盛岡地方気象台長からのメッセージ

「頼りになる身近な気象台」を実感してもらえるように

台長写真

 盛岡地方気象台のホームページをご利用頂きありがとうございます。

 本州一の広大な県土である岩手県は、南北に延びる奥羽山脈、北上高地により内陸と沿岸に大別され、内陸は1日の寒暖の差が大きく、冬は日本海側の気候となり季節風の影響を受けて降雪が多く、沿岸は太平洋側の気候を示し、冬期の降雪は少ないものの、夏期にはヤマセの影響を受けやすいなど気候特性が多様です。

 三陸沖にある海と陸のプレート境界やその周辺、内陸に分布する活断層で時に大地震が発生し、規模の大きな地震が海底の比較的浅い深さで発生した場合は津波が発生し沿岸に襲来することもあります。
 また、風光明媚な岩手山、秋田駒ケ岳、栗駒山も大正、昭和時代に噴火した記録があり、現在静穏に経過していますが火山活動は続いています。

 岩手県における自然災害は、近年でも例えば、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震による甚大な被害をはじめ、平成25年8月の盛岡地域、花北地域における大雨、平成28年台風第10号や令和元年東日本台風による大雨は記憶に新しいところで、岩手県は自然災害のリスクがとても多い県と言えます。


 県民の皆さまは、自らの命を自ら守る知識や備えが必須です。このため、盛岡地方気象台は県、市町村、国の関係機関、報道機関などと連携して、適切なリアルタイムの防災情報の発表は元より、平時からも防災知識の普及啓発などで最大限支援するよう努めて参ります。

 以前に増して「頼りになる身近な気象台」と感じてもらえるよう地域に根ざした取り組みを強化します。

令和3年4月
盛岡地方気象台長 中舘 明