長野県の主な気象災害

長野県の主な気象災害事例

長野県内に被害をもたらした、近年の主な気象災害の概要を掲載しています(災害をもたらした気象事例(気象庁)などを元に改変)。

  • ※ 出典は、本ページの下部に記載しています。
年月日 事例 概要
令和3年(2021年)
8月11日~8月19日
前線による大雨 8月12日から15日にかけて、前線の影響により長野県では記録的な大雨となった。その後も長野県では断続的に雨が降り、19日まで土砂災害に警戒が必要な状態が続いた。1)
この大雨により、長野県では、岡谷市で土砂災害による人的被害が発生したほか、県内各地で土砂災害、住家の浸水などが発生した。また、停電や断水、交通機関の運休など、ライフラインへの影響があった。1)
また、辰野で8月15日5時10分までの12時間に151.5mmの降水を観測した。2)
令和2年(2020年)
7月3日~7月31日
令和2年7月豪雨 7月3日から14日にかけて、梅雨前線や低気圧の影響により、県の南部を中心に広い範囲で大雨となり、土砂災害や浸水害等が発生した。3)
また、阿南で7月25日2時57分までの1時間に57.0mmの降水を観測した。4)
令和元年(2019年)
10月10日~10月13日
令和元年東日本台風(台風第19号)による大雨、暴風等 10月12日から13日にかけて、台風第19号の影響により、長野県では非常に激しい雨降り、強い風が吹いた所があった。5)
このため、長野市穂保地区での千曲川堤防の決壊などによる洪水や大雨で人的被害や建物などの被害、鉄道の運休や航空機の欠航、停電などの交通障害やライフラインへの影響があったほか、農業被害、土砂災害、浸水害、洪水害が発生した。5)
また、聖高原で10月12日16時40分までの3時間に74.5mm、立科で10月12日17時00分までの3時間に86.0mm、佐久で10月12日16時40分までの3時間に93.5mm、北相木で10月12日16時10分までの3時間に100.0mm(欠測が含まれる)の降水を観測した。6)
平成30年(2018年)
9月28日~10月1日
台風第24号による暴風・高潮等 台風第24号の影響で、長野県内では9月30日から10月1日にかけて、南部を中心に県内の広い範囲で大雨となり、南よりの風が強まった所もあった。7)
このため、県内では、大雨や強風による住家の一部損壊、床上・床下浸水、鉄道の運休や道路の通行止、停電等の被害が発生した。7)
また、飯島で10月1日に日最大瞬間風速20.6m/sを観測した。8)
平成30年(2018年)
9月3日~9月5日
台風第21号による暴風・高潮等 台風第21号の影響で、長野県内では9月4日から5日にかけて、南部の下伊那地域を中心とした県内の広い範囲で大雨となり、強い風も吹いた。県内では、軽傷5名、住家の半壊や一部損壊、床下浸水、道路の通行止、停電等の被害が発生した。9)
また、宮田高原で9月4日18時30分までの3時間に85.0mmの降水、大鹿で9月5日0時40分までの6時間に130.5mmの降水を観測した。10)
平成30年(2018年)
6月28日~7月8日
平成30年7月豪雨(前線及び台風第7号による大雨等) 7月4日から7月8日にかけて、西日本から東日本にかけて停滞した前線の活動が活発となったため、長野県内は、南部を中心に大雨となり、住宅の被害、土砂流出による道路の通行止めや鉄道の運転見合わせなど交通機関に影響があった。また、王滝村では村道の崩落と林道への土砂崩れにより、集落が孤立するなどの影響が出た。11)
また、開田高原で6月28日5時4分までの1時間に46.5mmの降水、御嶽山で7月6日9時50分までの48時間に544.0mmの降水、木曽福島で7月6日12時30分までの48時間に243.5mmの降水を観測した。12)
平成29年(2017年)
9月13日~9月18日
台風第18号及び前線による大雨・暴風等 9月17日から9月18日にかけて、近畿地方から北陸地方に進んだ台風第18号の影響によりやや強い風の吹いた所があり、強風による果樹の落下など農業被害が発生したほか、交通機関やライフラインにも影響があった。13)
また、南木曽で9月17日に最大瞬間風速21.8m/s、飯島で9月18日に最大瞬間風速26.8m/sを観測した。14)
平成29年(2017年)
6月30日~7月10日
梅雨前線及び台風第3号による大雨と暴風 6月30日から7月5日にかけて、梅雨前線の影響により長野県北部を中心に大雨となり、浸水害及び土砂災害などの被害が発生し、交通機関にも大きな影響があった。また、7月4日には台風第3号の影響により南部と中部でも大雨となった。15)
また、野沢温泉で7月1日の日降水量140mm、飯山で7月1日の日降水量133.5mm、上高地で7月4日の日降水量169mmを観測した。16)
平成27年(2015年)
9月7日~9月11日
台風第18号等による大雨 台風第18号は、9日7時、豊橋市の南を北北西に進んだ後、9日10時過ぎに愛知県知多半島に上陸し、9日21時に日本海中部で温帯低気圧に変わった。17)
この台風に伴い、長野県全域で雨となり、大雨となったところもあった。土砂災害や道路の通行止め、鉄道の運休などが発生した。17)
また、9月8日と9日の2日間に、軽井沢で105.0mm、笠岳で94.5mm、北相木で98.0mm、阿南で91.0mm、南信濃で111.5mmの降水を観測した。18)
