・広島県に被害を及ぼす地震のタイプ(1)
安芸灘~伊予灘~豊後水道にかけての沈み込むフィリピン海プレート内の地震

 安芸灘~伊予灘~豊後水道にかけては沈み込むフィリピン海プレート内の地震が繰り返し発生していることが知られており、近年では「平成13年(2001年)芸予地震」が発生しています。
 過去(1600年)から現在までの地震活動は、「平成13年(2001年)芸予地震」の規模であるマグニチュード6.7を下限とすると、同タイプの地震が7回発生していると地震調査研究推進本部により評価されています。発生間隔は、最短約3年から約100年と様々です。
 図1は地震調査研究推進本部により評価された前述の7つの地震について吹き出しを付けて示しています。
 図2は図1の青枠内の地震活動経過図で、7つの地震についてそれぞれ吹き出しを付けて示しています。
また、下のリンクでは広島県で被害が発生した直近の2つの地震「明治の芸予地震(1905年)」「平成13年(2001年)芸予地震」についてそれぞれ震度分布図と地震活動等について簡単にまとめています。

震央分布図
図1 震央分布図(1600年~2021年12月31日、M≧6.0、深さ≦100km
青枠の領域の中で吹き出しを付けた地震は、
「日向灘及び南西諸島海溝周辺の地震活動の長期評価(第二版)」により
繰り返し発生している安芸灘~伊予灘~豊後水道のプレート内地震と評価された地震

地震活動経過図
図2 図1の青枠内の地震活動経過図(縦軸はマグニチュード 横軸は期間を示す)
吹き出しを付けた地震は、
「日向灘及び南西諸島海溝周辺の地震活動の長期評価(第二版)」により
繰り返し発生している安芸灘~伊予灘~豊後水道のプレート内地震と評価された地震

「明治の芸予地震(1905年)」    「平成13年(2001年)芸予地震」