以下の基準を一つ以上満たした事例を掲載しています。
神奈川県の主な気象災害
神奈川県で発生した、主な気象災害の概要を掲載しています。
気象災害事例の掲載基準
- 人的被害:死者・行方不明者 1人以上、または、負傷者 5人以上
- 建物被害:全壊・半壊 10棟以上、または、浸水(床上・床下)家屋 100棟以上
- 公共土木施設被害:橋梁の流失、堤防の決壊等 10か所以上
- 農林水産被害:被害面積 10ha以上、または、被害が大きいと認められるもの。
- 船舶被害:流失、沈没 5隻以上
- 港湾施設被害:損傷等被害の規模が大きいと認められるもの。
- 交通・電力・通信障害:鉄道や道路の被害が著しく大きいと認められるもの。(停電被害10,000棟以上、または通信障害 500回線以上。)
- 山・がけ崩れ:100か所以上。
- たつ巻、高潮、赤潮:その現象が確認され、被害が確認されたもの。
神奈川県の気象災害事例
2021年以降に発生した気象災害事例
件名 | 現象の期間 | 概要 |
---|---|---|
梅雨前線 暖気の移流:山がけ崩れ害 浸水害 洪水害 | 2021-06-30~2021-07-03 |
梅雨前線が関東地方の沿岸に停滞し、南から湿った空気が流れ込んだ影響で、神奈川県内では6月30日から雨が降り始め、7月3日にかけて大雨となった。 人的被害:行方不明 1名(小田原市)軽傷 1名(逗子市) 全壊:1棟(小田原市) 一部損壊:5棟((秦野市 1棟、中井町 3棟、葉山町 1棟) 住家床上浸水:4棟(平塚市 1棟、伊勢原市 3棟) 住家床下浸水:23棟(平塚市 9棟、伊勢原市 13棟、真鶴町 1棟) 非住家被害:2棟(横浜市) がけ崩れ:129か所(横浜市、厚木市、南足柄市、山北市、松田町など) |
2011年から2020年に発生した気象災害事例
件名 | 現象の期間 | 概要 |
---|---|---|
梅雨前線、暖気の移流:山がけ崩れ害、強風害、浸水害、強雨害 | 2020-07-03~2020-07-13 |
7月3日から7月13日にかけて、梅雨前線が本州付近に停滞し、前線上を低気圧が次々と通過した。 これら前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、神奈川県では断続的に大雨となり、風が強まった日があった。 人的被害:軽傷1名(8日川崎市) 住家床上浸水:3棟(11日秦野市) 住家床下浸水:6棟(11日秦野市3棟、厚木市1棟、大井町2棟) がけ崩れ:21か所(4日~12日横浜市、三浦市、横須賀市、鎌倉市、湯河原町など) がけ崩れによる住家被害:一部破損2棟(4日横浜市1棟、三浦市1棟) 農業被害:強風によりオクラが倒伏(4日被害額11万円、大井町)、大雨による土砂流入でカボチャが埋没(12日被害額2万7千円、大井町)、 大雨による土砂流入で茶園が埋没(8日被害額3千円、山北町) 鉄道:箱根登山ケーブルカー上下線10本運休(6日強風により架線に枝がかかったため)、JR御殿場線上下線運転見合わせ(7日倒木による) 道路通行止:東京湾アクアライン上下線(8日強風による) 停電:約8,120軒(4日~12日) |
寒冷前線:強風害 | 2019-12-02~2019-12-02 |
寒冷前線が通過した。 【県内の被害状況】
【現地調査の概要】 12月2日に横浜市鶴見区と金沢区で強風害があり、JMA-MOTとして現地調査をした。 この被害をもたらした現象は特定できなかったが、金沢区の突風の強さは風速約35m/sと推定され、日本版改良藤田スケールでJEF0に該当する。 |
令和元年台風第19号:浸水害 山がけ崩れ害 | 2019-10-10~2019-10-13 |
台風第19号が日本の南を北上し、12日19時前に大型で強い勢力で伊豆半島に上陸した後、関東地方を通過し、13日未明に東北地方の東海上に抜けた。 人的被害:
その他:家屋への被害や土砂崩れ、内水浸水など多数発生 |
令和元年台風第15号:強風害 山がけ崩れ害 沿岸波浪害 | 2019-09-08~2019-09-09 |
台風第15号が三浦半島を通過して、東京湾を通り、千葉県に上陸、太平洋側へ抜けた。 人的被害:重傷者3名、軽傷者10名 建物被害:全壊4棟、半壊21棟、一部破損1570棟、床上浸水30棟、床下浸水32棟、非住家(公共施設)83棟、非住家(その他)487棟 土砂災害:がけ崩れ145件 その他:沿岸波浪による浸水被害(金沢区臨海部産業団地)など |
平成30年台風第24号:強風害 土石流害 山がけ崩れ害 塩風害 海上波浪害 | 2018-09-30~2018-10-01 |
台風第24号が四国の南海上を北東に進み、9月30日20時頃和歌山県に上陸した。その後、台風は東日本を北東に進み、10月1日12時に日本の東海上で温帯低気圧に変わった。 このため、県内では暴風および大雨となった。 人的被害:重傷1名(葉山町)、軽傷13名(横浜市2名、小田原市1名、海老名市2名、茅ヶ崎市1名、川崎市3名、平塚市2名、厚木市1名、相模原市1名) 住家半壊:11棟(横浜市10棟、真鶴町1棟) 住家一部損壊:317棟(横浜市252、相模原市1、藤沢市1、茅ヶ崎市22、逗子市1、三浦市5、秦野市9、大和市8、座間市9、綾瀬市1、寒川町3、二宮町3、愛川町2) 非住家(公共建物):9棟(横浜市5、二宮町4) 非住家(その他):63棟(横浜市60、大和市1、座間市1、葉山町1) 土砂災害:土石流1件(相模原市緑区青根国道413号線を土砂が塞ぎ通行止める(人的被害なし))、がけ崩れ2件(南足柄市苅野、南足柄市矢倉沢(人的被害なし)) 農業・畜産被害:農業施設および農作物、畜産など被害額合計は約6億4千万円に上る。 林業被害:倒木や土砂流出などによる林業被害が9市町村で発生。 水産業被害:防波堤や魚協事務所建物損壊が11箇所、漁船破損は18隻となった。 停電:10月1日未明には最大で18万軒を超えた。 塩風害:2日から3日にかけて、変圧器などの電気設備に塩分が付着したことが原因と考えられる発火が関東地方の沿岸部で発生。 これにより、停電や列車の運転見合わせが発生した。また、農作物への被害も報告されている。 鉄道:JR(首都圏の全線で9月30日20時以降、順次運転を取りやめ)、箱根登山鉄道(沿線の倒木)、小田急電鉄(9月30日夕方以降運転見合わせ) 道路通行止:西湘バイパス、国道135号線 海上交通障害:東京湾フェリー(9月30日~10月1日すべての便) その他:横浜港のふ頭沖で停泊中の貨物船が強風にあおられて流され、およそ5キロ離れた川崎市扇島の製鉄所の岸壁に衝突(人的被害なし) |
平成30年台風第21号:強風害 海上波浪害 その他(風害) | 2018-09-04~2018-09-05 |
台風第21号が日本の南海上を北上し、9月4日12時頃徳島県に上陸した。その後も非常に強い勢力を維持したまま本州を北北東に進み、日本海沿岸を北上し、5日09時に温帯低気圧に変わった。 人的被害:負傷者8名 住居一部破損:5棟 農業被害:パイプハウスの骨組みやビニールの損壊(相模原市など)、果実の落下や果樹の枝折れ(川崎市、横浜市) 停電:12,000軒以上(鎌倉市や藤沢市など) 鉄道:JR御殿場線運転見合わせ(4日から)、東海道線や湘南新宿ラインもダイヤの大幅な乱れ 海上交通障害:東京湾フェリー欠航(4日から) |
平成30年台風第12号:沿岸波浪害 強風害 | 2018-07-27~2018-07-28 |
台風第12号は、7月28日午後には強い勢力を維持したまま伊豆諸島の東海上を北上した。その後台風は進路を西に変え、28日夜、神奈川県に最も接近した。その後、東海道沖を西に進み、29日午前1時頃三重県に上陸し、西日本を西に進んだ。 このため神奈川県では風が強まり、海上ではうねりを伴い大しけとなった。 人的被害:軽傷者11名(強風にあおられ転倒、高波による冠水のため車両から避難する際など) 住家半壊:1棟(真鶴町) 非住家被害:真鶴町港湾事務所が全壊、マリーナ事務所浸水など(真鶴町)、吉浜海岸の海の家警備本部1棟、海の家11棟の全壊(湯河原町)、 小田原漁港に建設中の交流促進施設のガラス破損・施設内への土砂の流入(小田原市) 農業被害:パイプハウスの変形やビニールの破損、果樹の落果など |
