関西航空地方気象台
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 滑走路視距離(RVR)

滑走路視距離(RVR)の観測
観測の目的 ★視程の悪い時は滑走路の視認が難しく、空港の施設である灯火を頼りに離着陸するため、灯火の見え具合を表す滑走路視距離(RVR:Runway Visual Range)の値は重要な要素です。
観測場所 ★滑走路の接地帯付近に設置しています。
★パイロットの高さに近い高さ(2~3m)に設置しています。
★滑走路両端のRVRは主に着陸時の視距離を観測するために設置しています。
★滑走路中央のRVRは離陸時における視距離を観測するために設置しています。
観測事項 ★卓越視程・方向視程が1500m以下、またはRVRの値のいずれかが2000m以下である場合に観測します。
★投光部から投射した光は霧粒などで散乱します。受光部はこの散乱光を受けて、受光量に比例した強さの電気信号に変換して出力します。この出力をもとに、MOR(気象光学距離)が計算され、滑走路灯火の明るさなども加えてRVR(滑走路視距離)が求められます。
★10分間平均値  ★前10分間の1分間最小値、最大値  ★前10分間の変化傾向
保  守 ★正確な測定を行うため、レンズの清掃を定期的に行います。
★MOR(気象光学距離)を目視の視程と比較することにより、常に品質の管理に努めています。
滑走路視距離観測装置滑走路視距離観測装置 滑走路視距離の観測場所