岐阜、高山ともに年平均気温は有意に上昇しており、岐阜は100年あたり約1.8℃、高山は100年あたり約1.5℃の割合で上昇しています。
岐阜市の100年前の年平均気温は約14℃で、現在の富山市とほぼ同じ気温でした。別の視点から見ると、この100年間で岐阜市が南に約150km移動したことに相当します。
なお、日本の年平均気温※は100年あたり約1.2℃上昇しているのに対し、岐阜と高山はともにやや大きな上昇となっています。岐阜と高山における気温上昇は、「温暖化」の影響だけでなく「都市化」の影響も含まれている可能性があります。
岐阜市では21世紀末には年平均気温は現在に比べて約4℃上昇すると予想され、種子島(鹿児島県)と同程度になると考えられます。