前橋地方気象台長からのメッセージ

台長写真

いつも前橋地方気象台のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

第96回選抜高校野球大会は、群馬県の健大高崎の優勝で終えました。群馬県民の方々は特にお喜びのことと思います。おめでとうございます。かくいうわたし自身も、富岡市の実家で決勝戦を拝見しました。明日からの、新しい職場である前橋地方気象台での勤務の前に、勝手ながらとてもうれしいプレゼントをいただいたように思い、感動いたしました。改めまして健大高崎のみなさま、優勝おめでとうございます。

わたしは群馬県富岡市の出身です。気象庁に入庁するまで富岡市で過ごしました。群馬県民ならおなじみの「上毛かるた」のおかげで、ぐんま愛にあふれた大人に成長しました。気象庁では今まで気象大学校、甲府地方気象台、気象衛星センター、気象庁本庁、気象研究所、宇都宮地方気象台の勤務を経験しましたが、その過程で、地元である前橋地方気象台で勤務ができたら気象庁人生で思い残すことはない、と考えるようになりました。このため、本日こちらに着任できたことを心からうれしく、光栄に思います。

さて、気象庁の推進すべき最重要項目の一つに地域防災支援があります。わたしたちが緊急時に最高のパフォーマンスを発揮するためには、平常時から自治体や地域住民のみなさまと「顔の見える関係」を構築できていることが非常に重要になります。台長には、群馬県内の各市町村の首長を訪問し、首長ホットラインが確実に機能するよう確認を行い、緊急時には首長に真っ先に顔を思い出してもらえるようにすることが大きな役割としてあります。とても大事な役割ですが、育てていただいた地元群馬県への恩返しとして真摯に台長を務め、県、各市町村と前橋地方気象台の間の、真の「顔の見える関係」の構築ができたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

令和6年4月1日
前橋地方気象台長 大和田 浩美(おおわだ ひろみ)