多機能型地震計
・西条市丹原町鞍瀬
・大洲市豊茂
・愛媛鬼北町成川

計測震度計
・松山市北持田町
・今治市南宝来町二丁目
・新居浜市一宮町
・八幡浜市広瀬
・西予市野村町
・宇和島市住吉町
 

巨大津波観測計(検潮所付近)
松山(検潮所)
宇和島(検潮所)
 
県内地震津波観測施設配置図
震度観測について

 気象庁は、1884年(明治17年)以来、130年以上震度観測を実施しています。 観測開始以来、震度観測は体感で行ってきましたが、観測を客観的に行い、その成果を迅速に発表するために、気象庁は、1991年(平成3年)、世界に先駆けて震度計を開発しました。

1996年(平成8年)4月からは、震度観測は全面的に震度計で行うこととし、体感による観測は廃止しました。 同年10月からは、現在の10階級の震度階級(震度5及び震度6をそれぞれ弱・強の2階級に分割)による震度を発表しています。

震度計の導入により、
 1.客観的な観測が可能
 2.無人でも観測可能なため、震度計を設置することにより観測点の多点化が可能
 3.震度データ収集が自動化されることにより、震度情報の迅速な発表が可能

となりました。

 2021年(令和3年)1月現在、気象庁が発表する震度情報に活用している観測点は、約4,400地点となっています。 これらの震度計は、気象庁のほか、都道府県等地方公共団体、(国研)防災科学技術研究所により整備・運営されています。
 観測結果は、気象庁(各管区気象台など)、都道府県庁または(国研)防災科学技術研究所等に電話回線や防災行政無線を使用し集約・処理され、地震発生から数分後には、気象庁へ提供されます。
 なお、気象庁は、震度計の設置環境を事前に調査し、その評価を踏まえ震度情報に活用しています。