南岸低気圧:積雪害・その他(雪害)・着雪害・雪圧害 | 2018-01-22~2018-01-23 |
前線を伴った低気圧が発達しながら本州の南海上を東北東へ進み、22日夜には関東の東海上を東北東進した。 横浜では昼前から雪が降り始め、低気圧が接近した22日夕方から雪が強まり大雪となった。 人的被害:重傷者2名(大和市1名、南足柄市1名)、軽傷者11名(横浜市4名、相模原市2名、厚木市1名、大和市1名、海老名市2名、綾瀬市1名、葉山町1名、寒川町1名、大磯町1名、愛川町1名) 住居一部破損:3棟(横浜市2棟、相模原市1棟) 農業被害:パイプハウス等破損(横浜市5棟101千円、川崎市2棟16千円、茅ヶ崎市1棟37千円)、防虫ネット支柱破損(横浜市4棟623千円)、農産物被害(川崎市6件359千円) 山がけ崩れ:鎌倉市1か所(24日発生、崩壊量1㎥、融雪によるものと思われる) 停電:鎌倉市約100戸、横須賀市及び葉山町約19,000戸 交通事故:人身事故33件、物損事故1,130件 |
平成29年台風第21号:山がけ崩れ害 強風害 浸水害 浸水(海水)害 | 2017-10-22~2017-10-23 |
前線が本州の太平洋沿岸に停滞した。また、台風第21号が日本の南を北に進んだ。 台風は、23日3時頃には御前崎市付近に上陸し、また、23日5時には小田原市付近を60kmの速さで北北東へ進んだ。 人的被害:重傷1名(横浜市)、軽傷7名(横浜市2名、相模原市1名、茅ヶ崎市3名、逗子市1名) 住家一部損壊:12棟(横浜市3棟、相模原市2棟、秦野市1棟、大和市1棟、海老名市1棟、南足柄市4棟) 住家床上浸水:9棟(横浜市2棟、川崎市1棟、鎌倉市4棟、藤沢市1棟、三浦市1棟) 住家床下浸水:28棟(横浜市12棟、川崎市1棟、相模原市2棟、鎌倉市4棟、藤沢市7棟、南足柄市2棟) 非住家被害:27棟(横浜市6棟、鎌倉市1棟、藤沢市7棟、三浦市17棟) がけ崩れ:73か所(横浜市27か所、川崎市4か所、相模原市2か所、小田原市1か所、横須賀市18か所、鎌倉市12か所、秦野市1か所、逗子市2か所、厚木市1か所、山北町1か所、平塚市1か所、松田町2か所、葉山町1か所) 道路損壊:19か所(横浜市1か所、相模原市3か所、逗子市5か所、南足柄市8か所、大磯町1か所、大井町1か所) 港湾被害:15件(横浜市1件、茅ヶ崎市2件、逗子市12件) 農業被害:10件(藤沢市野菜倒伏被害額4,10千円、茅ヶ崎市パイプハウスビニル破損618千円及び野菜倒伏4,162千円、厚木市野菜倒伏678千円、横浜市野菜倒伏3千円、川崎市野菜倒伏8千円、松田町共同防除用タンク破損80千円) 停電:山北町100戸、三浦市及び横須賀市17,500戸、真鶴町及び湯河原町2,400戸、小田原市9,700戸、葉山町1,800戸、座間市4,400戸、伊勢原市300戸、横浜市2,700、大磯町及び平塚市1,000戸、藤沢市1,800戸、厚木市700戸、川崎市1,200戸、二宮町100戸、鎌倉市及び逗子市4,000戸 その他:平成29年11月7日神奈川県知事が定例記者会見を行い、現時点で調査中であるが、台風第21号の被害総額額は7億3千万円を超えると発表した。 (内訳:水産業や漁業関係約1億8千万円、港湾や海岸関係約3億3千万円、河川や道路関係約2億1千万円、農業被害約1千万円) 平成29年12月6日報告 |
平成29年台風第18号:強風害 | 2017-09-17~2017-09-18 |
台風第18号は、暴風域を伴ったまま九州南部及び四国地方を通過し、17日22時頃に兵庫県明石市付近に上陸した。 その後、18日2時には糸魚川市付近を1時間におよそ70キロの速さで北東に進み、10時過ぎに北海道に上陸後、北北東に進み、18日21時にサハリンで温帯低気圧に変わった。 【県内の被害状況】 人的被害:軽傷3名(横浜市1名、茅ヶ崎市2名) 住家一部破損:茅ヶ崎市1棟、相模原市1棟、横浜市1棟 非住家被害:一部破損横浜市3件 農業被害:育苗用パイプハウス倒壊(横浜市1棟被害金額37千円)、強風による果実の傷(横須賀市、被害金額53千円、被害面積0.2ha) 停電:藤沢市約1,300戸、湯河原町約600戸、横須賀市約400戸、真鶴町約100戸、相模原市緑区約400戸、山北町約100戸、横浜市旭区約1,100戸、鎌倉市、横浜市栄区及び横浜市戸塚区約4,000戸、鎌倉市約100戸 平成29年10月13日報告 【現地調査の概要】 9月18日相模原市で煙突の傾倒や倒木の強風害があり、JMA-MOTとして現地調査した。 この被害をもたらした現象は、竜巻等の突風ではなく、台風と前線の影響により風が一時的の強まったものと推定した。 |
気圧の谷:浸水害 山がけ崩れ害 落雷害 | 2017-08-01~2017-08-01 |
上空の気圧の谷や湿った空気の影響により大気の状態が不安定となった。 住家一部破損:横浜市2棟 床上浸水:横浜市1棟、藤沢市4棟、大和市2棟、綾瀬市1棟 床下浸水:横浜市10棟、藤沢市1棟、大和市2棟、綾瀬市11棟 非住家被害:浸水3件(横浜市) 農業被害:綾瀬市田埋没(7ha)、畑埋没(5.3ha) 道路被害:道路冠水による通行止め(横浜市5件) 山がけ崩れ:横浜市1か所(崩壊量7.5㎥)、藤沢市1か所(崩壊量3.6㎥) 停電:横浜市旭区約100戸 平成29年9月12日報告 |
雷雨(熱雷):強風害 落雷害 強雨害 ひょう(あられ)害 | 2017-07-18~2017-07-18 |
関東地方の上空に寒気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となった。 【県内の被害状況】 農業被害:横須賀市(スイカ、雹による傷、被害金額9,306千円、被害面積1.8ha)、藤沢市(ネギ、雨水の流入による倒壊、被害金額27千円、被害面積0.1ha) 停電:藤沢市約1,200戸、茅ヶ崎市約1,500戸、茅ヶ崎市及び藤沢市約800戸、横浜市泉区約100戸、横浜市戸塚区約200戸、横浜市栄区及び戸塚区約4,800戸、横浜市磯子区約200戸、鎌倉市約4,700戸、秦野市約2,800戸、寒川町約100戸、厚木市約1,100戸、綾瀬市約2,400戸、海老名市約700戸 その他:茅ヶ崎市芹沢の物置(3m×4m、重さ約50Kg)飛散、茅ヶ崎市東海岸南の公園街灯傾斜、茅ヶ崎市浜竹の住家トタン屋根めくれ、鎌倉市江の島樹木の倒木(3か所) 平成29年8月15日報告 【現地調査の概要】
茅ヶ崎市及び藤沢市の強風害についてJMA-MOTとして調査した。
|
その他(低気圧):強風害 山がけ崩れ害 | 2017-06-21~2017-06-21 |
6月21午後、関東地方を通過した低気圧と日本海沿岸を北東に進んだ低気圧により、神奈川県内では所々で激しい雨が降り、南よりの強風が吹いた。 人的被害:軽傷(川崎市3人、藤沢市2人、大和市1人、小田原市1人)※歩行中の転倒など 住家一部破損:横浜市1棟、川崎市1棟 山がけ崩れ:6月23日10時頃鎌倉市1か所(崩壊量22.5㎥) 農業被害:川崎市幸区トウモロコシ倒伏・水没(被害金額371千円) 平成29年7月13日報告 |
日本海低気圧 寒冷前線:強風害 | 2017-02-20~2017-02-20 |
前線を伴った低気圧が発達しながら日本海から三陸沖へ進み、この低気圧からのびる寒冷前線が20日午後関東甲信地方を通過した。 人的被害:重傷1名(小田原市)、軽傷27名(川崎市5名、相模原市1名、鎌倉市2名、藤沢市5名、茅ヶ崎市2名、三浦市4名、秦野市3名、大和市1名、海老名市3名、大井町1名) 住家一部破損:海老名市1棟 農業被害:相模原市(鉄骨ハウス1棟窓ガラス6枚破損24千円、パイプハウス1棟ビニール破損7千円)、藤沢市(パイプハウス2棟ビニール破損24千円)、愛川町(鉄骨ハウス2棟ガラス5枚破損20千円) 停電:約1,300軒(鎌倉市及び藤沢市) 平成29年3月10日報告 |
