生物季節観測

生物季節観測について

気象庁では、生物季節観測を昭和28年(1953年)から全国で統一した観測方法で開始し、令和2年まで、全国の気象台・測候所58地点で植物34種目、動物23種目を対象に、開花や初鳴き等を観測してきました。

本観測は、季節の遅れ進み、気候の違い・変化を的確に捉えることを目的としておりますが、近年は気象台・測候所周辺の生物の生態環境が変化しており、植物季節観測においては適切な場所に標本木を確保することが難しくなってきています。また、動物季節観測においては対象を見つけることが困難となってきています。

このため、気候の長期変化(地球温暖化等)及び一年を通じた季節変化やその遅れ進みを全国的に把握することに適した代表的な種目・現象を継続し、その他は廃止することとなりました。


令和3年1月より生物季節観測は次の6種目9現象を対象とし、実施されています。文字をクリックすると、気象庁HPの生物季節観測データへ遷移します。そこで、今年と昨年の観測日・平年差・昨年差を閲覧することができます。


なお、廃止する種目・現象を含む観測方法を定めた指針を気象庁ホームページで公開しております。地方公共団体等において各々の目的に応じて観測を実施される際にはご活用ください。生物季節観測の情報(気象庁HP)はこちら