防災情報の解説(地震・津波編)

津波の高さ

 気象庁が津波予報で発表する「津波の高さ」は、海岸付近での津波の高さのことで、津波が陸地を駆け上がった高さ(遡上高という)とは異なります。現在は検潮所と呼ばれる施設で観測された値を用いて津波の高さとして発表しています。
 一般的に、津波の「遡上高」は海岸付近での「津波の高さ」の2倍〜4倍に達することが多く、V字谷のような特殊な地形の場所ではさらに高くなることがあります。
 津波予報で、予想される津波の高さが数十㎝と発表されても、場所によっては1m以上の高さまで津波が到達する場合がありますので決して油断をしてはいけません。

津波の遡上高のイメージ