南西諸島付近に現れた「ロープクラウド」(令和6年11月2日)

11月2日、南西諸島付近に「ロープクラウド」が見られました。「ロープクラウド」とは幅が10~30km程度の細長い積雲の雲列を指し、その雲列の長さは2000~3000kmにも及ぶ場合があります。低気圧の最盛期や衰弱期に、主に海上で寒冷前線に対応する帯状の雲の暖域側に現れることがあり、「ロープクラウド」を境に気温や風向が変わるのが特徴です。 ​

「ひまわり9号」の画像では、九州南部から南西諸島を通り台湾付近まで伸びる「ロープクラウド」が、形状を維持しながら東に進んでいく様子が確認できます。また、9時のレーダー画像を見ると、「ロープクラウド」に対応する降水域が線状に細長く伸びている様子も分かります。

2024年11月2日00時~2024年11月2日18時(JST)
トゥルーカラー再現画像(日中)、赤外画像(夜間)
[mp4形式:4.29MB]

11月2日9時のレーダー画像