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地震·火山·津波用語集

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あ行(あ-お)   か行(か-こ)   さ行(さ-そ)   た行(た-と)   な行(な-の)   は行(は-ほ)   ま行(ま-も)   や行(や-よ)   ら行(ら-ろ)




アスペリティ(asperity)

プレート境界や断層面において、通常は強く固着していて、あるとき急激にずれて強い地震波を出す領域。 断層面には通常、複数のアスペリティがあり、大きな強いアスペリティほど強い地震波を出すので、地震波を解析することによって、その位置を特定することができる。 プレート境界ではアスペリティになる場所はいつも決まっていると考えられている。
もともとは「突起」を示す言葉。


異常震域(いじょうしんいき)

震度が地震の規模や震央距離(または震源距離)に比べて著しく高くなる地域のことをいう。 震源の深い地震などでこのような現象が発生することがある。 北海道、東北、関東地方の太平洋沿岸地域は異常震域となることが多い。 例えば、沿海州の深い地震で北海道の日本海側が無感であるにも関わらず、太平洋側で有感になるといったケースがそれである。


液状化現象(えきじょうかげんしょう)

ゆるく堆積した砂の地盤に強い地震動が加わると、地層自体が液体状になり建物などを支える力を失う現象。


遠地津波(えんちつなみ)

日本の沿岸から約600km(一部地域を除く)以遠で起こった地震による津波のことをいう。 遠地津波の予報は、太平洋津波警報センター(PTWC)と協力して、気象庁が行う。
また国際協力として、気象庁は、2001年1月15日から「日本海における津波に関する情報」の提供、 2005年3月28日(正式提供は2006年2月1日)からカムチャッカからパプアニューギニアに至る北西太平洋域に 「北西太平洋津波情報」の提供、2005年3月31日からインド洋沿岸諸国に対して「津波監視情報」の暫定的な提供を行っている。


応力(おうりょく)

外力の作用で物体が変形するときに、物体内部に生じる外力に対応した力。震源域の応力が破壊強度より高くなったときに地震が発生すると考えられている。


応力蓄積過程(おうりょくちくせきかてい)

プレート等の運動により、来るべき地震の発生領域に応力が蓄積されていく過程。


大地震(おおじしん)

地震の規模(マグニチュード)が7以上の地震をいう。



海溝(かいこう)

プレートの沈み込み帯にあり、両側の斜面が急な細長い深海底。水深は通常6,000m以上ある。 現在知られている地球上で最も深い海溝は、マリアナ海溝(最深部はチャレンジャー海淵の約10,920m)とされている。日本列島の東には千島・カムチャッカ、日本、伊豆・小笠原、マリアナ海溝が横たわり、南西には、南海トラフ、琉球海溝が横たわっている。


カイン

速さの単位で、cm/s のこと。地震計測の分野でよく用いられるが、一般にはほとんど使われない。


火砕流(かさいりゅう)

高温の火山灰や岩塊や気体が一体となって急速に山体を流下する現象。火砕流の速度は時速数10kmからときには100 km以上に達し、温度は数100℃に達することもある。大規模な場合は地形の起伏に関わらず広範に広がり、埋没・破壊・焼失などの被害を引き起す。火砕流が発生してからの避難は困難なため、事前の避難が必要である。


火山ガス(かざんガス)

火山活動に伴い火口等から噴出する気体。噴火前になると、マグマの上昇に伴い噴出量の増加等が観測されることがある。火山ガスには人体に有害なものがあるが、それらは空気より重いため凹地に溜まりやすく、中には無色無臭のものもあり危険に気づきにくいこともあるので注意が必要である。高濃度の火山ガスを吸い込むと死に至ることもある。


火山ガス予報(かざんガスよほう)

居住地域に長時間影響するような多量の火山ガスの放出がある場合に、火山ガスの濃度が高まる可能性のある地域を発表する。


火山性地震(かざんせいじしん)

