【2021年度の取組み】
愛媛県内市町の首長訪問   首長との信頼関係を深化
 訪問の際、各市町の首長に対し、気象台は下記のような取組みを表明しています。
  ・首長と気象台長及び市町の防災担当者と気象台の担当者のホットラインの構築
  ・気象防災ワークショップの全市町での実施
  ・災害発生時にはJETT(気象庁防災対応支援チーム)の派遣による気象解説等の実施
  ・気象防災データベースの効果的な利用
  ・防災タイムライン構築への支援
2021年12月8日 鬼北町長を訪問しました
鬼北町長との懇談写真  今回、鬼北町の兵頭町長を訪問しました。
 兵頭町長からは、以前、気象台の職員が講演を行ったことや、気象台が以前と比べて地域防災など広く取り組みを行っていることに関してお礼をいただきました。
 金田台長からは、引き続き、連携強化についてのお願いと「地域防災支援業務」「顕著な大雨に関する情報」「気象防災アドバイザー」について説明を行いました。
 その後、町長から、大雨警報時等の町の防災に関する対応状況の説明を頂き、また警報の運用について要望をいただきました。
 台長からはお互いの状況を知り、課題を出し合っていくことが大事であり、意見をいただけることが有り難いとお伝えし、鬼北町と気象台が課題に取り組んでいくことについて認識の共有を行いました。
 その他、町長からは温暖化や大雪の状況、町の施策・産業・観光の状況など多岐にわたる説明をいただきました。
 最後に、台長が町長にコミュニケーションカードをお渡しして、懇談は終了しました。
2021年12月8日 松野町長を訪問しました
松野町長との懇談写真  今回、松野町の坂本町長を訪問しました。
 坂本町長からは、日頃からの情報提供へのお礼と引き続き協力体制強化についてお願いしたいと話がありました。
 金田台長からも、引き続き、連携についてのお願いと気象庁の新たな施策等について説明を行いました。
 町長からは、防災への取り組みとして、松野町は広報誌等で土砂災害や大雨警報基準の指標について取り上げ周知・広報を行っているとの紹介や、住民を明るいうちに避難させたいので、事前の見込み等の情報を希望され、台長からもしっかりと対応していきたいと伝えました。
 また、地震についても関心を持たれており、最近の地震活動の状況について質問を受けました。
 現庁舎の隣に建設中の新庁舎については、防災拠点施設とする計画であることや避難所としての機能も果たすことなど、今後の防災体制について説明を受けました。
 最後に、今後も連絡を密に取っていくことを確認し、懇談は終了しました。
2021年12月3日 今治市長を訪問しました
今治市長との懇談写真  今回、今治市の徳永市長を訪問しました。
 金田台長から、「今回は新型コロナの影響で訪問が遅れたが、顔の見える関係を深化するためにお伺いした」との挨拶から懇談が始まりました。
 地域支援、気象防災アドバイザーや、今年度、運用を開始した線状降水帯をキーワードとした「顕著な大雨に関する情報」等についての説明と気象庁としても更に予報精度向上に努めることを説明しました。
 徳永市長からは、「自然災害から住民の生命や財産を守っていくため、気象台からの情報発信は大変役に立っている。タイムリーな連携により早め早め、先手の対応を取っている」と話され、住民の命や財産を守るという強い信念も持たれていると感じました。
 最後に、今後も引き続き情報共有を密にして、防災対応を行っていくことを確認し懇談は終了しました。
2021年12月2日 愛南町長を訪問しました
愛南町長との懇談写真  今回、愛南町の清水町長を訪問しました。
 金田台長から、4月に着任したが新型コロナの影響で挨拶が遅れたことを詫びて、ホットラインの番号確認を行い、顔の見える関係の深化をお願いするとともに、気象台の持っている情報は、担当者ホットラインなどを通じて、共有し、同じ意識をもって対応していきたいと伝えました。
 清水町長からは、近年の愛南町の災害状況を説明いただき、町の防災のため、線状降水帯や地球温暖化に注目されていることや、近年気象台とは首長訪問や担当者間での連携を通じてオープンな関係になってきており、防災対応に役立っているので、引き続きお願いしたいとの話がありました。
 最後に、引き続きスムーズな情報共有と両者間の連携強化を行うことを確認し懇談は終了しました。
2021年11月26日 上島町長を訪問しました
上島町長との懇談写真  今回、上島町の上村町長を訪問しました。
 上村町長からは、気象台からの情報を参考にさせていただいていると話がありました。また、台風のコースによる上島町への影響の違いや瀬戸内海の霧、上島町役場に掲げている津波フラッグであるU旗を使ったUW旗(並べて掲げることで「ご安航を祈る」となる)などについて話がありました。
