近畿地方の天候

2021年冬(2020年12月~2021年2月)

******* 天候概況 *******

「近畿地方の冬は、記録的な多照。3年連続の暖冬となったが、気温の変動が大きくなった。」

期間の前半は、冬型の気圧配置が強まった時期があり、日本海側では沿岸部を中心に曇りや雪または雨の日が多く、太平洋側では晴れた日が多くなりました。期間の後半は、寒気の南下が弱く、冬型の気圧配置は長続きしませんでした。天気は数日の周期で変わり、高気圧に覆われやすく晴れた日が多くなりました。
 冬の平均気温は高くなりましたが、1月上旬はかなり低くなるなど、強い寒気の影響を受けやすかった時期があり、気温の変動が大きくなりました。
 近畿地方の冬の日照時間は平年比126%で、1946~47年冬の統計開始以来、多い方から第1位となりました。

近畿地方:気温は高く、降水量は少なく、日照時間はかなり多くなりました。

日本海側:気温は高く、降水量は少なく、日照時間はかなり多く、降雪量は平年並となりました。

太平洋側:気温は高く、降水量は少なく、日照時間はかなり多くなりました。

2021年冬の気温・降水量・日照時間の分布図