トピック

災害時気象資料(気象速報・農業気象災害速報・現地災害調査報告

県内へ影響を及ぼした期間 要因 現象 被害内容 気象概況、災害時気象資料
2012/10/23 不安定 突風
(竜巻)
住家の屋根瓦のめくれや非住家の屋根の飛散など  10月23日9時には、日本海北部に前線を伴った発達中の低気圧があって東北東に進んでおり、この低気圧からのびる寒冷前線が本州を通過していた。この低気圧や前線に向かって、南から暖かく湿った空気が流れ込み、北日本から西日本にかけては大気の状態が非常に不安定となっていた。静岡県袋井市で突風が発生した時間帯には、活発な積乱雲が被害地付近を通過中であった。
現地災害調査速報~平成24年10月23日に静岡県袋井市で発生した突風について~ [PDF]
2012/10/17 不安定 突風 住家の屋根瓦のめくれや落下など 10月17日は、本州の南岸には前線が停滞していた。また、台風第21号が南西諸島を北東に進んでいた。 この前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発となっていた。このため、静岡県藤枝市で突風が発生した時間帯には、活発な積乱雲が被害地付近を通過中であった。
現地災害調査速報~平成24年10月17日に静岡県藤枝市で発生した突風について~ [PDF]
2012/9/30~10/1 台風第17号 強風
高潮
停電や浸水害、交通障害 台風の接近・通過に伴い、静岡県では山地を中心に非常に激しい雨が降り、富士宮市付近及び浜松市北部山間部付近では猛烈な雨が降った。風は、台風が最も静岡県に接近した30日夕方から夜にかけて沿岸部を中心に非常に強い風が吹き、御前崎では最大瞬間風速36.1m/sを観測した。海上では30日昼前から次第に波やうねりが高くなり、同日夕方から夜に9メートルを超える猛烈なしけとなった。また、台風の接近などにより潮位が高くなり、静岡県清水港、内浦などで過去最高潮位を観測した。
平成24年 台風第17号に関する気象速報 [PDF]
2012/9/18 不安定 突風 住家等の屋根瓦の飛散や樹木の折損等 9月18日は、台風第16号から変わった低気圧が沿海州にあって北東に進んでいた。また、北海道から日本海沿岸には前線がのびていた。 この低気圧や前線に向かって南海上から暖かく湿った空気が流れ込み、東日本は大気の状態が非常に不安定となっていた。静岡県磐田市で突風が発生した時間帯には、活発な積乱雲が被害地付近を通過中であった.
現地災害調査速報~平成24年9月18日に静岡県磐田市で発生した突風について~ [PDF]
2012/6/19
~6/20
台風第4号 強風
高潮
停電や家屋の一部損壊、崩土や浸水、交通障害 台風の接近と通過に伴い、静岡県では 19 日朝から雨が降り始め、20 日朝にかけて県内全域で非常に激しい雨が降り、西部・中部・東部では猛烈な雨となった所もあった。日最大 1時間降水量は県内の観測所の多くで 6 月としての極値を更新した。また、降り始めの 19 日 7時から 20 日 9 時までの総降水量は各地で 200 ミリを超え、19 日の日降水量は川根本町、三ケ日、鍵穴、天城山で 6 月としての極値を更新した。風は沿岸部を中心に非常に強い風が吹き、日最大風速では、御前崎で 27.1m/s、石廊崎で24.4m/s、磐田で 22.9m/s を観測した。また、菊川牧之原では 16.4m/s を観測して統計開始以来 1 位となった他、各地で 6 月としての極値を更新した。海上では、台風の接近に伴って 18 日朝から波やうねりが高くなり、台風が最も接近した 19日から 20 日は、東海地方や関東地方で 6 メートルを超える大しけとなり、石廊崎では 19 日23 時に 11.6m を観測した。
平成24年 台風第4号に関する気象速報 [PDF]
2012/4/30
~5/3
