ブリューワー分光光度計の校正

常数校正と観測結果

校正方法
選別された世界基準の照度を持つ1000W標準ランプによる照射と、準器(基準となる測器)との太陽光を使用した測器相互比較観測により測器の常数を校正しています。 国内の各観測官署の測器は、定常的に常数の校正を行っています。
国際測器相互比較
ブリューワー分光光度計によるオゾン全量観測は、カナダ環境・気候変動省(ECCC)が保有する、WMOの世界基準器群に基づいて校正することが求められています。 ECCCの世界基準器群の校正は、ハワイ・マウナロア観測所における絶対検定により数年毎に行われています。 気象庁は、国内のオゾン全量観測の精度維持のため、定期的に国内準器と世界基準器群との相互比較を実施しています。
測器の維持・管理
ブリューワー分光光度計は、高精度の分光測器であるため、その維持と管理が重要です。 定期的に国内測器のオーバーホールを実施するとともに、各測器の全ての常数を管理しています。
観測結果
観測結果は、気象庁オゾン層情報センターから世界オゾン紫外線資料センター(WOUDC)へ送付して、世界的に公開されています。
紫外線量一日の変化のグラフ

紫外線量一日の変化

紫外線量の季節変化(2017年)のグラフ

紫外線量の季節変化(2017年)

紫外線量の経年変化のグラフ

紫外線量の経年変化

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