平成26年(2014年)
10月4日~10月6日
台風第18号による大雨と暴風 大型で強い台風第18号は、6日6時には尾鷲市の東南東の海上を北東に進み、8時過ぎに静岡県浜松市付近に上陸した。その後も勢力を維持したまま関東地方南部を速度を速めながら北東に進み、昼過ぎには関東の東海上に抜け、21時には日本の東で温帯低気圧に変わった。台風の接近・通過に伴い広い範囲で大雨や暴風となり、東海地方や関東地方を中心に土砂災害、浸水害及び強風害などが発生した。長野県でも鉄道など交通機関や農作物に影響を及ぼした。19)
また、10月5日と6日の2日間に、浪合で210.5mm、阿南で185.0mm、南信濃で179.5mmの降水を観測した。20)
平成26年(2014年)
7月6日~7月11日
台風第8号および梅雨前線による大雨と暴風 7月9日、昼過ぎから夜のはじめ頃にかけて、県内では所々で断続的に雷を伴った非常に激しい雨が降り大雨となった。21)
この大雨により、木曽地域では、土砂災害や床上・床下浸水及び交通障害等の被害が発生した。21)
また、南木曽で7月9日17時41分までの1時間に70.0mmの降水を観測した。22)
平成26年(2014年)
2月14日~2月19日
発達した低気圧による大雪・暴風雪 2月14日から15日にかけて、低気圧の接近・通過により、関東甲信地方を中心に大雪となった。23)
この大雪の影響により、建物の破損、停電など各地で被害が発生したほか、鉄道の運休や高速道路の通行止め、航空機の欠航など交通機関にも大きな影響を及ぼした。23)
また、飯田で2月15日に81cm、松本で2月15日に75cm、軽井沢で2月15日に99cm、諏訪で2月15日に52cm、長野で2月16日に70cmの最深積雪を観測した。24)
平成25年(2013年)
9月15日~9月16日
台風第18号による大雨 台風第18号は、9月16日8時前に愛知県豊橋市付近に上陸し、その後も勢力を維持したまま長野県南部、関東地方を北東に進んだ。このため、福井県、東海地方、関東地方を中心に大荒れの天気となり、長野県内でも住家半壊、床上、床下浸水、停電、農作物等に被害が発生した。また、鉄道や高速道路など交通機関にも大きな影響があった。25)
また、浪合で9月16日9時19分までの1時間に73.5mmの降水、白樺湖で9月16日12時までの3時間に77.0mmの降水を観測した。26)
平成22年(2010年)
7月10日~7月16日
梅雨前線による大雨 7月11日昼前から16日にかけて本州付近に停滞した梅雨前線の活動が活発となり、長野県内では、南部や中部を中心に大雨となった。この大雨の影響で土砂災害や床上・床下浸水等の被害が発生した。27)
また、7月11日から16日の6日間に、上高地で337.5mm、開田高原で314.5mm、木曽平沢で328.5mm、御嶽山で583.5mm、木曽福島で348.5mm、南信濃で364.5mmの降水を観測した。また、7月14日に阿南で141.0mm、南信濃で223.0mmの日降水量を観測した。28)
平成19年(2007年)
9月5日~9月9日
台風第9号 台風第9号は、平成19年8月29日南鳥島の近海で発生し、9月4日には小笠原諸島付近を通過して、発達しながら進路を北に変え、6日には八丈島の西海上を進みました。台風は、その後進路を北北東に変え、7日午前2時前には神奈川県小田原市付近に上陸した後、関東地方から東北地方を縦断し、北海道へ至り、9月8日15時には温帯低気圧となった。29)
県内の台風の影響は、台風の外側の雨雲がかかりはじめた5日昼過ぎから県の東側で雨が降り出した。台風の県内の通過はありませんでしたが、最接近した6日夜から7日明け方にかけては、台風の暴風域が県内の一部にかかり、所々で強い風が吹き、軽井沢では日最大瞬間風速27.7m/sを観測した。雨は6日夜から7日明け方にかけて、佐久地域を中心に1時間に30~40mmの激しい雨が降りました。軽井沢では5日から7日までの3日間の降水量が396ミリに達し、6日の日降水量は9月として統計開始以来の第1位となる286mmを観測した。29)
5日から7日までの3日間の総降水量は、佐久地域を中心に300mmを越える大雨となり、住宅や農作物に大きな被害が発生した。29)
平成18年(2006年)
7月15日~7月24日
平成18年7月豪雨 7月15日以降、梅雨前線は本州付近に停滞し、南から前線に向かって多量の水蒸気が入り込んで前線活動が活発となったため、長野県では19日にかけて強い雨が断続的に降った。とくに18日夜半から19日明け方にかけては、県下全域で大雨となった。この大雨で、19日午前に天竜川が箕輪町で破堤し、岡谷市では数カ所で土石流が発生するなど各地で大きな災害となった。30)
また、御嶽山で7月15日から21日までの7日間の総降水量が701mm、木曽平沢で7月19日10時ごろまでの24時間降水量が255mmを観測した。
平成7年(1995年)
6月30日~7月22日
梅雨前線 7月8日から12日にかけて、前線は日本海から北陸地方にかけて停滞し、活動が特に活発となった。このため、北陸から東北の日本海側を中心に大雨となった。 長野県北部、北陸、東北の日本海側で400mmを超えた所があった。この大雨により新潟県上越地方及び長野県北部では、姫川の氾濫、鉄橋流失、土砂崩れなどにより鉄道の不通、家屋の浸水などの被害が発生した。

