福岡管区気象台|『第7回 海の科学講座 in 九州』の開催について

概要

福岡管区気象台では、海についての知識の普及を目的として、例年「海の科学講座 in 九州」を開催しております。今般の新型コロナウイルス感染症対策の観点から、今年はオンライン開催といたします。皆さまお誘いあわせの上、ぜひご参加ください。

テ ー マ:海洋学のすすめ ~海にハマって分かったこと~

日  時:令和3年8月8日(日) 13時00分~16時00分(開場12時30分)
開催方法:ウェブ会議ソフトZoomを用いたオンライン開催
    (ホスト会場:福岡管区気象台)

当ページをご覧いただきありがとうございます。
8月8日をもちまして参加申し込み受付を終了いたしました。


共  催:福岡管区気象台、九州大学応用力学研究所、水産研究・教育機構水産資源研究所
後  援:福岡県教育委員会、福岡市教育委員会、地球ウォッチャーズ-気象友の会-

<<講演題目>>

『海のしくみを調べる~大学で海を学ぶ・研究する』
  講師:千手智晴(九州大学応用力学研究所  准教授)
 私の専門は「海洋物理学」ですが、実は中学生までは数学も物理学も嫌いでした。「人生、逃げれば逃げるほど嫌な方に転がっていく」というのは、本当のこ とだとつくづく思います。そんな私を変えたのは、高校時代の理科の先生でした。海洋物理学の目標は、海の流れ(海水の運動)の仕組みを明らかにすることで す。そのために、フィールドでの調査に加えて、コンピュータによる数値実験や人工衛星などを利用した遠隔計測が行われるようになり、今日では大学の研究の 中でも大きな位置を占めています。自由な発想で、「誰も知らない新しいこと」をみつけるワクワク感、これが大学での研究の醍醐味でしょう。このワクワク感 を共有できるような講演にしたいな、と思っています。
『海洋酸性化の実測に向けて』
  講師:斉藤 秀(福岡管区気象台 気候変動・海洋情報調整官)
 気象庁がどうして海の化学を取り扱うのかはあまり知られていないところです。地球温暖化の原因の一つと言われている二酸化炭素。海にはもともと二酸化炭 素がたくさん溶けていますが、人間が出した二酸化炭素が海にたくさん溶け込むと、100年後にはある種の生き物の殻が溶け始めるほどになるかもしれませ ん。季節や海域による変動が大きい海水の水素イオン濃度指数(pH)の観測の中から、わずかな変化傾向をとらえることができるか、そのための装置開発から 実測による変化検出への挑戦をかみ砕いてお話しします。
『アーカイバルタグで調べるカツオ・マグロの生態』
  講師:日野 晴彦(水産研究・教育機構 水産資源研究所 研究員)
 カツオやメバチ、クロマグロなどのカツオ・マグロは、我々の食卓にのぼる重要な水産資源です。このような水産資源を獲りすぎることなく、利用し続けるた めには、その生態を良く知ることが大切です。これまで漁業に基づくデータを中心に研究されてきましたが、最近では対象生物に直接電子標識を取り付けること で、遊泳深度や水温・体温などのデータが利用可能となりました。本講座では、小型電子標識であるアーカイバルタグによって明らかになったカツオ・マグロの 生態について、東シナ海周辺で行った調査の様子やこれまでの研究成果を紹介いたします。

<<司会進行>>

岸 真弓 (気象予報士・気象キャスター・防災士)
プロフィール:群馬県出身。学習院大学文学部卒業。気象予報士、防災士。日本気象協会に所属した後独立。現在、気象キャスターとして、テレビ・ラジオに出演。防災についての講演など、精力的に活動。野菜ソムリエなどの資格も持つ。

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問い合わせ先

福岡管区気象台気象防災部地球環境・海洋課
電話 092-725-3613 (平日9時から17時まで受付)