2009年(平成21年)7月24~25日の梅雨前線と低気圧による大雨【平成21年7月中国・九州北部豪雨】

概況

【気象の状況】
7月24日から25日にかけて、対馬海峡に停滞する梅雨前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が非常に活発化した。

【大雨の状況】
長崎県壱岐市では、7月24日13時頃から18時頃にかけて猛烈な雨が降った。
16時32分までの1時間に芦辺で103ミリ、16時55分までの1時間に石田(壱岐空港)で111ミリの記録的な雨が降り、また、芦辺では17時までの3時間雨量が201.5ミリに達した。
長崎県北部・南部・五島では、24 日の夜遅くから 25 日の朝にかけて断続的に激しい雨が降り、佐世保では01時47分までの1時間に79.5ミリの非常に激しい雨が降った。
24日0時から25日12時までの総雨量は、芦辺で313.5ミリ、石田(壱岐空港)で271.5ミリ、諫早で264.5ミリ、有川で240.5ミリ、佐世保で238.5ミリなどとなった。

【災害の状況】(長崎県調べ7月25日23時00分現在)
この大雨で、壱岐市で死者が出たほか、長崎県内各地で床上・床下浸水、落雷、がけ崩れが多数発生した。
○人的被害 死者1名
○住家被害 一部損壊8件、床上浸水1件、床下浸水21件、落雷による火災2件、がけ崩れ48箇所

平成21年7月24日09時から25日21時の天気図

気象庁リンク:平成21年7月中国・九州北部豪雨  平成21年(2009年)7月19日~7月26日

災害時気象資料:平成21年7月24~25日の梅雨前線に伴う長崎県の大雨について


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