災害名 | 年月日 | 概要 | 被害状況 |
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浸水害 山がけ崩れ害 |
平成26年 (2014年) 8月15日 ~8月17日 |
北陸地方に停帯する前線に向かって、南から暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となった。県内では、この前線の影響で大雨となり、8 月15 日から17 日にかけての雨量は、羽咋で286.5 ミリ、白山吉野で247.0ミリ、七尾で226.5ミリ、宝達志水で220.0ミリ、加賀菅谷で205.5ミリ、金沢で182.0ミリを観測した。日最大1 時間降水量は、七尾で45.5ミリ、金沢で44.0ミリ、羽咋で40.5ミリを観測した。 |
羽咋市で死者1名をはじめとして、羽咋市や七尾市、宝達志水町など能登南部を中心に住家被害48棟(床上浸水1棟、床下浸水47棟)、非住家被害9棟、道路通行止め16路線16箇所などの被害が発生した。 |
山がけ崩れ害 浸水害 強雨害 洪水害 |
平成23年 (2011年) 9月19日 ~9月22日 |
台風第15号が九州の南海上にあってゆっくり北東に進み、前線が本州付近に停滞した。この前線に向かって台風から暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発となって、県内では大雨となった。19日0時から22日9時にかけての雨量は金沢で244.5ミリ、輪島で338.0ミリ、珠洲で277.0ミリ、七尾で301.5ミリを観測した。 |
輪島市で負傷者1名、白山市で負傷者2名のほか、珠洲市や志賀町など能登北部を中心に住家被害1棟、非住家被害10棟、道路通行止め21路線23箇所、路肩決壊57件、河川護岸決壊65件などの被害が発生した。 |
大雨害 強雨害 長雨害 |
平成20年 (2008年) 7月28日 |
北陸付近には停滞前線があって石川県付近をゆっくり南下した。この前線に伴う雨雲は、28日未明から強まり県内では朝方から局地的に猛烈な雨となり、金沢市の山沿いを中心に1時間に100ミリ以上の大雨となった。また、医王山では5時から10時までの5時間で110.5ミリを観測した。 |
金沢市を流れる浅野川が、溢水し、2000棟近くの床上床下浸水の被害が発生した。また、浅野川流域の住民約2万世帯に避難指示が出され、市内の一部の県道では、土砂崩れや路面冠水等で通行止めとなるなどの被害が発生した。 |
浸水害 山がけ崩れ害 土石流害 |
平成18年 (2006年) 7月15日 ~7月19日 |
日本海から北陸地方にのびる梅雨前線の活動が活発となり、強い雨雲が北陸地方に次々と流れ込んだ。このため、石川県では7月15日から19日にかけ能登北部や加賀南部を中心に大雨となった。県内では、15日の朝には能登北部の輪島市や能登町で1時間に70ミリを超える記録的な大雨を観測した。加賀南部では16日の宵のうちから17日の朝の内までに100ミリを超える大雨となった。 |
輪島市や能登町などで山・がけ崩れや浸水害が発生した。加賀南部の小松市や加賀市では多数の床上・床下浸水や山・がけ崩れが発生した。 |
大雨害 強雨害 長雨害 |
昭和60年 (1985年) 7月3日 ~7月14日 |
この期間、梅雨前線が北陸地方に停滞し、前線上を低気圧が次々と通過したため、県内全域で総降水量が500ミリ以上の大雨となった。特に中能登地方で総降水量、被害とも大きかった。 |
死者9名、負傷者33名、住宅損壊45棟、床上浸水216棟、床下浸水1686棟、田畑の冠水2411ha、道路の損壊128箇所、橋梁の損壊6箇所、山・崖崩れ225箇所、堤防の決壊20箇所。 |
強風害 | 平成3年 (1991年) 9月27日 ~9月28日 |
大型で非常に強い台風19号が、27日午後4時頃長崎県佐世保市の南に上陸。その後日本海に抜け、山陰沖を北東に進み、28日午後2時頃石川県地方に最も接近した後、秋田沖から北海道道央を通りオホーツク海へ抜けた。 |
死者1名、負傷者54名、住宅全壊7棟、住宅一部破損1万1747棟、被害総額約263億円。 |
積雪害 | 昭和56年 (1981年) 前年12月末 ~1月23日 |
前年12月末から始まった大雪は、その後も6~7日の周期で冬型気圧配置が強まり、その都度強い降雪となった。特に県南部の山間部を中心に積雪量が増加した。 |
死者2名、負傷者52名、住宅全壊2棟、住宅半壊2棟、非住宅損壊91棟、床下浸水48棟。 |
積雪害 | 昭和38年 (1963年) 1月11日 ~1月27日 |
1月は大陸高気圧の異常発達により特に11日~27日に北陸地方平野部は記録的な大雪となり、交通機関不通をはじめ死者、家屋倒壊、同浸水など大きな被害を出した。 |
死者24名、行方不明1名、負傷者151名、住宅全壊132棟、住宅半壊405棟、道路損壊106箇所、鉄軌道被害6箇所。 |