平成28年台風第9号:強風害 浸水害 山がけ崩れ害 | 2016-08-21~2016-08-22 |
8月22日台風第9号が伊豆諸島を北上し、22日12時30分頃に、千葉県館山市付近に上陸後本州を北上した。 人的被害:死亡1名(相模原市)、重傷2名(小田原市)、軽傷6名(川崎市4名、横浜市1名、三浦市1名) 住家半壊:1棟(相模原市) 住家一部破損:11棟(横浜市4棟、藤沢市3棟、茅ヶ崎市1棟、逗子市1棟、葉山町2棟) 住家床上浸水:7棟(横浜市1棟、相模原市2棟、伊勢原市3棟、愛川町1棟) 住家床下浸水:18棟(川崎市2棟、相模原市6棟、藤沢市1棟、茅ヶ崎市2棟、大和市1棟、伊勢原市5棟、寒川町1棟) 非住家一部破損:3棟(茅ヶ崎市2棟、鎌倉市1棟) 山がけ崩れ:18か所(横浜市3か所、横須賀市5か所、川崎市2か所、鎌倉市1か所、相模原市4か所、小田原市1か所、愛川町1か所、逗子市1か所) 道路冠水:1か所(横浜市) 耕地冠水:1ha(茅ヶ崎市) 農業被害:横須賀市(ハウス1棟ビニル損傷17万円)、寒川町(ハウス1棟寒冷紗損傷6万円) 停電:藤沢市約100戸、秦野市約100戸 平成28年9月15日報告 |
寒気の移流 雷雨:浸水害 山がけ崩れ害 落雷害 | 2016-08-02~2016-08-02 |
暖かく湿った空気が流れ込み、上空約6000mには氷点下6度前後の寒気が入り、大気の状態が非常に不安定となった。 住家床上浸水:川崎市10棟 住家床下浸水:横浜市4棟、川崎市26棟、秦野市1棟 非住家被害:横浜市3棟 山がけ崩れ:鎌倉市1か所 停電:横浜市約1700戸、綾瀬市約2400戸、藤沢市約600戸、湯河原町約2000戸、平塚市約600戸 平成28年9月15日報告 |
日本海低気圧:強風害 | 2016-04-17~2016-04-17 |
前線を伴った低気圧が急速に発達しながら、日本海を東北東に進んだ。神奈川県では気圧の傾きが大きくなり、海上を中心に南よりの風が非常に強く吹いた。 人的被害:19人(川崎市7人、相模原市2人、横須賀市2人、平塚市1人、藤沢市2人、茅ケ崎市1人、大和市1人、伊勢原市1人、葉山町1人、大磯町1人) 住家被害:一部破損10棟(横須賀市3棟、愛川町7棟) 非住家被害:全半壊6棟(横須賀市3棟、藤沢市1棟、逗子市1棟、愛川町1棟) 停電:厚木市100軒未満、川崎市100軒未満、鎌倉市100軒未満、横浜市100軒未満、綾瀬市及び藤沢市約1000軒 農業被害:平塚市(ハウス2棟ビニル破損)、相模原市(牛舎破損) 平成28年5月12日報告 |
南岸低気圧、季節風:強風害 積雪害 着雪害 その他(雪害) | 2016-01-17~2016-01-19 |
東海道沖の低気圧が発達しながら関東地方を東北東進した。このため神奈川県内は大雪となった。 負傷者:重症1人(伊勢原市1人)、軽傷72人(横浜市41人、川崎市17人、相模原市9人、藤沢市2人、伊勢原市1人、箱根町2人) 住家被害:住家一部破損1棟(横浜市) 非住家被害:一部破損1棟(横浜市) 農業被害:ビニルハウス破損23棟(横浜市6棟490万円、相模原市14棟1,029万円、大和市2棟167万円、愛川町1棟104万円) 停電:約5000戸 平成28年2月18日報告 負傷者:軽傷5人(藤沢市辻堂の建物の外壁に設置された工事用の足場が倒壊) 平成28年2月18日報告 |
平成27年台風第18号:山がけ崩れ害 浸水害 | 2015-09-07~2015-09-10 |
日本の南海上にあった台風第18号が北上し、9日10時過ぎには愛知県知多半島に上陸後さらに北上した。台風の北上に伴い、本州の南岸に停滞していた前線も北上した。 神奈川県内には南海上から発達した雨雲が次々と流入した。 住家一部破損:横浜市鶴見区及び神奈川区各1棟 床上浸水:川崎市川崎区1棟、横浜市鶴見区1棟 床下浸水:茅ケ崎市1棟 山がけ崩れ:横浜市10か所、逗子市及び藤沢市各1か所、相模原市及び三浦市各2か所 道路冠水:横浜市鶴見区及び中区各2か所 平成27年10月16日報告 |
停滞前線:竜巻害 強風害 | 2015-08-17~2015-08-17 |
関東南部に前線が停滞し、暖かく湿った空気が流入したため、大気の状態が非常に不安定となった。
負傷者:重傷1名(藤沢市)、軽傷1名(横浜市) 住家一部破損:横浜市旭区1棟、都筑区2棟、泉区1棟、藤沢市32棟 農業被害:パイプハウス破損1棟、作業小屋破損1棟共に被害金額不明(藤沢市) 停電:約1200戸(藤沢市亀井野) 平成27年9月15日報告 |
寒気の移流:強風害 | 2015-02-13~2015-02-13 |
2月13日15時、襟裳岬付近には発達した低気圧があり、日本付近は冬型の気圧配置となっていた。 一方、関東甲信地方の沿岸部では西または南西の風が卓越し、内陸は北よりの風となり、関東地方南部では局地的な前線が形成された。この前線の通過に伴い、厚木市では突風が発生した。 【突風による被害の概要】被害発生は厚木市長谷地区。住家一部破損13棟、非住家一部破損5棟、フェンス倒壊1箇所、乗用車窓ガラス及びボディ破損3台(厚木市危機管理部危機管理課調べ)。 平成27年2月24日報告 |
平成26年台風第18号:沿岸波浪害 山がけ崩れ害 強雨害 浸水害 洪水害 | 2014-10-05~2014-10-06 |
台風第18号は、九州の南海上を北北東に進み、また、関東の南海上には前線が停滞していた。前線の影響で、5日から雨となって、6日には台風の接近・通過で大雨となった。 死者・行方不明:4人 負傷者:重傷(三浦市1人)、軽傷(三浦市2人、川崎市1人、横浜市1人、横須賀市6人) 床上浸水:鎌倉市16棟、川崎市9棟、藤沢市2棟、平塚市6棟、横浜市29棟、寒川町18棟、大和市7棟 床下浸水:鎌倉市9棟、川崎市13棟、藤沢市28棟、茅ヶ崎市3棟、平塚市27棟、横浜市48棟、厚木市3棟、海老名市2棟、寒川町88棟、大和市2棟 住家一部破損:横浜市12棟、鎌倉市1棟、大井町1棟 山崖崩れ:湯河原町1か所、平塚市24か所、横浜市71か所、鎌倉市5か所、川崎市1か所 ブロック塀倒壊等:横浜市12件 県管理河川護岸崩落等(5河川6か所) 農業被害:横浜市(泉区パイプハウス損傷1,058千円、都筑区畑冠水10,000㎡46千円、神奈川区ダイコンなど4,000㎡25千円)、横須賀市(パイプハウス等損傷15,701千円)、三浦市(パイプハウス等損傷6,560千円)、綾瀬市(強風により農作物一部倒伏105,000㎡、大雨による農作物等流出19,000㎡6,560千円)、寒川町(畑冠水2,000㎡114千円)、茅ヶ崎市(畑冠水等8,400㎡792千円)、藤沢市(畑冠水5,200㎡、農作物一部倒伏等10,000㎡3,248千円、防鳥・虫ネット冠水167千円)、平塚市(畑冠水200㎡8千円)、大磯町(畑冠水200㎡4千円) 停電:三浦市(約4,500戸)、藤沢市(100戸未満)、横須賀市(約900戸)、横浜市戸塚区(100戸未満) 平成26年11月14日報告 |
その他(低気圧) 暖気の移流:山がけ崩れ害 浸水害 洪水害 その他(風害) | 2014-06-06~2014-06-08 |
関東の南には前線を伴った低気圧があった。 住家一部破損:横浜市1棟 住家床下浸水:松田町1棟、中井町3棟 崖崩れ:横須賀市1か所、川崎市1か所、葉山町2か所、鎌倉市1か所、湯河原町2か所、相模原市2か所 擁壁一部破損:横浜市1件 擁壁崩落及び土砂流出:横浜市1件 道路冠水:横浜市1件 崖崩れによる土砂流出:横浜市10件 土砂流出に伴う道路通行止め:横浜市6件 盛土の土砂流出:横浜市1件 河川の仮設護岸の損壊:横浜市1件 土砂流出によるマンション設備破損:横浜市1件 停電:川崎市麻生区100軒未満 平成26年7月15日報告 |
南岸低気圧 寒気の移流:積雪害 雪圧害 雪崩害 着雪害 その他(雪害) | 2014-02-14~2014-02-15 |
