長野レーダー

気象レーダー観測の原理

(RaDAR:Radio Detection And Ranging)

レーダーとは、「電波を使って目標の存在を探知し、その距離を測る装置」という意味です。 アンテナからパルス状の電波を発射して、その電波が目標に反射し、戻ってくるまでの時間を測ることで目標までの距離を計算します。 また、アンテナの向きから方角が分かるので、目標の位置が求まります。

もともとは、船舶や航空機の探知を目的に開発された機械ですが、雨や雪などの粒も探知できるので気象の分野でも使用されるようになりました。

気象レーダーでは、雨や雪の降っている場所を観測するほか、はね返って来た電波の強さから雨や雪の強さを推定しています。

電波の反射の様子

車山気象レーダー観測所

1999年11月、長野レーダーが観測を始めました。 写真は、霧ヶ峰高原にある車山気象レーダー観測所です(背後に見える山は、蓼科山と八ヶ岳です)。

建物上部には丸いドームがあり、この中には、直径4メートルのパラボラアンテナが収められています。 このアンテナを回転させながら電波を発射し、全方向にわたる雨や雪によってはね返ってきた電波(反射波)を測定することで、 広い範囲の雨や雪の強さ・移動などを時々刻々と観測しています。

レーダーで観測されるデータは、日々の天気予報をはじめ、 集中豪雨などによる災害を未然に防ぐための防災気象情報の発表に利用されています。

長野レーダーで観測されたデータを皆さんがご覧になるまで

車山気象レーダー観測所で観測されたデータは、気象庁に送られます。

気象庁では、全国にある気象レーダーで観測したデータを合成します。この合成した図が、皆さんがテレビなどでご覧になっているレーダー画像です。

右の図は、「令和元年東日本台風」の際のレーダー画像です。

現在のレーダー画像(気象庁HP「雨雲の動き(高解像度降水ナウキャスト)」の画面が開きます)

2019年10月12日0時のレーダー画像