前線を伴う低気圧 大雨 崩土や土砂流出、冠水による住宅の一部損壊、交通障害 4月30日の昼過ぎに、大陸から九州の南に停滞した前線上に低気圧が発生した。低気圧は前線を伴い発達しながら本州南岸をゆっくり東北東に進んだ。この低気圧は3日昼過ぎに東海道沖を通過し、3日夜には房総半島付近へ進んだ。県内では南から暖かく湿った空気が流れ込んだ影響により、4月30日13時頃から雨が降り出し、5月2日15時頃から24時頃にかけて伊豆を中心に激しい雨となった。特に天城山では2日の日降水量が566.5ミリ、網代では206.0ミリ、稲取では167.5ミリとなり、いずれも5月の日降水量の極値を更新した。また、低気圧の移動が遅かったため、強い雨が長い時間降り続き、4月30日の降り始めから5月3日11時までの総雨量は天城山で789.0ミリ、網代で279.5ミリ、稲取で275.5ミリを観測した。
平成24 年 4 月 30 日から5 月 3 日にかけての大雨に関する気象速報[PDF]
2012/4/3 低気圧・寒冷前線 強風 強風がいや交通障害 4月3日から4日にかけて、低気圧が急速に発達しながら日本海を東北東に進み、この低気圧に伴う寒冷前線が本州上を通過した。発達した低気圧や寒冷前線の接近・通過に伴い、3日の日最大風速は石廊崎で 20.3m/s、日最大瞬間風速は御殿場で 37.1m/s を観測するなど、広い範囲で強い風が吹いた。また、寒冷前線の東側では南から湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となり、雷を伴い短時間に激しい雨が降った。
平成24年4月3日から4日にかけて急速に発達した低気圧に関する気象速報 [PDF]
2011/9/19~9/21 台風第15号 強風
大雨
人的被害、土砂災害、浸水害など 静岡県では、本州付近に停滞している前線に向かって台風からの非常に暖かく湿った空気が入り、19 日 19 時頃から山間部を中心に雨が降り始めた。21 日は、台風が浜松市付近に上陸した14 時頃を中心に、静岡県を抜けた夜まで非常に激しい雨が降り続いた。最大1時間降水量は、越木平で21 日 15 時 12 分に70.5mm、白糸で21 日 15 時 21 分に69.5㎜、川根本町で21 日 14 時 43 分に62.0mmを観測した。最大24 時間降水量は、川根本町で 399.5㎜、熊で316.0㎜を観測し、9 月の極値を更新するなど記録的大雨となった。9 月 19 日19 時から9 月 21 日 24 時までの総降水量は梅ヶ島で554.0mm、白糸で421.0mm、天城山で433.0㎜を観測するなど山地を中心に大雨となった。また、台風が浜松市付近に上陸した21 日昼過ぎから各地で強い風が吹き始め、御前崎で風速29.7m/sを観測したほか、沿岸部を中心に非常に強い風が吹いた。なお、天竜や磐田、菊川牧之原、井川、富士、稲取で年間を通じての極値を更新し、御殿場や松崎で 9月としての極値を更新した。
平成23年 台風第15号に関する気象速報[PDF]
2011/8/29
~9/6
台風第12号 強風・大雨 人的被害、浸水害、交通障害、停電など 静岡県では、台風第12 号が父島の西を北西進し、日本の南をゆっくりと北西進したため、台風からの非常に暖かく湿った空気が入り、31日9時頃から山間部を中心に雨が降り始めた。台風が四国沖に進んだ2日頃から、静岡市葵区の井川や梅ヶ島、浜松市天竜区越木平、川根本町など山間部を中心に断続的に雨が激しくなり、日本海を北上した4 日昼過ぎまで激しい雨が降り続いた。最大1 時間降水量は、井川で 3 日 05 時 27 分に53.0mm、川根本町で4 日 13 時 01 分に50.5mmを観測した。最大72 時間降水量は、静岡県葵区井川、浜松市天竜区越木平及び川根本町で年の極値を更新するなど記録的大雨となった。8 月 31 日 9 時から9 月 5 日 24 時までの総降水量は井川で1027.0mm、川根本町で 814.0mmを観測し、山地を中心に500 ㎜を超える大雨となった。
平成23年 台風第12号に関する気象速報 [PDF]
