震度計で観測した波形記録から、阪神・淡路大震災を引き起こした地震の揺れを再現しました。
阪神・淡路大震災特設ページ
地震の揺れの再現動画
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阪神・淡路大震災の地震の揺れの再現動画(作成:大阪管区気象台) |
震源に近いところではすぐに強い揺れが襲ってくることや、揺れ始めてから揺れが収まるまでには時間がかかることが分かります。
以下は震源に近い「⑤神戸中央区中山手」の様子を拡大したものです。
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阪神・淡路大震災の地震の揺れの再現動画(神戸)(作成:大阪管区気象台) |
激しい揺れが10秒ほど襲い、その後も揺れが続いている様子がみられます。
また、装置の前面には、高さの異なる3つの建物の揺れを表す模型がありますが、大きな揺れが長く続いていることが分かります。
なお、装置の性能上強い揺れは完全に再現できておらず、「神戸中央区中山手」の実際の揺れは、この動画よりもさらに大きいものでした。
動画の説明

1 | 地震のP波(初期微動)の到達時刻の理論値 |
2 | 地震のS波(主要動)の到達時刻の理論値 |
地震のP波、S波の到達時刻の地図表示にはCesiumを利用しています。地図は米国Esri社*のものを利用しています。
*:Esri, Maxar, Earthstar Geographics, and the GIS User Community

1 | 地面の動きに対応した変位波形の時系列表示です。縦軸は上から順番に南北、東西、上下方向の振れ幅で、南北方向、東西方向についてはそれぞれ北、東がグラフの上側です。3成分とも同じ縮尺を用いています。 |
2 | 計測震度(参考値)の時系列表示です。 ※地震情報の震度は、地震動を観測してから60秒間の加速度波形を用いて計算していますが、ここでは前5秒間の加速度波形を用いて計算しており、実際の計測震度と0.1程度の差が生じる場合があります。 |
3 | 高さの異なる3つの建物を想定した模型です。 |
4 | 気象庁マスコットキャラクターのはれるんが揺れの様子を伝えます。 |
5 | 加速度波形をリアルタイムで表示しています。加速度が大きいほど、地面の動く速さが急激に変化したことを示します。グラフの見方は1と同様です。 |
6 | 震度をリアルタイムで表示しています。震度5と震度6を「弱」と「強」に分けた現在の震度階級を用いています。 |
7 | 地面の動きに対応した変位波形をリアルタイムで表示しています。グラフの見方は1と同様です。 |
8 | 地図に対応した番号、観測点名、当時観測した震度(体感などによる観測)を記載しています。 |