長崎地方気象台長 中里 真久 |
2024年4月 |
日ごろより長崎地方気象台ホームページをご利用いただきありがとうございます。長崎地方気象台長の中里と申します。
長崎地方気象台は、気象、海洋、地震、火山などに関わる自然現象を監視・予測し、的確な気象情報をお伝えすることを任務とする気象庁の地方支分部局として、長崎県民の皆様、長崎県を訪れた皆様に、県内の気象状況、これから予想される自然現象や災害への備えについて最新の情報をお伝えし、自然災害の軽減、生活の向上、交通安全の確保、産業の発展などのお手伝いをさせていただいております。
長崎県は、温暖な気候、広大な海域、特徴のある多くの島々、国内2位の長さを持つ美しい海岸線など他の都道府県では見られない特徴を持ち、恵まれた港湾施設、水産資源、歴史などの観光資源、好ましいイメージを持つ県として知られています。一方で、歴史的に見れば、諫早豪雨、長崎大水害、普賢岳噴火などの記憶に残る自然災害も発生しています。情報機器が高度化した現代においても、台風や線状降水帯などによる水害が日本各地で毎年のように発生していますが、本県は過去の経験を教訓として、防災への認識も高く、先進的な災害に強い都市になれる可能性も秘めていると考えています。このためには、気象情報をよりいっそう活用し、地域の方々と協力して防災を推し進め、発展させていくことが必要です。
長崎地方気象台は、これからも地域防災への取り組み、様々な場面での気象情報の活用の取り組みを推し進め、地域住民の皆様、農林水産、交通、観光、行政、報道をはじめとする各界の皆様と協力して災害のないより良い社会を目指し、地域の発展に貢献する所存です。