低気圧が本州の南海上を北東に進み、次第に発達しながら15日明け方から昼頃にかけて関東地方沿岸に接近した後、関東の東を北東に進んだ。関東地方の上空約1500メートル付近は-6℃以下の寒気に覆われていた。 低気圧の接近・通過と上空の寒気の影響により、神奈川県では14日未明から雪が降りはじめ、14日午後には雪が強まり大雪となった。 雪による転倒やスリップ事故などで、県内の広い範囲で多数の負傷者があった。 また、道路の通行止めや鉄道の運転見合わせ等の交通障害が発生し、相模原市などでは帰宅困難者が相次いだ。 14日20時30分頃には秦野市戸川の萩山林道でなだれが発生し、除雪作業に向かったトラック2台が巻き込まれた(人的被害なし)。 このほか、停電、学校の臨時休校、積雪による屋根損壊等の物的被害、農畜産業被害など大きな影響があった。 |
平成25年台風第26号:浸水害 山がけ崩れ害 強風害 その他(風害) 海上波浪害 | 2013-10-15~2013-10-16 |
10月11日03時にマリアナ諸島付近で発生した台風第26号は、発達しながら日本の南海上を北上し、大型で強い勢力のまま、16日明け方に暴風域を伴って関東地方沿岸に接近した。 その後、台風は関東の東海上を北上し、16日15時に三陸沖で温帯低気圧になった。 神奈川県内では15日午前中から降り出した雨が、夜にやや強まった。 その後、雨は16日明け方にさらに強まり、所々で1時間に30ミリを超える激しい雨となった。また、風は16日未明から朝にかけて沿岸を中心に強まった。 【県内の観測記録】15日06時から16日14時までの積算降水量は、三浦240.5mm、横浜227.0mm。最大瞬間風速は、横浜31.9m/s(16日06時01分)。 【県内の被害状況】強風により、死者1名(屋根から転落)、負傷者16名(転倒など)。 また、住家被害(一部損壊、浸水害)、非住家被害、がけ崩れ、鉄道一時不通、フェリー欠航、道路通行止め、停電、農業被害があった。 |
平成25年台風第18号:浸水害 山がけ崩れ害 強風害 その他(風害) 海上波浪害 | 2013-09-15~2013-09-16 |
9月13日3時に小笠原諸島近海で発生した台風第18号は、発達しながら日本の南海上を北上し、14日9時に強風域の半径が500kmを超えて大型の台風となり、15日18時には暴風域を伴った。 台風はその後も北上を続け、潮岬の南海上を通って、16日8時前に愛知県豊橋市付近に上陸した。 その後、台風は速度を速めながら東海地方、関東甲信及び東北地方を北東に進み、16日21時に北海道の東で温帯低気圧となった。 台風の接近・通過に伴い、神奈川県内では15日未明から降り出した雨が、明け方から強まり、所々で1時間に30ミリを超える激しい雨を観測した。 雨は15日昼頃から小康状態となったが、台風が接近した16日明け方から朝にかけて県西部を中心に再び強まった。 【県内の観測記録】15日0時から16日14時までの降水量は、丹沢湖294.0mm、相模湖292.5mm、箱根276.0mm。 【県内の被害状況】強風による転倒で負傷者があったほか、住家被害(一部破損、浸水害)、非住家被害、がけ崩れ、落石、道路冠水、鉄道一時不通、フェリー欠航、道路通行止め、停電、農林業被害があった。 |
二つ玉低気圧:浸水害 山がけ崩れ害 強風害 海上波浪害 その他(雨害) | 2013-04-06~2013-04-07 |
4月6日、前線を伴った低気圧が急速に発達しながら本州の沿岸を東北東に進んだ。その後、7日には低気圧はさらに発達しながら三陸沖を北上した。また、別の低気圧が日本海を発達しながら東北東に進んだ。 これらの低気圧の影響で、県内では6日夜に雨が強まり、海老名では、22時42分までの1時間に102.0mmの猛烈な雨を観測し、統計開始(1976年1月)以来の極値を更新した。また、6日夜から7日の日中にかけて風が強まり、各地で20m/s前後の最大瞬間風速を観測した。 大雨や強風により、各地で住家の浸水やがけ崩れなどの被害が発生した。 |
平成24年台風第4号:強風害 山がけ崩れ害 その他(雨害)海上波浪害 その他(風害) | 2012-06-19~2012-06-20 |
台風第4号は19日17時過ぎに和歌山県南部に上陸後、20時過ぎには愛知県東部に再上陸した。その後、関東甲信地方を縦断し、20日明け方には福島県沖に達し、09時に温帯低気圧となった。
台風の接近・通過に伴い、神奈川県内では19日昼前から雨が降り始め、夜には強まり、丹沢湖では19日20時47分までの1時間に81.0mmの猛烈な雨を観測した。また、風は19日夜から20日午前中にかけて強まり、横浜市では19日23時18分に最大瞬間風速35.6m/s(南南西)を観測した。
強風による転倒などで23人が軽傷を負った。 また、住家一部損壊、非住家被害、がけ崩れ、農業被害(農作物・施設)、停電、断水、交通障害(JR東海道線等で列車運休、フェリー欠航、道路通行止め)、休校(定時制県立高校(向の岡工業、平塚商業、茅ヶ崎))などが発生した。 |
平成23年台風第15号:山がけ崩れ害 強風害 浸水害 沿岸波浪害 海上波浪害 | 2011-09-19~2011-09-21 |
台風第15号が本州の南海上を北上し、強い勢力を維持しながら、21日14時頃静岡県浜松市付近に上陸した。
その後も勢力を維持しながら関東地方を縦断した。
県内では19日夜のはじめ頃から雨が降り始め、20日の日中は小康状態となったが、20日夜から雨が強まり、21日未明には所々で20mm/h前後、21日午後には所々で50mm/h前後の降水量を観測した。
風は、21日午後から強まり、夕方には最大風速20m/s前後となった。強風による転倒、転落が多く発生した。
人的被害:死者3人、重傷10人、軽傷131人 建物被害:半壊4棟、一部損壊1,299棟、非住家被害15棟 住家床下浸水:1棟 がけ崩れ:34箇所 農業被害:葉もの野菜・稲・果樹などの農産物被害、温室破損等施設被害:約1億600万円 畜産被害:畜舎等の傾き4件、屋根等の破損21件、施設一部破損39件、飼料作物の倒伏2件(2.3a)、牛乳廃棄5件(1,460kg):約4,600万円 水産業被害:漁船被害14隻、定置網の流失・破損14箇所:約1億4,000万円 林業被害:倒木被害3箇所、土砂流出被害4箇所(0.22ha):約80万円 停電:458,902戸 断水:332戸 電話障害:2,718件 道路通行止:40箇所 鉄道:運休(本数不明) 海上交通障害:フェリー欠航56便、船舶被害2隻(漁船を除く) その他:休校(県内公立学校293校) |
停滞前線 雷雨(熱雷):浸水害 山がけ崩れ害 その他(雨害) | 2011-08-26~2011-08-26 |
停滞前線が関東地方をゆっくりと南下し、この前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となったため、26日昼過ぎから夜遅くにかけて、神奈川県内では所々で雷を伴い、大雨となった。 アメダス観測点の相模原中央(相模原市)では26日16時20分までの1時間に94.5mmの猛烈な雨を観測し、統計開始(1976年)以来の第1位を更新した。 床上浸水:11棟(横浜市1、川崎市7、相模原市1、座間市2) 床下浸水:16棟(横浜市5、川崎市7、相模原市3、大和市1) 非住家浸水:2棟(川崎市) 住家一部損壊:2棟(横浜市) 土砂崩れ:4件(横浜市2、川崎市1、横須賀市1) 道路冠水:5件(横浜市) 道路通行止:県道70号線2箇所、県道511号線1箇所 鉄道:JR東海道新幹線(東京・新横浜間)で上下線運転見合わせにより36本遅延 |
平成23年台風第6号:浸水害 山がけ崩れ害 その他(雨害)海上波浪害 | 2011-07-18~2011-07-21 |
台風第6号の影響により、神奈川県内では18日夜遅くから雨が降り始め、19日から20日にかけて県西部を中心に大雨となった。また、海上や海岸では波が高くなった。
床下浸水:山北町 土砂崩れ:相模原市緑区、秦野市、南足柄市及び山北町 道路通行止:西湘バイパス等 鉄道:JR御殿場線(御殿場・松田間)の列車運休 海上交通障害:東京湾フェリーの欠航 |