火山体または火山付近を震源とする地震。「火山の概況」中の地震とは、主に火山性地震をさす。地震の発生原因やそれを反映した地震波の特徴から、A型地震、B型地震、爆発地震等がある。 A型地震は、マグマの活動に伴う火道周辺での岩石破壊などを原因として発生する。一般的には構造性の地震と同じで、P波、S波の相が明瞭。B型地震は、火道内のガスの移動やマグマの発砲などが原因として発生すると考えられている。火口周辺の比較的浅い場所で発生するものと火山体等の深い場所で発生するものがあるが、相が不明瞭のため震源が求まるものは少数。爆発地震は噴火の衝撃による地震で、同時に空振波や特殊な表面波も記録することがある。火山性地震は火山によっては火山活動が活発化すると多発する傾向がある。


火山性微動(かざんせいびどう)

マグマや熱水の移動等に関連して発生する地面の連続した震動。火山性地震とは異なり震動が数十秒から数分、時には何時間も継続する。マグマ溜りや火道内でのマグマや火山ガスの固有振動、マグマが地割れの中を移動する際に起こす振動等が微動の原因と考えられている。火山活動が活発化した時や火山が噴火した際に多く観測される。「火山の概況」本文中の微動とは火山性微動をさす。


火山泥流(かざんでいりゅう)

岩石や土砂が水と混ざって流れ落ちてくる現象。時速数十kmに達し、谷沿いに遠方まで到達する大変危険な火山現象。噴火に伴う融雪、熱水の噴出、火砕流の河川への流入のほか、もろい火山堆積物が豪雨で流されるといった要因で発生する。土砂により、道路、構造物、農耕地に大きな被害を与える。


火山噴火予知連絡会(かざんふんかよちれんらくかい)

火山噴火予知計画により、関係機関の研究及び業務に関する成果及び情報の交換、火山現象についての総合的判断を行うこと等を目的として、昭和49年に設置された。この連絡会は、学識経験者及び関係機関の専門家から構成されており、気象庁が事務局を担当している。


火山雷(かざんらい)

噴火の際などに、噴煙中またはその周辺で発生する雷のこと。 細粒の火山放出物が上昇途中で摩擦によって帯電するために発生すると考えられている。


火山礫(かざんれき)

噴火によって噴出される噴石や火山灰などの固形状の物質は大きさによって分類されており、そのうちの一つ。直径が2~ 64mmのものを指す。なお、直径が64 mmより大きいものを「火山岩塊」、2mmより小さいものを「火山灰」と呼んでいる。


活火山(かつかざん)

火山噴火予知連絡会では、平成15年(2003年)に活火山を「概ね過去1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山」と定義した。現在、日本には111の活火山がある。


活断層(かつだんそう)

最近の地質時代(およそ200 万年前から現在までの期間である第四紀)に繰り返し活動し、将来も活動することが推定される断層。日本列島には約2,000の活断層が確認されており、それぞれ地震を起こす可能性をもっている。しかし、個々の活断層の活動間隔は千年から数万年という長い期間である。


ガル(gal)

加速度の単位で、cm/s² のこと。加速度は物体に掛かる力と比例するが、震度とは一概に対応しない。


基線長(きせんちょう)

測地測量(GPSなど)で地面の動き(地殻変動)を観測する場合、設置された基準点間の距離のことである。


緊急地震速報(きんきゅうじしんそくほう)

地震波には、比較的早く到達するP波(初期微動)と、遅れて到達し主要な破壊現象を引き起こすS波(主要動)がある。震源近傍の観測点のP波の観測データを処理することにより、震源からある程度離れた地域においてS波が到達する前に、大地震の発生、震源の速報、主要動の到達時刻、その予測される震度などについて被害の軽減・防止を目的として可能な限り即時的に発表する情報。


逆断層(ぎゃくだんそう)

