大雨と雷及び突風に関する福島県気象情報 第5号 平成23年7月29日17時30分 福島地方気象台発表 (見出し) 福島県では、会津を中心に30日未明にかけて、局地的に雷を伴って猛烈な 雨が降り、大雨となる所がある見込みです。土砂災害や低い土地の浸水、河 川の増水やはん濫に警戒して下さい。また、落雷や竜巻などの激しい突風に 注意して下さい。 (本文) 【気象状況】 前線が、日本海から東北地方南部を通って日本の東にのびています。前線に 向かって暖かく湿った空気が流れ込んでおり、福島県では大気の状態が不安 定となっています。 【雨・雷】 <実況> 降り始め(27日13時)から29日17時までの主な地点の雨量は次のと おりです。(アメダスによる速報値)  只見       404.0ミリ  西会津      285.5ミリ  金山       270.0ミリ  南会津町南郷   219.5ミリ  桧枝岐      206.0ミリ  南会津町舘岩   188.0ミリ  南会津町田島   174.0ミリ  若松       157.5ミリ  喜多方      157.5ミリ 平成16年7月新潟・福島豪雨に匹敵する大雨となっています。 <地域・時期・量的予想> 福島県会津では、30日未明にかけて、局地的に雷を伴い、1時間に80ミ リの猛烈な雨が降り、中通り、浜通りでも1時間に40ミリの激しい雨が降 り大雨となる所がある見込みです。 予想される30日18時までの24時間雨量は、多い所で200ミリです。 <防災事項> 27日からの局地的な大雨や、これまでの地震の影響で地盤の緩んでいる所 があります。がけ崩れや山崩れなどの土砂災害や低い土地の浸水、河川の増 水やはん濫に警戒して下さい。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意し て下さい。 【補足事項】 今後、気象台の発表する警報や注意報、気象情報に留意して下さい。 次の「大雨と雷及び突風に関する福島県気象情報」は、30日05時30分 頃発表する予定です。 =