2001年から2010年に発生した気象災害事例
件名 | 現象の期間 | 概要 |
---|---|---|
竜巻 その他(風):強風害 竜巻害 | 2010-12-03~2010-12-03 |
低気圧が発達しながら日本海を北東進し寒冷前線が県内を通過した。
【県内の災害の概要】 |
平成22年台風第9号:洪水害 浸水害 山がけ崩れ害 その他(雨害) | 2010-09-08~2010-09-08 |
台風第9号が、若狭湾沖から敦賀市付近に上陸したあと南東進、15時には熱帯低気圧に変わり静岡県付近を東南東進し房総半島沖に抜けた。
【県内の観測記録】日降水量 丹沢湖495.5mm、小田原238.5mm、最大1時間降水量 丹沢湖77.5mm、小田原77.5mm、箱根70.5mm。 【県内の災害の概要】 人的被害:重傷者2名、軽傷者1名(山北町) 住家半壊:2棟(山北町) 住家一部破損:南足柄市1棟、松田町1棟、山北町1棟 住家床上浸水:小田原市17棟、山北町1棟 住家床下浸水:小田原市287棟、南足柄市21棟、茅ヶ崎市3棟、開成町4棟 土砂崩れ:南足柄市2箇所、中井町1箇所、大井町2箇所、松田町1箇所、山北町72箇所、小田原市3箇所 河川被害:山北町(塩沢川、酒匂川、皆瀬川、世附川、火打沢)、南足柄市(酒匂川、洞川) 停電:山北町35戸、南足柄市368戸、松田町189戸(土砂崩れにより電柱倒壊) 電話不通:山北町3(土砂崩れにより電柱倒壊) 水道被害:山北町95戸(水源地取得口破損、配水管破損等) 田流出・埋没:1.2ha(山北町) 畑流出・埋没0.7ha(山北町) 農業被害:水稲65a(㌃)609千円、茶6a(㌃)1,360千円(山北町) 道路通行止:東名高速大井松田~沼津間、県道727、725、及び76号 鉄道:JR御殿場線松田駅から御殿場駅間、JR東海道線東京から熱海間、東海道新幹線新横浜から熱海間で運転見合わせ その他:小田原市の酒匂川で中州に取り残された2名救出 |
平成21年台風第18号:強風害 山がけ崩れ害 強雨害 海上波浪害 沿岸波浪害 | 2009-10-07~2009-10-08 |
台風18号が、午前5時過ぎに愛知県知多半島付近に上陸した後、暴風域を伴いながら本州を縦断。
【県内の観測記録】最大瞬間風速 横浜28.7m/s、総降水量 横浜208.0mm、最大1時間降水量 三浦54.5mm 【県内の災害の概要】 人的被害:重傷3名(相模原市1名、海老名市1名、川崎市1名)、 軽傷14名(大和市1名、横須賀市1名、横浜市4名、藤沢市2名、川崎市4名、三浦市2名) 住家一部破損:横浜市11棟、川崎市6棟、横須賀市2棟、鎌倉市9棟、藤沢市2棟、相模原市3棟、三浦市2棟、秦野市1棟、座間市1棟、葉山町16棟 住家床上浸水:横浜市1棟、川崎市9棟、鎌倉市1棟、葉山町4棟 住家床下浸水:川崎市76棟、横須賀市1棟、藤沢市2棟、逗子市1棟、三浦市10棟、葉山町6棟 崖崩れ:横浜市保土ヶ谷区1か所、横浜市金沢区2か所、横浜市鶴見区1か所、横須賀市4か所、鎌倉市3か所、三浦市2か所、秦野市1か所 護岸決壊:逗子市田越川2か所 港湾:横須賀市佐島港護岸破堤1か所、横須賀市東浦賀港係留施設破損1か所,藤沢市湘南港桟橋,駐車場料金システム及びフェンス破損、葉山町葉山港防波護陸閘,駐車場,新港浮き桟橋,及び新港船揚場破損、防波堤決壊 道路被害:国道134号(鎌倉市)擁壁破損片側通行 農業作物被害:横須賀市4.4ha1,658千円、三浦市7.1ha556千円 農業施設被害:横浜市戸塚151㎡32千円 停電:横浜市26軒、川崎市82軒、横須賀市1,183軒、平塚市17軒、鎌倉市1,908軒、藤沢市1,200軒、小田原市765軒、茅ケ崎市1,033軒、相模原市31軒、三浦市679軒、南足柄市41軒、葉山町925軒、開成町9軒(強風による電線断線、雷ではない) 鉄道:JR湘南新宿ライン8日午前中全列車運休、その他JR各線運転見合わせ及び通常の5割程度の運転、小田急電鉄海老名・本厚木間運転見合わせ、箱根登山鉄道ロマンスカー運休 道路通行止:国道413号、県道70、515、76、64、520、35、517、518、727、511、521、522、305、207、212号 海上交通障害:東京湾フェリー7日夕方7便欠航、8日終日欠航28便 |
寒冷前線:竜巻害 | 2008-12-05~2008-12-05 |
サハリン付近の低気圧からのびる寒冷前線が本州付近を通過した。 この寒冷前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となり県東部の所々で雷を伴う強風が吹いた。 横浜市港南区及び戸塚区で竜巻が発生し、現地調査により、強さは藤田スケールでF1と推定した。 【県内の観測記録】最大瞬間風速 横浜27.3m/s。 【県内の災害の概要】 竜巻被害 住家半壊:2棟(横浜市港南区) 住家一部破損:72棟(横浜市港南区56棟、戸塚区16棟) 停電:横浜市戸塚区及び港南区(約2,800戸) その他、横浜市港南区及び戸塚区では窓ガラスの破損、雨樋破損、ビニールハウス破損、住家のテレビアンテナの破損、樹木の折損等があった。 平成21年2月9日報告 |
停滞前線 雷雨(熱雷を除く) 暖気の移流 :洪水害 浸水害 山がけ崩れ害 落雷害 その他(雨害) | 2008-08-28~2008-08-29 | 日本海に停滞している前線に向かって南から非常に湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となった。
【県内の観測記録】日最大1時間降水量 相模原中央62.0mm、海老名45.5mm。 【県内の災害の概要】 人的被害:軽傷1名(相模原市) 住家床上浸水:25棟(座間市1棟、相模原市24棟) 住家床下浸水:112棟(愛川町3棟、相模原市102棟、横浜市5棟、座間市1棟、大和市1棟) 住家一部破損:4棟(相模原市) 土砂崩れ:43件(愛川町3件、相模原市39件、秦野市1件) 道路損壊:41か所(相模原市39か所、愛川町2か所) 停電:川崎市9,631戸、横須賀市1,200戸、相模原市11,175戸、厚木市16戸、横浜市35戸 水道断水:5か所12世帯(相模原市) 橋りょうの落橋:1か所(相模原市) 道路通行止:県道727、76、725、70、515、521、518、513、57、522、52号、国道412号 鉄道:JR御殿場線御殿場・松田間運転見合わせ4本(12:23~14:33)、小田急線特急ロマンスカー一部区間運休(松田・沼津間2本、町田・沼津間2本) 農業被害:農業施設1か所(相模原市) 平成21年3月23日報告 |
雷雨(熱雷) 寒気の移流 気圧の谷:浸水害 落雷害 | 2008-07-29~2008-07-29 | 寒気を伴った気圧の谷が通過し、大気の状態が不安定となった。
住家床上浸水:2棟(横浜市港北区) 住家床下浸水:21棟(横浜市港北区) 非住家浸水:7棟(横浜市港北区) 停電:719棟(横浜市青葉区、緑区、神奈川区) |
南岸低気圧:その他(雪害) | 2008-02-03~2008-02-04 |
3日、日本の南海上を低気圧が発達しながら東北東に進んだ。この影響で県内では広い範囲で雪となり、積雪となった。
【県内の観測記録】横浜の最深積雪 7cm。 【県内の災害の概要】 人的被害:死者1人(横浜市金沢区。自宅屋根から転落)、軽傷4人(横浜市栄区、海老名市、箱根町、葉山町。除雪作業中に転倒) 住家一部損壊:1棟(横須賀市岩戸1丁目。倒木により住家2階の窓ガラス破損) (参考)雪の影響による事故713件(人身事故52件(内死亡事故1件)、物件事故661件)神奈川県警交通部交通総務課調べ(負傷者等の正確な人数は不明) |
平成19年台風第9号 | 2007-09-05~2007-09-07 |
台風第9号は、5日午前9時には、中心気圧965hPa、最大風速35m/sまで発達した。
