7月29日にマリアナ諸島近海で発生した台風第11号は、フィリピンの東海上を発達しながら進み、強い勢力となって日本の南海上をゆっくりと北上した。10日6時過ぎに高知県安芸市付近に上陸した。 その後も四国地方をゆっくり北北東に進み、10日10時過ぎに兵庫県赤穂市付近に再上陸、近畿地方を北北東進して10日14時前に日本海に抜けた。 降り始めの8月8日9時から10日24時までの総雨量は、南丹市園部で310.5mm、京都市京北で275.0mm、長岡京市長岡京で272.5mmを観測するなど各地で平年の8月の月降水量の2倍以上となる記録的な大雨となった。
この台風の影響で、京都府では負傷者が2名出た。また、住宅の一部損壊5軒、床上浸水20軒、床下浸水40軒の被害が発生した（京都府災害警戒本部調べ：8月11日13時30分現在）