断層面を境に、上のブロック(上盤側)がせり 上がる動きをする断層をいう。


巨大地震(きょだいじしん)

地震の規模(マグニチュード)が8以上の地震をいう。


近地津波(きんちつなみ)

日本の沿岸から約600km以内で起こった地震による津波のことをいう。


空振(くうしん)

噴火などにより火口から物質が放出される際に発生した衝撃波などが、空気中を伝わり観測される音波。爆発的な噴火では大きな空振が観測される。ガラス戸や戸障子の震動として感じられ、時にはガラスを割ることもある。人間が聞こえない低周波の音波まで観測できる「空振計」と呼ばれる測器で観測する。


空白域(くうはくいき)

地震分布が空白となっている地域のこと。空白域は、一連の大地震から取り残された(未破壊)地域、大地震前に一時的に静穏化している地震活動の低い地域に大別される。


群発地震(ぐんぱつじしん)

時間的および空間的に集中して発生する地震群のことであり、前震・本震・余震の関係がはっきりしないもの。火山地域など地殻構造の不均質性が著しい場所で発生しやすいとされているが、発生機構は完全には解明されていない。


傾斜角(けいしゃかく)

断層面の水平面からの傾きの角。


傾斜計(けいしゃけい)

地面の傾きの変化を測定する器械をいう。大地震が発生すると断層運動により地面が急激に隆起したり沈降したりする。火山活動に伴う地殻変動の監視にも用いている。


計測震度計(けいそくしんどけい)

地震計により記録された加速度と周期及び震動の継続時間から震度を算出する器械。 気象庁では、平成3年(1991年)に導入し、平成8年(1996年)4月から震度観測を体感によるものから全て震度計によるものに変更した。 計測震度計を用いることにより客観的及び自動的に計測して即時に通報できるようになった。


降灰(こうはい)

火山灰、火山砂、火山礫が降下する現象。


降灰予報(こうはいよほう)

噴煙の高さが3,000m以上、あるいは噴火警戒レベルが3相当以上の噴火など、一定規模以上の噴火が発生した場合に、噴火発生から概ね6時間先までに火山灰が降ると予想される地域を発表する。


極微小地震(ごくびしょうじしん)

地震の規模(マグニチュード)が1未満の地震をいう。


固着域(こちゃくいき)

プレート境界において、二つのプレートが堅固にくっついている領域のことをいう。アスペリティと同義語として用いられることもある。


固有地震(こゆうじしん)

同一の震源域において同一のすべり量分布で繰り返し発生する地震群のことをいう。元々は、地震のすべり量分布に再現性のある地震群を指していたが、日本国内では、さらに再来間隔にも再現性がある地震群のことを固有地震と呼ぶ。すべてが完全に再現されることはありえないので、地震の規模と再来間隔がほぼ一定の場合に「固有地震的である」と呼ぶことが多い。



サイスミシティ(seismicity)

地震活動度あるいは地震活動状況のこと。活動度は、サイスミシティが高い・低いなどと表現される。


最大震度(さいだいしんど)

ある一つの地震において、各震度観測点で観測された震度のうち、最大の震度を いう。また、ある震度観測点において、過去に遡り観測された最大の震度も最大震度という。


サイレント地震(サイレントじしん)

断層やプレート境界におけるゆっくりとした一時的なすべりで発生した地震のことをいう。通常の地震と同様に始まりと終わりの時期を特定することは困難なことが多い。すべりの継続時間は数ヶ月に及ぶ場合もある。プレート境界で発生していると考えられているが、実態はまだよく解っていない。


CMT(シーエムティー)

Centroid Moment Tensorの略。観測された地震波形を最もよく説明する地震の位置(セントロイド)、規模(モーメント・マグニチュード)、及び発震機構(メカニズム)を同時に求める解析法のこと。


GNSS(ジーエヌエスエス)