2011/7/18
~7/20
台風第6号 大雨
強風
高潮
   静岡県では、台風の北上に伴い、非常に暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で大気の状態が不安定となり、台風の動きが遅いためその状態が長く続いた。7月18日18時頃から雨が降り出し、19日3時過ぎから川根本町や井川、越木平、湯ヶ島など、山間部を中心に非常に激しい雨となった。井川では 19 日6 時に1 時間降水量65.5㎜を観測し、19 日の日降水量は527.5㎜となり、越木平や川根本町でも300 ㎜前後に達した。20 日も時々激しい雨となり、18 日の降り始めから21 日の降り終わりまでの総降水量は、井川 764.0㎜、川根本町 548.0㎜、越木平574.5㎜となった。
平成23年7月 台風第6号に関する気象速報 [PDF]
2010/9/28 不安定 突風
(竜巻)
工場の屋根損壊や駐車中の車の接触など 前線を伴った低気圧が太平洋沿岸を東北東に進み、9月28日09時ころ静岡県付近を通過した。また、別の前線を伴った低気圧が沿海州を東北東に進んだ。これらの前線や低気圧に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となったため、災害発生当時、活発な積乱雲が被害地付近を通過した。
現地災害調査速報~平成22年9月28日に静岡県焼津市で発生した突風被害について~[PDF]
2010/9/8 台風第9号 大雨 人的被害、土砂災害、交通障害、ライフラインへの影響 静岡県では、台風の接近により 9月7日18時頃から雨が降り出し、8日7時頃から雨雲が発達し、9時には井川で 1時間降水量56.5㎜、御殿場で46.0㎜を観測した。10時には小山町付近で1時間降水量が解析雨量でおよそ110㎜の記録的な大雨を観測した。この後も東部では猛烈な雨が降り続き、小山町付近は16時にも1時間降水量が解析雨量でおよそ120㎜の記録的な大雨を観測した。8日の日降水量は、多い所で井川224.5㎜、御殿場218.0㎜、梅ヶ島187.5㎜、川根本町で150.0㎜を観測した。
平成22年 台風第9号に関する気象速報 [PDF]
2009/11/11 不安定 突風 事務所の一部損壊など 11日09時、前線を伴った低気圧が渥美半島にあって、毎時35kmの速さで北東進していた。静岡県内は、南から南西の風が吹き込み、大気の状態が不安定となっていた。この影響で、静岡県では、遠州南を中心に積乱雲が発生し、所々で雨が降っていた。被害発生当時、活発な積乱雲が被害地付近を通過中であった。
現地災害調査速報~平成21年11月11日に静岡県掛川市で発生した突風被害について~[PDF]
2009/10/7
~10/8
台風第18号 大雨
強風
高波
人的被害、浸水害、停電など 静岡県では、本州の南海上に停滞した前線の影響で、10月5日昼頃から雨が降り続いていたが、8日の0時過ぎからは、台風本体の雨雲がかかり、所々で1時間25-35ミリの激しい雨となった。5日の降り始めから8日11時までの降水量は、多い所で200-250ミリに達した。また、8日1時過ぎ、西部から台風の暴風域に入り始め、4時頃には全域が暴風域に入り、 9 時頃まで海上海岸を中心に非常に強い風が吹いた。
平成21年10月 台風第18号に関する気象速報 [PDF]
2008/3/14 不安定 突風
住宅の屋根が剥がれる、屋根瓦が飛散するなど 日本海中部に前線を伴った低気圧があって東北東に進んでいた。この低気圧に向かって南海上から湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となっていた。静岡県内には昼過ぎから雷を伴った活発な積乱雲がかかり、袋井市で突風が発生した時間帯には、活発な積乱雲が被害地域付近を通過していた。
現地災害調査速報~平成20年3月14日に静岡県袋井市で発生した突風害について~ [PDF]