広島地方気象台長からのメッセージ

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広島地方気象台のホームページをご覧いただきありがとうございます。

広島地方気象台長の徳廣 貴之(とくひろ たかゆき)です。




広島地方気象台は、明治12年(1879年)1月1日に全国初の県立測候所として広島測候所が広島県庁内に創立されて以来、所在地は広島市中区千田町、中区江波南(現在の広島市江波山気象館)、中区上八丁堀(現在地)と変わってきましたが、145年以上にわたり広島の自然現象を監視し、様々な気象情報を発信し続けています。


日本の国土は自然災害を受けやすく、温暖な気候に恵まれ地震や津波等のリスクは比較的少ないとされる広島県であっても、残念ながら、みなさまの身近で土砂崩れや浸水、河川の氾濫、高潮、地震、津波などによる災害が発生する可能性があります。特に、地球温暖化の進行に伴い、大雨などによる自然災害の頻発化・激甚化が指摘されています。


気象台では、このような自然災害から住民のみなさまが安全・安心な暮らしを送っていただくため、警報や注意報等の防災気象情報を適時・適切に発表するとともに、自治体の防災対応を支援しています。また、自治体や防災関係機関、報道機関等との連携をさらに強化し、いざという時にみなさまが自らの身を守る行動を取っていただけるよう、気象情報の利活用の解説、過去の自然災害や防災に関する知識の普及にも力を入れています。


今後も、地域の防災力向上と自然災害の軽減を目指し、地域に密着した丁寧な取り組みを進めて参ります。広島地方気象台を引き続きよろしくお願い申し上げます。



令和6年4月1日     

広島地方気象台長 徳廣貴之