宇都宮地方気象台長からのご挨拶

 皆さま、こんにちは。宇都宮地方気象台のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
 令和6年4月に着任しました、台長の 池田 友紀子 (いけだ ゆきこ)です。

 近年、全国各地で雨の降り方が激しくなってきており、毎年のように日本のどこかで大きな被害が発生しています。栃木県でも、平成27年9月関東・東北豪雨、令和元年東日本台風など、過去に土砂崩れや河川の氾濫で大きな災害が発生しており、また、たびたび竜巻等の突風被害にも見舞われています。那須岳や日光白根山などの火山には多くの方が観光や登山に訪れ、美しい景色や温泉を楽しんでおられますが、火山はまた災害リスクとも隣り合わせです。
 気象庁では全国的な取り組みとして地域防災支援に力を入れており、宇都宮地方気象台でも、平常時から自治体や地域住民の皆さまと顔の見える関係を構築することに努めています。その一環として、日常的に、自治体が主催する防災関係の研修講師や、地元のラジオ局から出演の機会をいただくなどして、気象情報を防災に利用していただけるよう普及啓発活動を行っています。
 残念ながら、私たち人間の力では、台風、大雨、暴風、地震、火山噴火等の自然現象を止めることはできません。しかしながら、住民の皆さま一人ひとりの日頃からの備えにより、被害を軽減することはできます。
 宇都宮地方気象台は、県民の皆さまの安心・安全な生活を支える防災気象情報を的確に発表するとともに、県や市町などの防災関係機関や報道機関等と連携して地域防災に取り組んでまいります。


令和6年4月
宇都宮地方気象台長 池田 友紀子

宇都宮地方気象台長