 金田台長からは、昨年気象台を訪問していただいたことに感謝を伝え、「あなたの町の予報官」による地域防災支援業務の取組や、今年度、運用を開始した線状降水帯をキーワードとした「顕著な大雨に関する情報」等、気象庁の施策について説明し、引き続き市町と気象台で意思疎通を図れるよう協力をお願いしました。
 最後に、上村町長から気象の事は気象台に問い合わせるので、協力をお願いすると話があり、ホットラインの確認を行い懇談は終了しました。
2021年11月25日 八幡浜市長を訪問しました
八幡浜市長との懇談写真  今回、八幡浜市の大城市長を訪問しました。
 挨拶のあと、金田台長から「あなたの町の予報官」による地域防災支援業務について、地域防災の取組の一つとして勉強会などを通じ担当者同士の意思疎通が進むことが重要で、そのことにより情報を理解し合えるようになると伝えました。また、近年は気象の状況も変わってきているが、今年は大きな災害も無く良かったとの話をしました。
 大城市長からは、気象庁の情報は重要であり、避難情報を発表する上において、気象状況や今後の予想について情報交換を密にして解説等をお願いしたいとの話がありました。更に、市民の方には災害が発生する可能性があれば早めに行動してもらいたいとの話や、高齢者等避難や避難指示の解除の難しさについて話がありました。
 また、近年の気象状況から、長雨による災害の発生を危惧されているとのことで、最後に、両者間で意思疎通を行い今後も対応していくことを確認し懇談は終了しました。
2021年11月24日 内子町長を訪問しました
内子町長との懇談写真  今回、内子町の小野植町長を訪問し、懇談を行いました。
 金田台長から、気象台が発表する情報を市町の防災活動に役立てていただくため、また、防災対応を円滑に進めていただくために、直接お会いして、日頃より顔の見える関係を築くことが重要であることを伝え町長と考えを共有しました。
 小野植町長からは、平成30年7月豪雨における町内の被害についてお話があり、ハード面での防災対策の紹介とともに、防災気象情報の利用についての話やWeb会議、ホットラインでは、避難のためのタイミングなど、きめ細かな情報の提供について要望をいただきました。
 また、町内にスキー場があることから、今冬の雪の予想、更には気象や防災について幅広く情報交換を行いました。
 最後に、ホットラインの電話番号をお伝えし、引き続き両者間の連携強化を進めることを確認し、懇談を終了しました。
2021年11月24日 西予市長を訪問しました
西予市長との懇談写真  今回、西予市の管家市長を訪問し、懇談を行いました。
 管家市長からは、日ごろの気象台からの防災気象情報やホットラインなどは防災対応時において非常に役立っているとお礼をいただきました。
 金田台長からは、今後も気象台が持っている情報を適切に伝えるため、ホットラインなども活用して、情報提供をしていきたいと伝えました。
 また、市長から、南海トラフ地震に伴う津波について心配しているとお話があり、気象庁としても緊急地震速報や南海トラフ地震に関連する情報を発信しているが、もしもの時に連携が取れるよう顔の見える関係を深めていきたいことを伝えました。
 最後に、両者間の連携強化について、また市長とのホットライン用の電話番号を確認し、写真撮影で懇談を締めくくりました。
2021年11月9日 宇和島市長を訪問しました
宇和島市長との懇談写真  今回、宇和島市の岡原市長を訪問しました。
 岡原市長からは、市では、平成30年7月豪雨を教訓に、早めに避難情報を出せるよう取り組みを行っており、担当者間で頻繁に連絡を取らせてもらっていると話され、日頃のホットラインによる情報提供についてお礼をいただきました。
 また、令和2年1月に宇和島市で強風による被害があったため、そのような可能性がある場合も含め、引き続き情報提供をお願いしたいと話をいただきました。
 金田台長からは、引き続き、連携強化の継続と「令和3年度の地域防災支援業務」「顕著な大雨に関する情報」「気象防災アドバイザー」について説明を行いました。
 線状降水帯による大雨については、熊本県で発達した雨雲がそのまま進むと宇和島市に入ってくるため、その動きを気にしていたなど、宇和島市の防災対応に関連して多岐にわたる意見交換を行いました。
 最後に、市長から些細なことでもいいので情報提供をお願いしたいと話をいただき、今後も両者間で連携強化を続けていくことについて確認し懇談は終了しました。
2021年11月9日 伊方町長を訪問しました
伊方町長との懇談写真  今回、伊方町の高門町長を訪問しました。
 高門町長からは、町として最も心配しているのは南海トラフ巨大地震による津波であり、地震発生時の津波到達時間などについて質問を受けました。また、町としては地元高校生の発案によるみかん倉庫を避難場所として利用する取り組みや、可能であれば孤立を防ぐため、各集落に簡易でもヘリポートを設置したいとの考えについて紹介を受けました。
