京都地方気象台ホームページをご覧いただきありがとうございます。台長の金田芳彦です。
京都地方気象台は、京都府が京都御苑内に設立した観測台で1880年(明治13年)10月15日に気象観測を開始し、今年10月で144周年となります。また、周年で言えば気象庁のマスコットキャラクターである「はれるん」は今年の6月1日で20周年となり、来年は気象業務150周年を迎えます。
今年も7月に入り、1年の折り返しとなりました。振り返りますと、梅雨入り前の5月の下旬には早くも府内の広い範囲で警報発表となり、梅雨入り後も大雨による警報発表が何回かありました。今年は台風による大きな被害は府内で出ていませんが、昨年は8月に台風第7号による影響で大雨となり、特に北部では台風が接近する前に局地的な大雨で大きな被害が出ました。夏から秋にかけて台風の状況にも注意が必要です。
また地震についても、今年の元日には令和6年能登半島地震が発生し、京都府の沿岸に津波注意報を発表し、実際に津波を観測しました。地震はいつくるかわかりませんが、普段からできる備えをしておくことが大切です。
京都地方気象台では、気象や地震などの自然災害から、ひとりでも多くの皆様が身を守れるよう、職員が一丸となり防災・減災に取り組んで参りますので、どうぞよろしくお願いします。
令和6年7月9日 京都地方気象台長 金田 芳彦 (かなだ よしひこ)