近畿地方の天候

2019年秋(2019年9月~2019年11月)

******* 天候概況 *******

「近畿地方の秋は、記録的な高温、顕著な多照。」

9月は、高気圧に覆われて晴れた日が多くなりましたが、秋雨前線や湿った空気の影響で大雨となった日がありました。22日から23日にかけては、東シナ海から日本海に進んだ台風第17号の影響により、太平洋側で大雨や大荒れとなった所がありました。

10月上旬は、天気は数日の周期で変わりましたが、高気圧に覆われて晴れた日が多くなりました。10月の中旬から下旬にかけては、前線や湿った空気の影響で曇りや雨の日が多く、大雨となった所がありました。特に12日は、伊豆半島に上陸し、関東甲信地方と東北地方を通過した台風第19号の影響で、広い範囲で大雨となり大荒れとなった所がありました。

11月の上旬から中旬にかけては、太平洋側を中心に高気圧に覆われて晴れた日が多くなりました。11月下旬は、前線や湿った空気の影響で曇りの日が多くなりました。

近畿地方では、秋の平均気温は平年差+1.5℃で、1946年の統計開始以来、高い方から第1位となりました。また、秋の日照時間は平年比110%で、1946年の統計開始以来、多い方から第2位となりました。

近畿地方:気温はかなり高く、降水量は平年並、日照時間はかなり多くなりました。

日本海側:気温はかなり高く、降水量は少なく、日照時間は多くなりました。

太平洋側:気温はかなり高く、降水量は平年並、日照時間はかなり多くなりました。

2019年秋の気温・降水量・日照時間の分布図