 金田台長からは、引き続き、連携についてのお願いと「令和3年度の地域防災支援業務」「顕著な大雨に関する情報」「気象防災アドバイザー」について説明を行いました。
 また、柑橘類の生育に影響するため季節予報の話など、伊方町の産業・観光などに関係する気象・地震の話題など、多岐にわたる意見交換を行いました。
 最後に、「災害への備えは町としての取組であるので、今後もよろしくお願いしたい」と町長から話をいただき、ホットラインの番号を確認して懇談は終了しました。
2021年10月20日 砥部町長を訪問しました
砥部町長との懇談写真  今回、砥部町の佐川町長を訪問しました。
 金田台長から、今回は新型コロナの影響で、台風のシーズンが始まってからの訪問となった説明を行い、日頃からきめ細かな防災情報をお伝えするためにも顔の見える関係を作ることが必要で、また、相手の立場に立った情報をお伝えするためにもお会いして話をし、今後の防災対応に繋げていきたいとの挨拶で懇談が始まりました。
 今年度、運用を開始した線状降水帯をキーワードとした「顕著な大雨に関する情報」等についての説明と気象庁としても更に予報精度向上に努めることを説明しました。
 佐川町長からは、近年、線状降水帯など過去にはない雨の降り方をしていることに大変危惧しているとの話があり、最後に引き続き情報共有を密にして、防災対応を行っていくことを確認しました。
2021年10月20日 久万高原町長を訪問しました
久万高原町長との懇談写真  今回、久万高原町の河野町長を訪問しました。
 河野町長からは、「近年、豪雨災害などは毎年のように発生し、大規模化している。このため、今まで災害の無かった地域でも災害が発生してもおかしくないため、当町でも気をつける必要があると感じている。」と、気象災害に対する心構えをいただきました。また、気象台に対して、日頃のホットラインによる情報提供についてお礼をいただきました。
 金田台長からも、引き続き、連携についてのお願いと「令和3年度の地域防災支援業務」「顕著な大雨に関する情報」「気象防災アドバイザー」について説明をしました。
 最後に、引き続き、両者間の連携強化について確認し懇談は終了しました。
2021年10月15日 東温市長を訪問しました
東温市長との懇談写真  今回、東温市の加藤市長を訪問しました。
 金田台長から、日頃から情報を発表する気象台と情報を利用してもらう市町の間で意思疎通を行うことが重要であり、顔を合わせることで今後もより円滑に防災対応が進められることから、今回、来訪させていただいたことを伝え、気象台の市町支援の取り組みや、今年度運用開始した「顕著な大雨に関する情報」などについて説明しました。
 市長からは、「東温市は自然豊かで水にも恵まれているが、大雨が降ると土砂や河川の災害のおそれがある。河川の底には土砂が堆積しているため、下流は大変なことになる。気象台からのいち早い情報は大変ありがたい」との言葉をいただきました。
 また、「避難情報の発令は明るいうちを心掛けている。空振りも覚悟で避難情報の発令に努めている」等、住民の命や財産を守るという強い信念も持たれていると感じました。
 最後に、引き続き、スムーズな情報共有と両者間の連携強化を行うことを確認し懇談は終了しました。
2021年10月13日 松前町長を訪問しました
松前町長との懇談写真  今回、松前町の岡本町長を訪問しました。
 金田台長から、日頃から情報を発表する気象台と情報を利用してもらう市町の間で意思疎通を行うことが重要であり、顔を合わせることで今後もより円滑に防災対応が進められることから、今回、来訪させていただいたことを伝え、気象台の市町支援の取り組みや、今年度運用開始した「顕著な大雨に関する情報」などについて説明しました。
 町長からは、松前町では、重信川が破堤すると町全体が浸水するため、広域避難が必要であることから、1日程度早い段階での情報提供を求められました。
 これに対して、台長からは、予測精度の問題もあり、気象庁でも改善を行っているが、早い情報提供には限界があること、その分、ホットラインで早め早めの情報提供をしていくことを伝え、ご理解いただきました。
 最後に、引き続き、スムーズな情報共有と両者間の連携強化を行うことを確認し懇談は終了しました。
2021年10月13日 伊予市長を訪問しました
伊予市長との懇談写真  今回、伊予市の武智市長を訪問しました。
 金田台長から、4月に着任したが新型コロナの影響で挨拶が遅れたことを詫びて、ホットラインの番号確認を行い、顔の見える関係の深化をお願いしました。
 市長からは、初めて愛媛県に勤務する台長に対して、伊予市の特徴や状況を説明いただきました。
 また、気象台の予報が当たることを実感された話や、気候問題に関連して、適応策の重要性だけでなく、SDGsに本気で取り組んでいく必要があることや、地震に関連して原子力防災についての思いや、伊予市の発展にかかることなど、多岐にわたる説明をいただき、意見交換を行いました。
