台長からのメッセージ

佐賀地方気象台長 栗野純造の写真

佐賀地方気象台長 栗野純造

佐賀地方気象台のホームページをご利用いただき、ありがとうございます。

気象庁ホームページは、近年のリニューアルにより、お住まいの町の情報をまとめて表示できるようになると共に、スマートフォンでの操作性も向上しました。

皆様の身近にある気象情報は、「自分の身は自分で守る」という意識を持って利用いただくことで地域の防災力を向上させることにつながります。そのためには、気象情報を自ら取りに行く習慣をつけていただくことが近道です。例えば、毎日の生活の中で雨の降り出しそうな時間を確認するなど普段使いして慣れておくと、大雨等で災害のおそれが高まった時、自分の命(家族を含めた周りの人の命)を守る情報として活用できる可能性があります。是非、気象庁ホームページで情報を確認する習慣をつけていただければと思います。

佐賀県は、美しい山、平野、川、海に恵まれ、自然豊かで過ごしやすい地勢ですが、一方で様々な自然災害が発生する可能性が高い県でもあります。近年では、平成30年7月豪雨、令和元年の佐賀豪雨、令和2年7月豪雨、令和3年8月の豪雨と4年連続で大雨特別警報を発表し、甚大な被害が発生しました。台風災害や竜巻災害も数多く発生しており、平成17年の福岡県西方沖の地震では震度6弱、平成28年の熊本地震では震度5強を佐賀県内でも観測しました。

昨年は、幸いにも大きな気象災害は発生しませんでしたが、これらの様々な自然災害に対し、佐賀地方気象台は職員一丸となって防災・減災に向けて努力して参ります。平時には生活情報としての気象情報を提供し、災害の危険性が高まった時には、県や市町などの防災関係機関や報道機関等と連携を密にして、県民の皆様の安全が確保できるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

令和5年4月 佐賀地方気象台長 栗野 純造(くりの じゅんぞう)