Global Navigation Satellite System(s)(全球測位衛星システム)の略。衛星を用いて位置を決定するシステムで、一般にはカーナビゲーションシステムへの利用で馴染み深い。高い精度での位置決定が可能で、高層大気における風の観測や地震あるいは火山現象などに伴う地殻変動を観測することが可能である。また、最近では、水蒸気により電波の遅延が生じることを利用して、このシステムから大気中の水蒸気分布を推定することも行われている。GNSSは、GPS(Global Positioning System)をはじめとする衛星測位システム全般を示す呼称である。


地震(じしん)

地震とは、地球を構成している岩石の一部分に急激な運動が起こり、そこから地震波が発生する現象をいう。


地震計(じしんけい)

地震によって発生した地震波を計測する計器。多くの地点での地震波が到達した時刻や地震波の振幅などから、地震の発生場所、深さ、規模(マグニチュード)が求められる。


地震情報(じしんじょうほう)

地震情報は、地震の発生時刻・震源・地震の規模(マグニチュード)・各地の震度等について発表する。地震情報には、地震発生約2分後に発表する「震度速報」、津波の心配がない時に発表する「震源に関する情報」、地震発生後数分に発表する「震源・震度に関する情報」、数分から10分後程度に発表する「各地の震度に関する情報」、地震が多発した場合に発表する「地震回数に関する情報」がある。


地震調査委員会(じしんちょうさいいんかい)

地震調査研究推進本部内に置かれている委員会。地震調査委員会では、毎月定例に全国の地震活動について、また大きな地震等があったときには臨時にその地震活動について総合的な評価等を実施している。


地震調査研究推進本部(じしんちょうさけんきゅうすいしんほんぶ)

阪神・淡路大震災を機に、平成7年7月、全国にわたる総合的な地震防災対策を推進するために制定された地震防災対策特別措置法に基づき、総理府(現在は文部科学省)に設置された政府の特別の機関。 地震防災対策の強化、特に地震による被害の軽減に資する地震調査研究の推進を基本的な目標とし、その役割は、①総合的かつ基本的な施策の立案、②関係行政機関の予算等の事務の調整、③総合的な調査観測計画の策定、④関係行政機関、大学等の調査結果等の収集、整理、分析及び総合的評価、⑤総合的評価に基づく広報 である。推進本部には、政策委員会と地震調査委員会が置かれている。


地震動(じしんどう)

地震により生じた地面の揺れのことをいう。


地震波(じしんは)

岩盤の破壊は通常ある面を境に互いがずれるように起こり、この衝撃が地中を波の形で伝わる。これを地震波といい、その伝播の形態によって、粗密の状態が伝わる縦波(P波)、ずれの状態が伝わる横波(S波)、地球の表面に沿って伝わる波(表面波)に大別できる。


地震予知(じしんよち)

地震の発生時期、場所、規模の三要素がそろった地震の発生の予測のことをいう。これ以外のものは地震予知とは言わない。


地震予知連絡会(じしんよちれんらくかい)

地震予知の観測・研究は、多省庁にわたる機関や国立大学などで行われているが、これら相互間の協力、情報の交換などを図るための連絡会であり、事務局は国土地理院に置かれている。


小地震(しょうじしん)

地震の規模(マグニチュード)が3以上5未満の地震をいう。


震央(しんおう)

震源の直上の地表の点をいう。


震源(しんげん)

地球内部で岩盤の急激な破壊が始まり、それが面的に広がって、地震が発生する。震源とはその破壊が始まったポイントを示す。その位置は、緯度、経度および深さで表現される。


震源域(しんげんいき)

地震によって岩盤の破壊があった領域をいう。震源域の長さは、マグニチュード7の地震で数10キロメートル程度、マグニチュード8では100キロメートルをこえることがある。


震源核(しんげんかく)

地震が発生する前に断層面上で準静的に成長すると考えられている地震の種(たね)をいう。外的な力の増大とともにすべりが進行し応力が低下している領域。ある臨界状態に達すると成長が加速し、動的破壊すなわち地震発生に至る。