 最後に、引き続き、スムーズな情報共有と両者間の連携強化を行うことを確認し懇談は終了しました。
2021年10月12日 新居浜市長を訪問しました
新居浜市長との懇談写真  今回、新居浜市の石川市長を訪問しました。
 金田台長から、顔の見える関係を築くことが円滑な情報交換につながることから、訪問させていたただいた事、早め早めに情報を伝えていく事により、市町の防災対策・対応・準備に役立てていただけると考え、ホットラインによる解説を行っていることを伝えました。
 また、今年度、運用を開始した線状降水帯をキーワードとした「顕著な大雨に関する情報」等について説明しました。
 石川市長からは、気象台からいただく情報を利用しており、早めの情報共有が一番役に立つと話がありました。今後も引き続き情報共有を密にして、防災対応を行っていきたいと話がありました。
 引き続き、両者間の連携強化について確認し懇談は終了しました。
2021年10月12日 四国中央市長を訪問しました
今治市長との懇談写真  今回、四国中央市の篠原市長を訪問しました。
 金田台長から、日頃から情報を発表する気象台と情報を利用してもらう市町の間で意思疎通を行うことが重要であり、顔を合わせることで今後もより円滑に防災対応が進められることから、今回、来訪させていただいたことを伝え、今年度、運用を開始した線状降水帯をキーワードとした「顕著な大雨に関する情報」等、気象庁の施策について説明しました。
 篠原市長からは、局地的な大雨や四国中央市で吹くやまじ風への対応について、農業だけでなく漁業へも影響があるため、少しでも早く限定的な予想が欲しいとの話がありました。
 四国中央市では複数の機関から情報を入手して市の防災有線告知システムで気をつけるよう市民のみなさんへ周知していることなどの防災対策に関しても話がありました。
 最後に、引き続き、スムーズな情報共有と両者間の連携強化を行うことを確認し懇談は終了しました。
2021年10月7日 西条市長を訪問しました
西条市長との懇談写真  新型コロナの影響で訪問する機会がありませんでしたが、今回、西条市の玉井市長を訪問しました。
 金田台長から、今年度、運用を開始した「顕著な大雨に関する情報」となる状降水帯をキーワードとした情報について説明しました。
 玉井市長からは、近年、線状降水帯という言葉がよく聞かれるようになった。平成30年7月豪雨では西条市も大雨となったが幸い大きな災害には至らなかったが、西条市は、海抜0mから標高2,000mの地形を有しており、大雨が降ると大きな災害が発生することは日ごろから心に留めて対応する必要があるとの話しがありました。
 最後に、市民の財産を守る大きな使命を担っており、緊張感をもって対応するためにも、関係機関と連携を密に取ることが一番である。「信頼関係を持つことがスムーズな情報の伝達の最初である」とのお話をいただき、引き続き、両者間の連携強化について確認し懇談は終了しました。
2021年8月27日 松山市長を訪問しました
松山市長との懇談写真  松山市の野志市長を訪問し、懇談を行いました。
 野志市長からは、開口一番、日ごろから、気象台とのホットラインによって、早い防災対応ができているとして、お礼をいただきました。台長からは、気象台が持っている情報を、適切に伝えるため、ホットラインなども活用して、今後も情報提供をしていきたいと伝えました。
 また、市長からは、ご自身の体験などから、松山市民の生命と財産を守るため、防災に力を入れており、担当者に無理も言っているが大変頑張ってもらっているというお話があり、担当者からは、気象台との常日頃の付き合いにより、防災対応の判断に非常に役立っていると説明をいただき、顔の見える関係ができていることを確認しました。
 今後も、顔の見える関係を深化させ関係を強化していくことを確認し、最後に写真撮影を行い、懇談を締めくくりました。
2021年8月3日 大洲市長を訪問しました
大洲市長との懇談写真  今年度初めての首長訪問として、大洲市の二宮市長を訪問しました。今年度4月に台長が交代したことから、早い訪問を計画していたものの、新型コロナの影響や梅雨入りが早く防災対応が続いたこともあり予定が立たず、この時期になりました。
 二宮市長に対して、今年度の松山地方気象台の取り組みや気象庁の改善施策などを説明しました。
 市長からは、各施策について興味を持っていただくとともに、「普段から、顔の見える関係が必要であり、職員同士の訓練や勉強会などの交流も必要」、副市長からも「気象状況を確認するツールの中身を知って判断することが必要」と言っていただきました。
 気象台としても、継続して交流を深め、顔の見える関係作りを進めたいと考えており、新型コロナの感染状況も確認しつつWebの利用を含め対応していくことを伝え、方向性が同じであることを確認しました。
 また、市長とのホットラインのための電話番号を確認し、最後に写真撮影を行って今後の関係強化を確認しました。