松江の気候変化
松江地方気象台での観測結果をグラフ化しています。
【気温】
【気温階級別日数】
真夏日日数には、変化傾向は見られません。
猛暑日日数、熱帯夜日数は、増加しています。
冬日日数は、減少しています。
(期間:1940年~2020年)
※緑の棒は毎年の値、青い折れ線は5年移動平均、赤い直線は長期的な変化傾向を示す。
【降水量】
年降水量には、1950年代~1960年代にかけて雨が多かった影響により、減少傾向が現れています。
(期間:1940年~2020年)
※緑の棒は毎年の値、青い折れ線は5年移動平均、赤い直線は長期的な変化傾向を示す。
【生物】
※黒い折れ線は毎年の値、青い折れ線は5年移動平均値、赤い直線は長期的な変化傾向を示す。
気象庁では、植物の開花、満開、紅(黄)葉や動物の初見、初鳴などを観測しています。観測された結果は、季節の遅れ進みや、気候の違いなど総合的な気象状況の推移を知るのに用いられています。
松江のさくらの開花は1953年以降の期間では50年あたり約7日早くなっています。
さくらの開花日の変化は、発現前の平均気温との相関が高いことから、上記の変化傾向の要因の一つとして長期的な気温上昇の影響が考えられます。
松江のさくらの開花日とは、松江地方気象台の標本木で5~6輪以上の花が開いた状態となった最初の日をいい、観測の対象は「そめいよしの」です。