令和8年4月1日付で大阪管区気象台長を拝命しました 佐藤 豊(さとう ゆたか)と申します。
日頃から気象庁および大阪管区気象台の業務にご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
気象台では、管内における天気や環境、海洋、地震、火山の観測や監視、防災情報の発表を行うとともに、地域に根差した地方自治体の防災対応への支援や関係機関と連携した防災対策の普及に取り組んでいます。
近年、台風や線状降水帯による大雨、猛暑など、暮らしや社会活動に大きな影響を及ぼす気象現象が各地で発生しています。こうした中、気象庁では、防災気象情報の改善を進めておりますが、特に、令和8年5月下旬からは、住民の皆さまが避難の判断をしやすくなるよう、防災気象情報(河川氾濫・大雨・土砂災害・高潮)を、避難情報の5段階の警戒レベルに対応させて分かりやすく整理して新たに運用を開始する取り組みを進めています。この新たな防災気象情報を皆さまに活かしていただくことが地域の防災力向上につながると考えておりますので、気象台では関係の方々と連携してその普及に努めてまいります。
また、前回の南海トラフ地震(昭和東南海地震(1944年)及び昭和南海地震(1946年))が発生してから約80年が経過した現在では、次の南海トラフ地震発生の切迫性が高い状態です。地震は気象現象と異なり、事前に予測をすることが困難な現象です。だからこそ、日頃からの備えが被害の軽減につながります。家具の固定、非常持出品の準備、避難場所・避難経路の確認、家族との連絡方法の共有など、できるところから備えを進めていただくとともに、揺れを感じた際には、まず身の安全を確保し、正確な情報に基づいて落ち着いて行動してください。
大阪管区気象台では、今後も、より分かりやすく、より迅速に、皆さまの行動につながる情報提供に努めてまいります。その一方、防災対策の推進は気象台単独で実施できるものではありません。気象台では、地域防災を担う様々な方々とパートナーシップを築き、地域の防災対応支援を推進してまいりたいと思いますので、関係各位のご協力、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
令和8年4月
大阪管区気象台長
佐藤 豊