出典

  1. 長野地方気象台,2021,令和3年8月12日から19日にかけての大雨に関する長野県気象速報.
  2. 気象庁,2021,前線による大雨 令和3年(2021年)8月11日~8月19日.
  3. 長野地方気象台,2020,令和2年7月3日から7月14日の大雨に関する長野県気象速報.
  4. 気象庁,2020,令和2年7月豪雨.
  5. 長野地方気象台,2019,令和元年台風第19号に関する長野県気象速報.
  6. 気象庁,2019,台風第19号による大雨、暴風等.
  7. 長野地方気象台,2018,平成30年台風第24号に関する長野県気象速報.
  8. 気象庁,2018,台風第24号による暴風・高潮等.
  9. 長野地方気象台,2018,平成30年台風第21号に関する長野県気象速報.
  10. 気象庁,2018,台風第21号による暴風・高潮等.
  11. 長野地方気象台,2018,平成30年7月4日から8日にかけての大雨に関する長野県気象速報.
  12. 気象庁,2018,平成30年7月豪雨(前線及び台風第7号による大雨等).
  13. 長野地方気象台,2017,平成29年台風第18号に関する長野県気象速報.
  14. 気象庁,2017,台風第18 号及び前線による大雨・暴風等.
  15. 長野地方気象台,2017,梅雨前線および平成29年台風第3号による大雨に関する長野県気象速報.
  16. 気象庁,2017,梅雨前線及び台風第3号による大雨と暴風.
  17. 長野地方気象台,2015,平成27年 台風第18号に関する長野県気象速報.
  18. 気象庁,2015,台風第18号等による大雨.
  19. 長野地方気象台,2014,平成26年 台風第18号に関する長野県気象速報.
  20. 気象庁,2014,台風第18号による大雨と暴風.
  21. 長野地方気象台,2014,平成26年7月9日の大雨に関する長野県気象速報.
  22. 気象庁,2014,台風第8号および梅雨前線による大雨と暴風.
  23. 長野地方気象台,2014,平成26年2月14日から15日にかけて発達した低気圧に関する長野県気象速報.
  24. 気象庁,2014,発達した低気圧による大雪・暴風雪(速報).
  25. 長野地方気象台,2013,平成25年 台風第18号に関する長野県気象速報.
  26. 気象庁,2013,台風第18号による大雨(速報).
  27. 長野地方気象台,2010,平成22年7月11日から16日の長野県の大雨に関する気象速報.
  28. 気象庁,2010,梅雨前線による大雨(速報).
  29. 長野地方気象台,2007,平成19年(2007年)台風第9号に関する気象速報.
  30. 長野地方気象台,2006,平成18年7月15日から19日にかけての長野県内の大雨に関する気象速報.