震度(しんど)

地震により生じた地面の揺れのことを地震動という。地震動は、地震の規模、地震波が伝わってくる経路、その地域の地盤や建物の形状などの要因により、その大きさ、周期、継続時間など、様々な性質がある。震度は、これら地震動の性質を考慮に入れ、地震による被害と地震動とを関連づけるとともに簡単な数字で揺れの強弱の程度を表す量である。


震度速報(しんどそくほう)

震度3以上の揺れを伴う地震が発生したことを知らせる速報。地震発生約2分後に、震度3以上を観測した地域名(全国約180に区分)と地震の発生時刻を発表する。


深発地震(しんぱつじしん)

地震は、震源の深さが地表付近の極浅いものから数百kmにも達するような深いものまであるが、その中でも深さが300km以上の地震をいう。


深部低周波地震(しんぶていしゅうはじしん)

地下深部において、微小地震と同程度の振幅だが通常の微小地震より低周波の地震波が、非常に長時間にわたって放出され続ける現象のことをいう。低周波微小地震と似た現象だが、波の始まりが不明瞭でかつ非常に長時間継続することが異なる。西日本において多数発生していることが最近発見され、この発生源は地殻底付近に推定されている。


水蒸気爆発(すいじょうきばくはつ)

マグマから伝わった熱により火山体内の地下水が加熱され生じた高圧の水蒸気によって起こる噴火


すべり角(すべりかく)

断層面上盤の下盤に対する相対的なすべり方向。断層の走向から断層面に沿って反時計周りにはかる。


スラブ(slab)

陸のプレートの下に沈み込んだ海洋プレート部分をいう。


スロッシング(sloshing)

一般には、何かの震動により水面がうねる現象のことをいう。 平成15年(2003年)十勝沖地震の際には、震源で生成された周期の長い地震動が堆積盆地内で増幅され、石油タンクの液面のスロッシングを生じさせ、浮き屋根が大きく揺動したことにより、タンク内部の原油が浮き屋根上などに漏れたことから火災が発生したといわれている。


正断層(せいだんそう)

断層面を境に、上のブロック(上盤側)がずり落ちる 動きをする断層をいう。


前震(ぜんしん)

ほぼ同じ場所で発生する地震の群の内、本震に先がけて 発生する地震のことをいう。その地震の規模(マグニチュード)は本震よりも小さい。


前兆現象(ぜんちょうげんしょう)

先行現象、前駆現象とも言われる。大地震の発生前にその震源域となる地域や周辺で発生するさまざまな異常現象をいう。例:土地の隆起、沈降、前震、空白域、地磁気、地電位、地電流、地下水などの湧出量、地中ガス、地鳴り、発光現象、生物の挙動など。


浅発地震(せんぱつじしん)

震源の深さが0~60km(多少異なることもある)の地震をいう。


走向(そうこう)

断層面と水平面が交わる線の方向。通常は北から時計周りにはかる。


遡上高(そじょうこう)

津波が地上に這い上がった地点の高さをいう。検潮所で観測された潮位の数倍までに達することがある。



体積歪計(たいせきひずみけい)

地下の岩盤の膨張、収縮を測るための器械をいう。


大地震(だいじしん)

地震の規模(マグニチュード)が7以上の地震をいう。


断層(だんそう)

一続きの地層のなかに生じた断面を境に、両側の岩盤が相対的に動いてできたものをいう。地表でも断層は見られるが、多くの地震の断層は地中にあり地表では見られない場合が多い。


中地震(ちゅうじしん)

地震の規模(マグニチュード)が5以上7未満の地震をいう。


直下型地震(ちょっかがたじしん)

一般には、内陸で発生した震源の深さが浅い地震をいう。特に地表付近で発生する地震は活断層に沿って起きることが多く、主に被害面からみた用語であり、特殊な性格の地震というわけではない。「直下型地震」は学術的な用語ではなく、気象庁では一般に使用してない用語である。


