気象台の業務紹介

 気象台では、自然災害から住民の生命と財産を守るために様々な業務を行なっています。

防災情報の発表

 気象現象によって災害が起こるおそれがある場合に、予想される現象の強さに応じて注意報や警報を発表します。
また、気象状況の変化や地域の実状に応じて、防災に関する気象情報を発表します。

 鳥取地方気象台が発表する警報・注意報は、特別警報が6種類、警報が7種類、注意報が16種類あります。

特別警報
 警報の発表基準をはるかに超え、重大な災害の危険性が著しく高まっているときに発表します。
 大雨、暴風、暴風雪、大雪、波浪、高潮
警報
 重大な災害が起こるおそれのあるときに発表します。
 大雨、洪水、暴風、暴風雪、大雪、波浪、高潮
注意報
 災害が起こるおそれのあるときに発表します。
 大雨、洪水、強風、風雪、大雪、波浪、高潮、雷、融雪、濃霧、乾燥、なだれ、低温、霜、着氷、着雪

防災において気象台が果たす役割

 地域における災害対策、特に災害の初動体制に活用される防災情報を発表します。また、各種注意報・警報がより有効に活用されるよう、地域の気象特性を検証して、その基準および発表細分区域の見直しを行なっています。さらに、防災情報に関する知識の普及、自然災害に対する啓発に努めています。

天気予報

 対象とする期間や地域に応じて各種の天気予報を発表します。

【短期予報】
 明後日までの天気や風の推移、波浪のほか、最高・最低気温、降水確率を予報します。
【週間予報】
 翌日から向こう1週間の毎日の天気や降水確率、最高・最低気温を予報します。
【季節予報】
 日々の天気ではなく、長い期間の平均的な気温や降水量、天候等の大まかな傾向を予報します。1か月予報、3か月予報、暖候期予報、寒候期予報があります。

気象観測

 自然現象を的確に把握するため、気象業務の基礎となる仕事です。気圧、気温、風向風速、降水量、日照時間、雲、視程などを測る地上気象観測をはじめ、観測機器を気球に吊るして上空の大気の状態を測る高層気象観測や航空機の運行に必要な気象情報を提供するための航空気象観測などがあります。また、植物の開花日などにより、季節の進み具合をみる生物季節観測も行なっています。

地震観測

 気象庁では全国に設置した地震計を用いて、常時、観測・監視を行なっています。得られたデータは地震発生後ただちに発表される津波予報や地震情報に使われるだけでなく、地震の研究を推進するための基礎資料として各方面で活用されています。また、全国で計測震度計により震度を観測しており、地方自治体で設置した震度計のデータと合わせて震度情報を発表しています。

気象資料等の照会

 県内の気象資料(地上気象観測原簿、気象月表、地域気象観測(アメダス))の照会を行っております。いずれの資料も印刷物になっており閲覧できます。また、気象証明や鑑定に関する業務も行っております。

気象災害の資料

天気予報(NTTの電話サービス)

【天気予報】
 鳥取県東部   0857-177
 鳥取県中・西部 0859-177
【週間天気予報】
 鳥取県東部   0857-60-0177
 鳥取県中・西部 0859-31-0177