■海洋気象情報発表のため、顕著現象等に関するメカニズムの調査
気象庁がより適切な沿岸防災情報を発表するために、日本海等に特徴的な潮位や波浪に関する顕著現象をデータベースにまとめ、その要因等について解析する。
■海洋気象業務に用いる予測モデル・システムの改良・高度化
- 高潮に対する波浪効果(wave setup)評価モデルの高度化
高波が沿岸域で砕波することに伴う潮位上昇を評価し、高潮の予測精度を向上させるために気象庁海洋気象情報室で開発が進められてきたwave setupモデルの高度化を行う。
■予測モデルやシステムの検証等業務化に向けた対応
異常潮位や陸棚波等、特に沿岸域における詳細な海洋現象の再現を目的として、気象研究所が開発を進めている高精度な海況予測・解析モデルについて、現業利用に向けた事例検証を行う。
■日本海に関する海洋気象に関する調査と発表
毎月10日、20日、末日に日本海の海面水温や対馬暖流の状況と1ヶ月先までの予測情報を発表する。
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