3日の西日本は、東シナ海から九州の西をゆっくり北上した台風第4号と、日本の東海上に中心を持つ高気圧の縁を回る南からの暖かく湿った空気の影響で、大気の状態が不安定となりました。 このため、京都府では局地的な大雨となり、3日13時30分までの1時間に京丹波町南部付近で約100ミリ、福知山市南部付近では約90ミリの猛烈な雨が解析され、いずれも京都府記録的短時間大雨情報を発表しました。 また、京都市、福知山市、綾部市、南丹市、京丹波町の各地域を対象に土砂災害警戒情報を発表しました。
この大雨により、人的被害はなかったものの、京丹波町で床上浸水1棟、床下浸水29棟。福知山市で床下浸水3棟の被害がありました。 京都縦貫自動車道では京丹波みずほICから京丹波わちICの区間において、土砂崩れが発生し、現在も通行止めとなっている他、京丹波町で14箇所の土砂崩れが発生しました。 また、京都府管理河川である土師川の三俣観測所で氾濫危険水位を超過しました。【被害状況：4日8時現在、京都府調べ】