その後、強い勢力を保ったまま時速約20㎞の速さで伊豆諸島の西を北上し、7日午前0時前に静岡県伊豆半島南部に上陸後、7日午前2時頃に神奈川県西部を通過した。
【県内の観測記録】総降水量 箱根651.0mm、相模湖305.0mm、日最大1時間降水量 箱根70.0mm、最大瞬間風速 横浜36.9m/s。 【県内の災害の概要】 人的被害:行方不明2名(川崎市。多摩川の河川敷から流された。多摩川を見に行くと家を出たまま行方不明)、 強風による負傷者14名(重傷5名(川崎市、平塚市2人、三浦市、相模原市)、軽傷9名(横浜市3名、川崎市4名、三浦市1名、葉山町1名) 住家被害:半壊1棟(横浜市) 一部損壊:54棟(横浜市33棟、箱根町6棟、横須賀市3棟、平塚市2棟、葉山町3棟、真鶴町3棟など) 床上浸水:35棟(川崎市25棟、小田原市2棟、南足柄市3棟、箱根町5棟) 床下浸水:72棟(川崎市30棟、小田原市25棟、南足柄市10棟、相模原市2棟、箱根町5棟) 非住家被害:7棟(土石流により相模原市津久井町神の川ヒュッテ全壊1棟、鎌倉市全壊3棟、半壊1棟、三浦市全壊1棟、二宮町半壊1棟) 道路被害:8件(県道212号横須賀市歩道崩壊、国道135号護岸欠壊、西湘バイパス路面崩壊、箱根新道等) 橋梁被害:1件(松田町の十文字橋が落橋) 河川被害:1件(酒匂川左岸100mにわたり崩壊) がけ崩れ:9件(小田原市1件、相模原市7件、箱根町1件) 土石流:1件(相模原市津久井町) 停電:36,567世帯(鎌倉市、茅ヶ崎市、相模原市など13市5町) 道路通行止(9月10日継続中のもの):3件(西湘バイパス、湯河原パークウェイ、松田町道) 農業被害:なす被害面積7.8ha、被害金額325万9千円(横浜市、横須賀市、中井町他) |
雷雨(熱雷を除く) 寒気の移流:浸水害 落雷害 その他(雨害) | 2007-07-29~2007-07-29 |
上空に寒気が流入し、大気の状態が不安定となり、宵のうちから夜遅くにかけて県内の所々で激しい雨が降った。
【県内の観測記録】19時30分から20時30分の1時間に、愛川町付近で約80ミリ、綾瀬市及び藤沢市付近では約70ミリの非常に激しい雨が降った。 【県内の災害の概要】 建物被害:1棟(相模原市新磯野、雷による火災) 一部損壊:1棟(横浜市港北区篠原) 床上浸水:5棟(伊勢原市1棟、藤沢市1棟、平塚市2棟、茅ヶ崎市1棟) 床下浸水:28棟(伊勢原市1棟、藤沢市8棟、平塚市10棟、茅ヶ崎市4棟、寒川町2棟、相模原市3棟) 停電被害:21,600世帯 鉄道被害:小田急線相模大野~海老名で運転見合わせ(~22:40)、JR相模線茅ヶ崎~厚木で落雷により運転停止(19:58~21:15) 道路交通規制:3件(県道70号秦野市蓑毛~秦野市寺山、県道70号清川村煤ヶ谷~宮ヶ瀬、県道515号相模原市津久井町~相模原市相模湖町) |
平成19年台風第4号:強雨害 山がけ崩れ害 海上波浪害 その他(雨害) | 2007-07-14~2007-07-15 | 台風第4号が関東の南海上を東に進んだ。
建物被害:家屋一部損壊2棟(横浜市戸塚区1棟(倒木による)、横須賀市1棟) がけ崩れ:3件(葉山町下山口、秦野市渋沢上、横浜市磯子区氷取沢) 土砂崩れ:3件(小田原市国府津2096、小田原市城山3-24-5、小田原市穴部132-5) 土砂流出:5件(横浜市中区、横浜市磯子区、横浜市鶴見区、横浜市南区、横浜市保土ヶ谷区) 道路被害(一部通行止め):2件(秦野市千村(市道827号線)、横浜市緑区(県道真光寺長津田線)) 道路通行止:国道1号線箱根町湯本~箱根町元箱根他25箇所 鉄道被害:JR御殿場線、JR東海道線(小田原ー熱海間)、箱根登山鉄道で運転見合わせ 海上交通障害:東京湾フェリー42便欠航 農業被害:とうもろこし被害面積約1.4ha、被害金額2,683千円(綾瀬市1,711千円、海老名市972千円) |
寒気の移流 雷雨(熱雷を除く):浸水害 落雷害 ひょう(あられ)害 その他(雨害) | 2007-05-31~2007-05-31 |
上空の寒気により大気の状態が不安定となり、県内のところどころで雷を伴った非常に激しい雨となった。川崎市中原区、高津区付近では、17時から18時の1時間に約90ミリの猛烈な雨が降った。
床上浸水:1棟(川崎市中原区) 床下浸水:3棟(川崎市中原区2棟、横浜市旭区1棟) 農作物被害面積:約2.3ha(横浜市約0.2ha、川崎市約2.1ha) 農作物被害金額:510万円(川崎市509万4千円、横浜市6千円) 停電:延べ11,000世帯(横浜市、川崎市、藤沢市、座間市、平塚市、綾瀬市の各市と大磯町の一部) 交通障害:31日午後5時45分頃から約1時間東海道新幹線は品川~新横浜駅間の上下線で多摩川雨量計が規制値の60㎜に達したため、一時運転見合わせ。約7万5千人に影響。 JR横浜線は午後4時45分頃、落雷の影響で運転見合わせ。24本が運休、12本が遅れ、約2万7千人が影響を受けた。 電話不通:3件(横浜市1件、藤沢市1件、大和市1件) |
日本海低気圧 寒冷前線:強風害 その他(雨害) 落雷害 | 2007-03-05~2007-03-05 |
日本海にあった低気圧が発達しながら北東に進み、この低気圧からのびる寒冷前線が本州を通過した。
このため、神奈川県内では、大気の状態が不安定となり、湘南や三浦半島では宵の内から夜半前にかけて1時間に約40㎜前後の激しい雨が降った。
また、県内では、南南西の強い風が吹いた。
人的被害:軽傷者1名(横須賀市芦名) 住家被害:一部損壊3棟(横須賀市) 停電:2,500世帯(鎌倉市、藤沢市)、647世帯(平塚市)19時03分~22時05分の間 道路一時通行止め:県道70号(秦野清川線)清川村煤ヶ谷5172~清川村宮が瀬1548、湯河原パークウエイ全線 |
日本海低気圧 寒冷前線:強風害 その他(雨害) 落雷害 | 2006-10-07~2006-10-09 | 低気圧。7日は大潮。横浜における最低海面 987.2hPa。横浜市金沢区において床下浸水が発生した。 横浜市金沢区、西区、横須賀市及び川崎市浮島町において道路冠水の被害が発生した |
南岸低気圧 停滞前線:山がけ崩れ害 強風害 海上波浪害 その他(雨害) | 2006-10-05~2006-10-06 |
南岸低気圧・停滞前線。本州南岸に停滞した前線上を低気圧が発達しながら北東に進み、
更に日本の南にあった熱帯低気圧からの湿った空気が流入したため、県西部を中心に大雨となった。
【県内の観測記録】降水量(5日~6日)は、 相模原中央 194mm、相模湖 188mm、箱根 193mm、横浜 153mm、日吉 143mm、海老名 133mm。 【県内の災害の概要】人的被害(負傷者)が発生。 |
暖気の移流:洪水害 | 2006-08-17~2006-08-17 |
暖気の移流。関東地方南部には暖湿流が入り、局地的に激しい雨を降らせた。
【県内の観測記録】山北町付近で1時間に約40mm。 【県内の災害の概要】人的被害(死者)が発生。 |
日本海低気圧 寒冷前線:雷 | 2006-08-17~2006-08-17 |
寒気の移流。関東地方に上空の寒気が流入し、日射による地表付近の気温上昇とあいまって、大気の状態が不安定になった。
このため県内では広い範囲で雷を伴い、猛烈な雨が降った。
【県内の観測記録】横浜市緑区付近 約90mm、横浜市都筑区付近 80mm、横浜市港北区付近 60mm、相模原市東部付近 60mm、箱根町付近 60mm。 床上浸水:2棟(横浜市緑区2棟) 床下浸水:1棟(横浜市港北区) 32世帯(平塚市)、12,500世帯(茅ヶ崎市)、4,305世帯(小田原市)。17時には復旧。 |
雷雨(熱雷を除く):ひょう(あられ)害 | 2006-04-25~2006-04-25 | 雷雨(熱雷を除く)。関東地方に上空の寒気が流入し、大気の状態が不安定になった。 県内では、ひょうが降り、梨および梅の果樹に農業被害が多数発生した。 |
寒冷前線:竜巻害 | 2006-04-20~2006-04-20 |