津波(つなみ)

大きな地震などによって、海底に地殻変動が生じた結果、海水は押し上げられ、あるいは引き下げられ、これが海面での波となって周囲に広がっていく現象。津波が陸地に近づき水深が浅くなると、速度は遅くなるとともに、津波の高さは急速に高くなる。


津波警報(つなみけいほう)

津波警報には大津波と津波がある。大津波は、予想される津波の高さが高いところで3m程度以上に達する場合等に発表する。津波は、予想される津波の高さが高いところで2m程度に達する場合等に発表する。


津波地震(つなみじしん)

断層が通常よりゆっくりとずれて、人が感じる揺れが小さくても、発生する津波の規模が大きくなるような地震をいう。


津波地震早期検知網(つなみじしんそうきけんちもう)

津波の発生の有無を即座に判定するための地震観測網。各観測点からの地震波形データは本庁、各管区気象台および沖縄気象台に伝送され、地震の位置・規模を迅速に推定することにより津波の有無の判定を行っている。


津波情報(つなみじょうほう)

津波情報は、予想される津波の到達時刻あるいは実際に観測された津波の高さ、時刻等について発表する。津波情報には、「津波到達予想時刻・予想される津波の高さに関する情報」「各地の満潮時刻・津波到達予想時刻に関する情報」「津波観測に関する情報」がある。


津波注意報(つなみちゅういほう)

津波注意の注意報のこと。高いところで0.5m 程度の津波が予想される場合に発表する。 なお、被害が発生するおそれがない微弱な津波(概ね高さ20cm 未満の津波)が予想される場合には、津波注意報は発表せず、「若干の海面変動があるかもしれないが被害の心配はない」旨を地震情報の中で発表する。


津波到達時刻(つなみとうたつじこく)

津波の第一波が到達した時刻。気象庁が津波情報で発表する津波到達時刻は、津波観測点(検潮所)に到達した時刻であるため、場所によっては、それよりも早く到達していることがある。


津波到達予想時刻(つなみとうたつよそうじこく)

その予報区の海岸、または、津波観測点に最も早く津波が到達すると予想される時刻。


津波の高さ(つなみのたかさ)

津波の高さとは、津波によって潮位が高くなった時点におけるその潮位と、その時に津波がなかったとした場合の潮位との差、すなわち、津波によって潮位が上昇した高さである。


津波予報(つなみよほう)

地震発生後、津波による災害が起こるおそれがない場合には、「津波が予想されないとき」、「0.2m未満の海面変動が予想されたとき」、「津波注意報解除後も海面変動が継続するとき」の3つの内容を津波予報で発表する。


津波予報区(つなみよほうく)

津波予報の発表単位であり、全国の沿岸をおよそ府県単位ごとに66区の予報区に細分している。北海道では北東から時計回りに、オホーツク海沿岸、北海道太平洋沿岸東部、北海道太平洋沿岸中部、北海道太平洋沿岸西部、北海道日本海沿岸南部、北海道日本海沿岸北部の6つの予報区がある。


低周波地震(ていしゅうはじしん)

地震はその規模が大きい程周期の長い地震波を発生させるが、同規模の地震と比べ長周期の地震波が卓越した地震を低周波地震と呼ぶ。低周波地震は、内陸の地殻内部において深さ30km程度で発生する規模の小さい地震、火山活動に関連して発生する浅い地震、地震の規模の割に大きな津波を伴う地震などがある。


二重地震面(にじゅうじしんめん)

深い地震の分布が形成する面が、二重になること。海溝から沈み込んだ海洋プレート(スラブ)のなかで発生するやや深発の地震は海洋プレートの上面付近と、そのやや下面の2層に分かれて分布する。



爆発(ばくはつ)

