自然現象に対して住民自らの判断で的確な防災行動がとれるような風土・文化が醸成されることを目指していきます。
 以下に気象台で取り組んでいる防災教育や防災知識の普及・啓発に関する情報について、その概要と、詳細が記載されている気象庁ページのリンク先を紹介します。銚子地方気象台による住民等を対象とした出前講座については、「出前講座・講師派遣の案内」をご参照ください。気象庁が作成しているリーフレットやDVDについては、「刊行物・レポート」をご参照ください。

防災教育

・eラーニング「大雨のときにどう逃げる?」

 eラーニングは、時間や場所を気にせず、身近にあるパソコンやスマートフォン等を使って学習できる教材で、「3密(密閉、密集、密接)」の重なりを回避できる学習方法です。
 気象庁では、「自らの命は自らが守る」基本的な知識ととるべき行動について多くの方に学んでいただける学習教材を、eラーニングとして令和2年5月28日よりホームページで提供しています。  ひとりでも多くの方に受講いただくとともに、学んだことを、家族等周囲の方々へ広めていただくことで、自助による防災効果を高めることを期待しております。【詳細はこちらから】


・気象庁ワークショップ「経験したことのない大雨 その時どうする?」

 「ワークショップ」は、協働作業やコミュニケーションを重視する教育方法です。
 様々な気象災害の中でも大雨による災害は、地形や住環境、家族構成などの状況により、対応する安全行動に違いがあります。大雨による災害が予想される時に段階的に発表される、大雨注意報、大雨警報などの大雨に関する気象情報を理解・入手し、早めの準備、安全行動をとることが大切です。また、通常時から住居や普段良く立ち寄る場所にどのような危険が潜んでいるか、避難所の場所、避難ルートなどを確認しておくことも、防災を進める上で大切な視点です。
 防災意識を高め、実際の行動につなげていただくため、気象庁では日頃からの備えや防災気象情報を活用した安全行動を事前にシミュレートする能動的な学習方法として本ワークショップ(対象:小学校高学年から一般の方)を作成しました。
 学校における防災教育や地域での安全知識の普及啓発、防災意識の向上のために、是非お役立て下さい。実施にあたっては、運営マニュアル、各種資料を活用ください。【詳細はこちらから】


気象庁ワークショップ概要図

・地方公共団体防災担当者向け気象防災ワークショップ

 内閣府の「避難勧告等に関するガイドライン」を基本に地元気象台等から発表される防災気象情報に基づく地方公共団体の防災対応を疑似体験していただくワークショップです。土砂災害あるいは洪水災害が発生するおそれがある状況において、地元気象台等から発表される様々な情報を参照しながら、少人数によるグループワークを行います。
 このワークショップを通じて、各種の防災気象情報を適切に理解し、有効に活用するとともに、体制の強化や避難勧告の発令のタイミングなどに関する検討を行い、判断のポイントを学んでいただくことによって防災対応力の向上を目指しています。【詳細はこちらから】


気象防災ワークショップ概要図

防災の知識まとめサイト

・防災教育に使える副教材・副読本ポータル

 「防災教育」カテゴリーで紹介した教材のほか、防災教育を実施する上で役立つ教材を取りまとめたページです。
 【詳細はこちらから】


・防災関連ビデオ

 防災教育の実施、防災知識の習得に役立つ動画を取りまとめたページです。
 【詳細はこちらから】


・災害から身を守るための知識

 災害はその特徴によってとるべき安全行動、利用すべき防災情報が異なります。ここでは災害から身を守る上で必要な知識についてまとめたページを、災害の種類ごとに紹介します。