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地上気象観測
地上気象観測とは

皆さんが、「今朝の最低気温は?」とか、「何月何日の天気は?」などを気象台に問い合わせることがあると思いますが、そのような気象資料の元になっているのが地上気象観測です。
水戸地方気象台では、気温、湿度、気圧、降水量、風向・風速、日照時間や視程(見通せる距離)などの気象観測を地上気象観測装置を用いて自動的に観測しています。

観測した結果は、毎日定められた時刻に日本国内や世界に発信しています。(定時通報観測)

全国の気象台や測候所などでも、年中無休で各気象要素の観測を行っており、 世界各国が定められた時間に統一された通報形式により観測値を報じることにより、テレビや新聞でおなじみの地上天気図ができあがります。

また、長年の気象の変化を調べるために、毎日「地上気象観測原簿」を作成し、観測結果をまとめています。

地上気象観測装置について

地上気象観測装置は、気圧、気温、湿度、風向、風速、降水量、積雪の深さ、日照時間などの地上気象観測を行う装置で、各種の測器及び信号変換部で構成されています。
このうち、気圧計を除く測器は観測露場(注)や庁舎屋上等に設置し、気圧計及び信号変換部は観測室内に設置しています。
地上気象観測装置では、電気式温度計、電気式湿度計、転倒ます型雨量計、感雨器、電気式気圧計、風車型風向風速計、全天電気式日射計、回転式日照計、積雪計(光電式)、視程計といった測器を使用し、リアルタイムで観測しています。

(注)露場:観測装置を周囲の人工物の影響を受けないよう配慮した場所に設置することにより、安定した環境で観測することができます。この場所を露場(ろじょう)と呼びます。露場には、地面からの熱を避けるための芝生が植えられています。

 露場
自動観測による天気などの判別について

視程計や電気式温度計といった、観測露場などに設置した地上気象観測装置による観測結果に加えて、気象衛星から得られる情報などを利用して、天気や大気現象を自動で判別しています。

・晴/曇の判別

気象衛星観測による雲の有無等を推定した情報(高分解能雲情報)および日照時間の観測による前1時間日照率に基づき、晴/曇を判別します。
なお、気象衛星観測による雲の有無等の情報を取得できない場合は、前1時間日照率から判別します。
また、夜間など日照時間を観測していない時間帯は、気象衛星観測による雲の有無等の情報のみから判別します。
(注)気象衛星の保守作業や太陽自動回避などにより、日照時間を観測していない時間帯に気象衛星からの情報が得られない場合、天気が欠測となることがあります。

・雨/みぞれ/雪の判別

感雨器により降水現象を観測した際に、気温および湿度の観測値から雨/みぞれ/雪を判別します。
(注)降水現象が観測されない場合や、気温、湿度の観測が欠測となった場合は、降水種別は判別されません。

・雷の判別

気象台を中心とした半径40kmの範囲を対象として、雷監視システム(LIDEN)による対地雷及び雲間雷の観測結果と、気象レーダー観測による対流セルの情報を組み合わせて雷を自動で判別し、気象台で観測した雷としています。
(注)雷監視システムや気象レーダーの観測が欠測となった場合は、雷は判別されません。



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