噴火の一形式で爆発的噴火の略。地下の高温、高圧源での内圧が増大して起こり、音響とともにガス、水蒸気、岩石等を放出し、空振を伴う現象。時に火口や山体を破壊することもある。気象庁では、噴火に伴い発生した地震及び空振の大きさなどを基に、爆発的噴火であったかどうかを判断している。


波源域(はげんいき)

津波の発生に関与した地域のこと。つまり、海底に地殻変動を生じた範囲をいう。


波高(はこう)

海面が下がった時の潮位と次に海面が上がった時の潮位との差。


ハザードマップ(hazard map)

ある災害に対する危険な地区が記入されている地図。津波、火山噴火、地すべり、山崩れ、洪水、高潮、土石流、なだれなどの現象に対して、それぞれ作成されている。


発震機構(はっしんきこう)

地震を起こした断層が地下でどのようになっているか(断層がどちらの方向に伸びているか、傾きはどうか)とその断層がどのように動いたかを示すもの。断層の走向、傾斜角、すべり角などであらわす。メカニズム解ともいう。


非地震性すべり(ひじしんせいすべり)

断層やプレート境界における、地震波を放出しないゆっくりとしたすべりをいう。


微小地震(びしょうじしん)

地震の規模(マグニチュード)が1以上3未満の地震をいう。


プレート(plate)

地球表面を覆う厚さ十数kmから百km程度の固い岩石の層。


プレートテクトニクス(plate tectonics)

地球表面を覆っている複数のプレートは、相対的に運動をしている。地震活動、火山活動、地殻変動などの地球表面の地学現象は、これらプレート同士の相互作用に起こるとする考え。現在十数枚のプレートが知られている。


プレート境界地震(プレートきょうかいじしん)

2つのプレートの境界に発生する地震。日本付近では、大陸プレートの下に海洋プレートが沈み込み、0~700kmまで連続した地震面(深発地震面)が見られるが、このうち深さ数十kmまでの地震をいう。プレート間地震ともいう。


プレート内地震(プレートないじしん)

大陸プレートの下に沈みこんでいる海洋プレートの内部で発生する地震と、大陸プレート内部で発生する地震をいう。


噴火(ふんか)

火口から火山灰等の固形物や溶岩を火口付近の外へ放出する現象。但し、噴火活動が活発な桜島では、火山灰を含む噴煙の高さが火口縁上概ね1,000m以上となった場合に噴火としている。


噴火警戒レベル(ふんかけいかいレベル)

噴火警戒レベルとは、火山活動の状況を噴火時等の危険範囲や必要な防災対応を踏まえて1~5の5段階に区分したもので、噴火予報・警報で発表する。住民や登山者・入山者等に必要な防災対応が分かりやすいように、各区分にそれぞれ「避難」「避難準備」「入山規制」「火口周辺規制」「活火山であることに留意」のキーワードをつけて警戒を呼びかけている。


噴火警報(ふんかけいほう)

火山現象に関する警報及び予報。噴火警報は噴火に伴って生命に危険のおよぶ火山現象の発生が予想される場合に発表される。対象地域を居住地域及びそれより火口側とする場合は「噴火警報」居住地域より火口側を対象とする場合は「火口周辺警報」の略称を用いる。


噴石(ふんせき)

噴火の際に噴出される溶岩または火山体を構成する岩石の破片。その大きさや形状等により「火山岩塊」、「火山れき」、「火山弾」等に区分される。噴石は、時には火口から数km程度まで飛散することがあり、落下の衝撃で人が死傷したり、家屋・車・道路などが被害を受けることがある。


本震(ほんしん)

ほぼ同じ場所で発生する地震の群の内、最も規模の大きい地震をいう。


本震余震型地震活動(ほんしんよしんがたじしんかつどう)

大きな地震(本震)の後にはそれより規模の小さな余震が続いて発生し、その回数が時間とともに指数関数的に減少するような地震活動のこと。



マグニチュード(magnitude)