寒冷前線。日本海を東南東進する低気圧から延びる寒冷前線が県内を通過し、大気の状態が不安定になった。
12時10分頃から20分頃にかけて藤沢市白旗では突風が発生し、建造物中心に被害を生じた。この突風は後に竜巻と推定された。
【県内の災害の概要】住家40棟、非住家12棟、車両5台。また、電線の切断によって藤沢市内の付近約2,000棟が停電 突風の原因は現地災害調査結果等から竜巻によるものと推定された。また、被害状況から藤田スケール1と推定された。 |
暖気の移流:浸水害 山がけ崩れ害 落雷害 海上波浪害 その他(雨害) | 2005-09-04~2005-09-05 |
暖気の移流。県内に南から湿った空気が入り込み、大気の状態が不安定になった。
横浜市の広い範囲で停電が発生した。
【県内の観測記録】最大1時間降水量 海老名 45mm、横浜 40.5mm。 床上浸水:2棟(川崎市多摩区)、2棟(横浜市神奈川区)、4棟(横浜市南区)、2棟(横浜市港北区) 床下浸水:7棟(川崎市多摩区)、1棟(寒川町一之宮)、3棟(海老名市東柏ヶ谷)、1棟(茅ヶ崎市矢畑)、1棟(藤沢市本町)、 1棟(藤沢市鵠沼海岸)、1棟(横浜市神奈川区)、1棟(横浜市港南区)、2棟(横浜市戸塚区)、9棟(横浜市栄区)、17棟(横浜市泉区)、6棟(横浜市瀬谷区) 非住家被害は川崎市多摩区(1棟)、海老名市東柏ヶ谷(2棟)、横浜市西区(2棟)、横浜市南区(10棟)、横浜市港北区(1棟)、横浜市戸塚区(2棟)、横浜市栄区(9棟)、横浜市泉区(1棟)。がけ崩れ:横浜市保土ヶ谷区桜ヶ丘及び横浜市青葉区恩田町。 停電:42,371世帯(横浜市保土ヶ谷区全域、神奈川区・南区・港北区の一部)、700世帯(横浜市泉区和泉町)、450世帯(横浜市泉区上飯田町)。いずれも短時間で復旧。 鉄道:小田急電鉄読売ランド~百合ヶ丘間が一時不通。 道路:茅ヶ崎市内で道路一時通行止めが10箇所。 また、5日午後には三浦半島中心に再び大雨となり、三浦市長浦町で建物一部破損1軒、東京湾フェリーの一部欠航があった。 |
台風第11号:浸水害 その他(雨害) 海上波浪害 山がけ崩れ害 強風害 | 2005-08-25~2005-08-26 |
台風(第11号)。台風第11号は25日夜遅くに伊豆半島の東を通り、翌26日3時頃に三浦半島を通過して、5時頃千葉市付近に上陸した。
県西部を中心に大雨が降った。農業被害が多数発生し、陸上及び海上交通が大きく乱れた。
【県内の観測記録】横浜における最低海面気圧 989.0hPa、最大風速 13.2m/s、最大瞬間風速 25.6m/s。期間降水量(25日~26日) 箱根 568mm。 アシカ島における最大波高 5.3m、有義波高 3.3m。 床上浸水:2棟(横浜市南区中村町1棟、横浜市港北区太尾町1棟) 床下浸水:1棟(箱根町仙石原) 停電:506世帯(箱根町)、2,266世帯(湯河原町)、700世帯(小田原市)、2,243世帯(真鶴町)、1,802世帯(横須賀市)、486世帯(横浜市都筑区)。いずれも復旧。 道路:国道が3本いずれも箱根町で通行止め、国道が1本津久井町で通行止め、国道が1本愛川町で通行止め。県道が24本主に県西部で通行止め。 |
雷雨(熱雷を除く):落雷害 | 2005-07-07~2005-07-07 |
関東地方の上空を寒気を伴った気圧の谷が通過し、大気の状態が不安定になって雷雲が発生した。
【県内の災害の概要】人的被害(死者)2名発生(藤沢市)。 |
日本海低気圧:強風害 浸水害 その他(雨害)海上波浪害 | 2004-12-05~2004-12-05 |
寒冷前線。日本海低気圧。東シナ海で発生した低気圧が発達しながら北東進。
県内では5日04時ごろから南よりの風が強くなり非常に強い風が吹いた。
【県内の災害の概要】人的被害(負傷者)12名発生。 鉄道:JR東海道線・京浜東北線がそれぞれ20本運休、最大1時間45分遅れ。南武線上下34本運休、最大3時間遅れ。箱根登山鉄道上下27本運休、最大3時間遅れ。その他小田急電鉄で一時不通。 東海道新幹線が東京ー静岡間で20分間の運転見合わせ等により上下25本に最大1時間23分遅れ。 船舶:東京湾フェリーが始発から全線欠航。 その他大雨により、道路の冠水や通行止めとなった区間があった。 |
台風第23号 停滞前線:強風害 山がけ崩れ害 浸水害 沿岸波浪害 海上波浪害 | 2004-10-19~2004-10-21 |
台風(第23号)・停滞前線。
大型で強い台風第23号は20日13時頃高知県土佐清水市付近に上陸し、県内では20日夕方から夜遅くにかけて激しい雨が降った。
【県内の観測記録】横浜における最低海面気圧 988.8hPa、最大風速 14.5m/s、最大瞬間風速 31.0m/s。辻堂における最大風速 18m/s。期間降水量(19日~21日) 相模原 242mm、横浜 208mm。 【県内の災害の概要】人的被害(死者)1名(三浦市)、人的被害(負傷者)3名(横浜市)それぞれ発生。 道路:東名高速(厚木―富士)、第三京浜、首都高速(湾岸線、川崎線、大黒線)のほか15区間で通行止め。 船舶:東京湾フェリー(久里浜ー金谷)の42便とマリンエクスプレスの川崎発日向行きの1便が欠航。 鉄道:東海道新幹線の東京―岐阜羽島、品川―新横浜間、鶴見線全線、横須賀線の逗子―久里浜間、箱根登山鉄道全線、小田急ロマンスカーが運転休止。 東海道新幹線が東京ー静岡間で20分間の運転見合わせ等により上下25本に最大1時間23分遅れ。 横浜市で農作物の被害が発生。 崖崩れ、家屋や非住家及びライフラインへの被害、床上・床下浸水、道路の損壊があった。 |
台風第22号 停滞前線:強風害 洪水害 浸水害 山がけ崩れ害 海上波浪害 | 2004-10-08~2004-10-09 |
台風(第22号)・停滞前線。8日夜から9日の明け方にかけて、本州の南海上にある停滞前線が活発となって強い雨が降った。
9日昼過ぎから台風第22号の接近に伴い風雨が強まった。台風第22号は横須賀市付近を通り、関東の東海上へ抜けた。
【県内の観測記録】最大日降水量 箱根 242mm(9日)、最大風速 横浜19.8m/s、最大瞬間風速 横浜39.9m/s。アシカ島における最大波高 2.8m、有義波高 2.0m。 【県内の災害の概要】人的被害(死者)1名(鎌倉市)、人的被害(負傷者)43名それぞれ発生。 道路:東名高速道路、小田原厚木道路、西湘バイパス、第3京浜、横浜横須賀道路、東京湾アクアラインなど66区間で通行止め。 鉄道:京浜急行の横浜―上大岡では土砂崩れのため、翌日の午後まで不通になった他、7箇所で一時不通となった。京浜急行を含む20区間で運転休止。 バス:鎌倉市内では路線バス5路線が不通となり、1路線が迂回運転をおこなった 船舶:東京湾フェリー(久里浜ー金谷)の40便とマリンエクスプレスの川崎ー日向便が欠航。 ビニールハウスの倒壊やガラス温室のガラスが割れる等で農業施設に被害を受けた。また、倒伏や強風による傷み等で農産物にも被害を受けた その他、崖崩れ、家屋や非住家及びライフラインへの被害、床上・床下浸水、道路や橋梁の損壊、農地の埋没・流失・冠水があった。 また、駐車していた2トントラックなど車両38台が折り重なるように横倒、または積み重なる被害があった。 |
雷雨(熱雷):強風害 落雷害 ひょう(あられ)害 | 2004-07-21~2004-07-21 |
熱雷。日射による地表付近の気温上昇で大気の状態が不安定となり、神奈川県西部では所々雷とひょうを伴った非常に激しい雨が降った。
現地における聞き取り調査から小田原市や箱根町では直径数cmのひょうが降ったとみられる。突風と落雷による建築被害、降ひょうによる農業被害が多数発生した。
また、落雷によって鉄道交通が大きく乱れた。
