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大気現象の観測

地球を覆っている空気を大気と言います。
大気が運動することにによって起こる雲の発生、降水、雷、竜巻など大気中で起こっている様々な現象を大気現象といいます。この大気の中を飛ぶ飛行機にとって大気現象は必要な気象情報です。
雨があまりに強いと滑走路上に水が浮いてしまったり、前が見づらくなります。
雷やひょうがあれば、運航に直接重大な影響を及ぼしますので、回避する必要があります。
このように、航空機の運航にとって飛行場の天気を知ることは大変重要です。

観測方法

まず、目で全天を見ます。
雨や雪は降っていないか、雲の広がり具合、雷の光や音などを確認します。また、観測機器を使って測った雨の強度などから総合的に判断します。
雨や雪が降っていたら、それがどんな性質を持っているのか、強さはどのくらいかも観測します。
航空機の運航や離着陸に大きな影響を及ぼす雷電や霧については、その存在位置と移動方向も詳しく観測します。

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大気現象の種類

観測した大気現象は一定のルールによって英語の略語で表します。
以下の表の略号を適切に組み合わせて、飛行場の天気を観測し、通報します。

■天気現象
略号 現象 略号 現象
RA SN
GR ひょう GS あられ
FG BR もや
HZ 煙霧 VA 火山灰


■強度
略号 強度 略号 強度
(表示無し)


■特性
略号 特性 略号 特性
SH しゅう雨性 TS 雷電
MI 地(霧のみ) BC 散在(霧のみ)

例:強いしゅう雨性の雨=+SHRA
  並の強さの雷雨=TSRA
  弱いみぞれ=-SNRAまたは-RASN(みぞれは雪と雨の混ざり合った降水現象です。雨が主体か雪が主体かも区別します。主体となっている方を前に置きます。)

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