相対的な地震の規模の大きさを表す指数で、一般にMという記号で表しており、観測された地震波をもとに算出される。


マグマ水蒸気爆発(ーすいじょうきばくはつ)

マグマが地下浅所で、地下水や海水と触れることにより多量の高圧水蒸気が発生し、起こる爆発的な噴火のこと。マグマ水蒸気爆発は乾燥状態のマグマ噴火よりも高圧水蒸気が関与している分、爆発的になる。同じく高圧水蒸気が関与している水蒸気爆発との見極め方は、 水蒸気爆発よりも規模が大きく、噴出物にマグマ破片が含まれる。


無感地震(むかんじしん)

無感地震は、体には感じられないが、地震計に地震波形が記録される程度の地震をいう。現在、気象庁では計測震度計により震度を観測しているため、この用語は使用していない。


鳴動(めいどう)

火口またはその付近に音源を持つ連続的な音響で、特に火山活動に関連して起こるもの。時には震動を伴うものもある。



やや深発地震(ややしんぱつじしん)

震源の深さ60km~300km程度の地震のこと。


有感地震(ゆうかんじしん)

有感地震は、体に感じる地震をいう。現在、気象庁では計測震度計により震度を観測しており、震度1以上(計測震度計で0.5以上の値)を観測した地震の発生時に地震に関する情報を発表している。現在、気象庁ではこの用語は使用していない。


融雪型火山泥流(ゆうせつがたかざんでいりゅう)

噴火による高温の噴出物により山に積もった雪が一気に融け、火山灰や岩塊が水と一緒になって、斜面を高速度で流れ下る現象。積雪の多い山で発生することが知られており、時には大量の水分を含んで流れ下るため、建物などを破壊する力を持つことがある。   十勝岳では、大正15年(1926年)5月24日の噴火により融雪型火山泥流が発生し、山頂から麓までの25kmを25分で流れ下って山麓の村を襲い、144人の犠牲者を出した。


溶岩流(ようがんりゅう)

マグマが火口から噴出して地表を流れ下る現象。 流下速度は地形や溶岩の温度・組織によるが、比較的ゆっくり流れるもので一般的には人の足による避難は可能。溶岩流は高温のため、その流路は建物、道路、農耕地、森林、集落を消失、埋没させて完全に不毛の地と化す。


横ずれ断層(よこずれだんそう)

断層面を境として両側のブロックが水平方 向にずれる動きをする断層である。断層を挟 んだ片方のブロックから見て反対側のブロッ クが右(右横ずれ断層)、あるいは左(左横 ずれ断層)に横ずれを起こす。


余震(よしん)

ほぼ同じ場所で発生する地震の群の内、本震が発生した後に発生する本震よりも規模の小さい一連の地震をいう。


余震域(よしんいき)

余震が発生している地域。


余震確率(よしんかくりつ)

本震-余震型の地震活動においては、本震直後には余震の数は多く、その中に大きな規模の余震が混ざって発生するが、日時が経過するに従って余震の数は減少し、大きな規模の余震も少なくなり、次第に起きなくなる。このような性質を統計式にあてはめて算出する確率。


リアルタイム地震防災(リアルタイムじしんぼうさい)

地震観測網で地震の発生をいち早くキャッチし、防災対策に生かそうという試みである。 原理は、地震が発生すると初期微動(P波:縦波)と主要動(S波:横波)と呼ばれる2つの波が地中を伝搬する。この2つの波の伝搬速度は、P波の方がS波より速いため、はじめにP波が伝わり、それから遅れてS波により大きな揺れをもたらしている。この原理を利用した電車を減速、若しくは停車させ被害を軽減させるシステムにJRのユレダスがある。   気象庁では、この原理を利用し、震源に近い観測点でこの初期微動(P波:縦波)を捉え、直ちに震源・地震の規模(マグニチュード)・各地の震度を推定し、緊急地震速報として迅速に利用者に提供する。

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