21世紀末の予測を見る(20世紀末からの変化)(地球温暖化予測情報第8巻から):中程度の温室効果ガスの排出が続く場合
21世紀末の予測を見るために
  • 地球温暖化予測情報第8巻(2013年)は、IPCC温室効果ガス排出シナリオA1Bを用いた非静力学地域気候モデルによる日本の気候変化予測です。
  • 地球温暖化予測の前提となる温室効果ガスの将来変化は、単一シナリオについてのみ予測対象としています。このため、他のシナリオを用いた場合、異なる予測結果となる可能性があります。
  • A1Bシナリオは、21世紀半ばまで排出量が増加し、ピークを迎えた後、緩やかに減少する経過をたどり、2100年頃の大気中二酸化炭素濃度は、約700ppmに達することが想定されています。
  • 地球温暖化予測は、自然変動に伴う気候の「ジグザグ」な揺らぎの影響を取り除いて、温室効果ガスの増加に伴って「じわじわ」と進行する長期的な変化の傾向を検出することを目的としています。
  • 地球温暖化予測情報第8巻において、現在気候は20世紀末(1980~1999年)を、将来気候は21世紀末(2076~2095年)を想定しています。
  • 降水の変化予測は、気温に比べて一般に不確実性が大きいです。台風や梅雨前線に伴う大雨などの顕著な現象の頻度や程度は年々の変動が大きいことに加え、空間的な代表性が小さい上に、発生頻度が稀であって、20年程度の計算対象期間を設けても統計解析の標本数が少ないため、系統的な変化傾向が現れにくい場合があります。

大雨(日降水量100mm以上の年間発生回数)の発生回数の変化予測(徳島県)
  • 日降水量100mm以上の年間発生回数は増加を示していますが、季節別では明瞭な増加は示していません。
大雨変化量のグラフ
日降水量100mmの年間発生回数の変化(徳島県)
(将来気候の現在気候との差:回)


棒グラフは現在気候(灰色)、将来気候(赤色)における1地点あたりの年間発生回数、縦棒は年々変動の標準偏差を示します。

表 日降水量100mm以上の年間日数
1981~2010年の平均値
徳島1.8日

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(平成28年9月掲載)
(平成30年2月更新)