京都府の災害事例

令和3年8月11日から20日にかけての前線による大雨について

8月11日から20日にかけて、西日本に前線が停滞し、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだため、大気の状態が非常に不安定となり、京都府では非常に激しい雨が降り、広い範囲で大雨となりました。 降り始めの11日21時から20日17時までの総降水量は、長岡京で485.5ミリを観測しました。これは、8月の月降水量平年値の3倍以上となっています。 このほか、多いところでは、京都市中京区で395.0ミリ、京田辺で384.0ミリ、福知山市坂浦で319.5ミリ、福知山市荒河で317.0ミリを観測しました。 また、期間中の日最大1時間降水量は、京都市中京区で51.0ミリの非常に激しい雨を観測したほか、長岡京、京田辺で1時間30ミリ以上の激しい雨を観測しました。 また、日降水量が、長岡京で161.5ミリ、京丹後市峰山で135.0ミリ、福知山市坂浦で133.0ミリを観測し、日降水量の8月としての第1位を更新しました。 14日には京都府と京都地方気象台は共同で、土砂災害の危険度が極めて高まった京都市左京区、京都市東山区、京都市伏見区、京都市山科区、京都市西京区、亀岡市、向日市、長岡京市に土砂災害警戒情報を発表し、土砂災害への警戒を呼びかけました。
この大雨により、住家被害では一部損壊4棟(非住家2棟含む)、床上浸水17棟(非住家9棟含む)、床下浸水43棟(非住家7棟含む)が発生し、交通機関の運休、道路の通行止め、土砂災害、河川の溢水、農業水産被害などが発生しました【20日09時現在:京都府調べ】】

資料 作成者 作成日 概要
2021年8月15日の京都府 における大雨 強雨 による山がけ崩れ害 強雨害 浸水害 その他(雨害) 京都地方気象台 2021年8月15日の京都府 における大雨 強雨 による山がけ崩れ害 強雨害 浸水害 その他(雨害)
令和3年8月11日から20日にかけての前線による大雨について(京都府の気象速報) 京都地方気象台 令和3年8月11日から20日にかけての前線による大雨について(京都府の気象速報)