8月8日09時に南鳥島近海で発生した台風第7号は、12日には父島の北をゆっくりとした速さで北西に進み、15日05時前に和歌山県潮岬付近に上陸しました。 その後、紀伊半島を北北西に進み、15日13時頃には兵庫県明石市付近に再上陸し進路を北に変え、夕方に京都府に最も接近したのち、15日20時頃には日本海に抜けて、能登半島沖を北に進みました。 台風の影響で、京都府内は14日から16日にかけて局地的な大雨や強風を伴った大雨となり、この大雨によって、記録的短時間大雨情報を発表し、土砂災害警戒情報を舞鶴市や綾部市、福知山市や与謝野町に発表しました。 京都府では、降り始めの13日22時から17日09時までの総降水量は、綾部市睦寄町で297.5ミリを観測しました。また、期間中の最大1時間降水量は、福知山市坂浦で83.5ミリ、宮津で69.5ミリを観測しました。 最大3時間降水量は福知山市坂浦で110.5ミリ、舞鶴で84.0ミリを観測し、いずれも8月の1位を更新しました。また最大6時間降水量は、綾部市睦寄町で190.0ミリを観測し年間の1位を更新しました。 風について、13日から17日09時までの最大瞬間風速は、京都市中京区（京都地方気象台）で北東の風25.3メートル（15日08時52分）、京田辺で東の風23.8メートル（15日10時23分）を観測し、 最大風速は京丹後市間人で北東の風17.4メートル（15日12時36分）、京田辺で東の風13.2メートル（15日10時30分）を観測しました。京都市中京区（京都地方気象台）と京田辺で観測した風はいずれも8月の1位を更新しました。
この台風の影響で、京都府内は強風にあおられて6人が転倒し軽傷となった他、住家の一部破損5棟、床上浸水37棟、床下浸水160棟や非住家などの被害や、土砂崩れや倒木などによって孤立集落の発生（17日09時の時点で孤立解消）や道路の通行止め、 公共交通機関の運休などが発生しました。【被害状況：17日09時現在　京都府調べ】