京都府の地震
2024年2月の京都府南部の地震活動
・京都府南部の地震活動状況
2月14日15時29分に京都府南部を震源とする深さ12km、マグニチュード(以下、M)4.4 の地震が発生し、京都市伏見区で最大震度4を観測しました。
今回の地震は、下記コンテンツ「2022年3月から6月にかけての京都府南部の地震活動」に掲載の通り、2022 年3月31 日23 時34 分に発生し、その後、2022 年6月にかけて地震活動が活発と
なった地震の活動領域の西側で発生しています(図1)。また、14 日の最大震度4を観測した地震に続き、翌日15 日には最大震度3を観測した地震が1回、最大震度1を観測した地震が17日に
2回、28日に1回発生しました(図2)。
今後も地震活動状況を注意深く監視していきます。なお、この地震について解説資料を作成し、京都地方気象台ホームページの「新着情報」に掲載していますので、ご覧ください。
(トップページから該当する新着情報が見当たらない場合は、「過去の新着情報」→「令和6年(2024 年)の新着情報」よりご覧ください)
2022年3月から6月にかけての京都府南部の地震活動
京都府の地震の特徴と主な被害地震
京都府に被害を及ぼす地震は、主に陸域の浅い地震です。
陸域で発生した地震で、京都府での本格的な被害地震の記録が残っているのは、
976年の地震(マグニチュード6.7以上)からです。
976年の地震では、京都府南部や滋賀県で死者50名以上を含む被害が生じました(日本被害地震総覧)。
慶長伏見地震と呼ばれる1596年の地震では、被害は畿内に広く分布し、
特に、京都では三条から伏見の間で被害が最も多く、伏見城天守閣が大破し、石垣が崩れて500余名の圧死者が生じました(日本被害地震総覧)。
明治以降では、丹後半島を中心に甚大な被害を及ぼした1927年の北丹後地震(M7.3)が知られています。