気候の変動をみる
「さくらの開花日」の長期的な変化
   気象庁では、植物の開花、満開、紅(黄)葉を観測しています(生物季節観測)。 生物季節観測は、生物に及ぼす気象の影響を知るとともに、その結果から季節の遅れ進みや気候の違い・変化など総合的な気象状況の推移を知ることを目的としています。
  • 全国の「さくらの開花日」は、10年あたり1.2日の変化率で早くなっています。
  • 「さくらの開花日」が早まる傾向は、これらの現象が発生する時期における長期的な気温上昇の影響が考えられます。
  
「さくらの開花日」の長期的な変化(徳島)
  • 徳島地方気象台が観測する「さくらの開花日」は、10年あたり0.4日の変化率で早くなっています。
折れ線は各年の平年日からの偏差、青い線は偏差の5年移動平均、赤い直線は長期変化傾向を示しています。
さくらの開花日のグラフ
徳島における「さくら開花日」の経年変化(1953~2022)
徳島における「さくらの平年の開花日」 : 3月28日 (1991~2020年の平均値)
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(平成28年9月掲載)
(令和5年9月更新)