【県内の観測記録】小田原における日最高気温 35.6℃、日最低気温 23.4℃。レーダー・アメダス解析雨量では15:30までの1時間に小田原市で約60mm、箱根町で約50mm 鉄道:突風により15:00頃に東海道新幹線新横浜ー熱海間で運転を10分間見合わせたため、上下6本に最大18分の遅れが出た。 【県内の災害の概要】人的被害(死者)1名(鎌倉市)、人的被害(負傷者)43名それぞれ発生。 道路:東名高速道路、小田原厚木道路、西湘バイパス、第3京浜、横浜横須賀道路、東京湾アクアラインなど66区間で通行止め。 バス:鎌倉市内では路線バス5路線が不通となり、1路線が迂回運転をおこなった 船舶:東京湾フェリー(久里浜ー金谷)の40便とマリンエクスプレスの川崎ー日向便が欠航。 ビニールハウスの倒壊やガラス温室のガラスが割れる等で農業施設に被害を受けた。また、倒伏や強風による傷み等で農産物にも被害を受けた その他、崖崩れ、家屋や非住家及びライフラインへの被害、床上・床下浸水、道路や橋梁の損壊、農地の埋没・流失・冠水があった。また、駐車していた2トントラックなど車両38台が折り重なるように横倒、または積み重なる被害があった。 |
太平洋高気圧:酷暑害 | 2004-07-20~2004-07-20 | 太平洋高気圧。神奈川県内は太平洋高気圧に覆われて晴れて気温が上昇した。日最高気温 海老名 36.4℃、横浜 35.8℃。日平均気温 横浜 30.9℃。人的被害(熱中症)が多数発生した。 |
雷雨(熱雷):落雷害 ひょう(あられ)害 | 2004-07-11~2004-07-11 |
11日は寒冷前線が通過後に寒気が流入し、大気の状態が不安定となった。このため、県内の所々でひょうと雷を伴った激しい雨が降った。横浜でも直径1.2cmのひょうを観測した。
【県内の観測記録】レーダ・アメダス解析雨量:13:00までの1時間に津久井町で約70mm、藤沢市で約50mm 【県内の災害の概要】 鉄道:小田急線新松田ー小田原間で14:56から15:34まで37本運休。箱根登山鉄道の鉄道線で14:48から15:42まで8本運休、10本が最大62分遅れ。箱根登山ケーブルカーの全線で14:48から17:45まで18本運休。 落雷:横浜市都筑区で200世帯、大和市で30,000世帯が停電 降雹:綾瀬市、大和市、藤沢市、津久井町で農作物に面積約27.9ha、金額約6541.1万円の被害が発生。 その他:綾瀬市、大和市、海老名市、藤沢市で農業関連施設(ビニールハウス)に面積約24532㎡、金額約283万円の被害が発生 |
寒冷前線:強風害 | 2004-05-04~2004-05-04 |
4日はオホーツク海にある低気圧から延びる寒冷前線の南下に伴い、県内では朝から宵の内にかけて南西の風がやや強く吹いた。
【県内の観測記録】座間市消防署によると、座間市内で11時10分に最大瞬間風速18.1メートルを記録 【県内の災害の概要】 座間市座間の相模川河川敷で行われていた「大凧まつり」で、高さ30メートル(100メートルとする報道もあり)まで揚がった大凧(総重量:1トン約13メートル四方)が 11時15分頃に強風にあおられて制御が利かなくなり、30秒程で見物客の中に落下した。このため、逃げ遅れた8人が重軽傷(重傷:1人軽傷:7人)を負った。 |
日本海低気圧:強風害 沿岸波浪害 | 2004-04-27~2004-04-27 |
27日は日本海を前線を伴った低気圧が発達しながら通過し、寒冷前線が県内を宵の内に通過した。このため、県内では昼過ぎから宵の内にかけて南西の風が強くなり、沿岸では波も高くなった。
【県内の観測記録】横浜では17時15分に最大瞬間風速33.7メートルを記録(4月としては統計開始以来第2位の記録) 【県内の災害の概要】 27日昼頃に横浜港沖に錨泊していた自動車運搬船「STRAITSVENTURE」(24,930トン、164.85メートル)が走錨し、 風浪により約5,000メートルほど北方向に流されて東扇島防波堤に吹き寄せられた。この船は北方向に流されている間に灯浮標に接触したため、主機関が使用できない状況となった。 また、灯浮標は流失した。 16時30分現在本牧沖では南の風が約20メートル吹いていた。(資料入手先:横浜海上保安部管理課) 横浜市で倒れてきた看板に当たるなどして計8人がけが。川崎市でも強風にめくられたトタンに当たるなどして4人が負傷。(資料入手先:神奈川県警察本部警備部災害対策課) |
寒冷前線:強風害 | 2004-03-10~2004-03-11 |
27日は日本海を前線を伴った低気圧が発達しながら通過し、寒冷前線が県内を宵の内に通過した。このため、県内では昼過ぎから宵の内にかけて南西の風が強くなり、沿岸では波も高くなった。
【県内の観測記録】横浜の最大風速 12.9m/s、最大瞬間風速 25.5m/s。 【県内の災害の概要】 鉄道:JR東海道線は根府川駅の風速計が規制値(毎秒25㍍)に達したため、11日午前7時20分ごろ、小田原~熱海間で上下とも運転を見合わせ。約30分後に運転を再開したが、同8時55分にも強風のため、約30分間運転を見合わせた。JR東日本横浜支社によると、影響で上下2本が運休、9本が遅れ、計5,500人に影響した。 11日午前11時55分ごろ小田原市栢山小田急線栢山~富永間の上り線路に、強風の影響で農作業小屋のトタン屋根が落下。特急2本を含む上下6本に影響、約900人の足が乱れた。 |
太平洋高気圧:高温 | 2003-09-11~2003-09-11 | 日最高気温 横浜 33.0℃、三浦 32.9℃。平均気温 横浜 28.6℃。川崎市高津区久地一丁目の市立西高津中学校で、体育祭の予行練習をしていた生徒計28人(男子15人、女子13人)が吐き気や頭痛など熱中症の症状を訴え、救急車などで病院に搬送。 |
台風第10号:強風害 山がけ崩れ害 海上波浪害 | 2003-08-09~2003-08-09 |
8日夜、西日本に上陸した台風第10号は9日、日本海沿岸を進み日には北海道に達した。県内には9日昼過ぎに最も近づき、夕方まで雨と強風、高波が続いた。
【県内の観測記録】横浜の最低海面気圧 989.7hPa、最大風速 13.1m/s、最大瞬間風速 29.2m/s。辻堂における最大風速 17m/s。最大日降水量 箱根 199mm、横浜 47.0mm。アシカ島における最大波高 5.7m、有義波高3.3m。 【県内の災害の概要】午前10時30分頃、横浜市西区みなとみらいのイベント会場で、強風により設営したベニヤ板が飛び、軽傷5名。 横須賀市馬堀町では女性が風にあおられて転倒し軽傷。大和市深見台の民家でも強風で玄関ドアが開き、女性が転倒して頭にケガ。 午前10時頃、鎌倉市七里ヶ浜沖約四百㍍の海上で、湘南海上保安署の警備救難艇(全長約7㍍)が高波を受けて転覆、乗組員の海上保安官四人全員が海に投げ出され、2名が軽傷。 午前9時40分頃、鎌倉市十二所で住宅の裏山の木が倒れ屋根の一部が破損。午後2時35分頃、藤沢市の辻堂地区で1420世帯が停電。厚木市下荻野付近でも20世帯が一時停電。 午後4時頃、横浜市中区本町4丁目の建設中のビル9階から強風のため仮設トイレ2基が約30㍍下の地面に落下し、市道で信号待ちをしていたバスの乗降口に衝突してガラスを割った。 鉄道:JR横須賀線横須賀~久里浜間の線路に土砂が斜面から流入、12本が一部区間で運休した。 相模原市のJR横浜線淵野辺駅構内で工事用のシートが送電線に絡みついた。また、相模線上溝~南橋本の作の口踏切で遮断棒一本が送電線に引っ掛かった。いずれもダイヤが乱れ計1万6,400人に影響が出た。 中央線相模湖付近の雨量計が規制値に達し、高尾~大月間で運転を見合わせ。 道路:東京湾アクアラインは一時全線通行止め。また、国道20号線などの一部が通行止め。 船舶:東京湾フェリー全12便欠航。東京客船全6便欠航。 |
その他(低気圧):浸水害 山がけ崩れ害 | 2003-05-31~2003-05-31 |
31日9時に台風4号から変わった温帯低気圧が瀬戸内海から近畿地方をゆっくりと北東に進んだ。この台風や低気圧の影響で県内は昼前から昼過ぎにかけ局地的に激しい雨が降った。 【県内の観測記録】期間降水量(31日4時~17時)辻堂 178.0mm、平塚 121.0mm、小田原 105.0mm、横浜 100.0mm。 【県内の災害の概要】 県内では住家の浸水が発生し、藤沢市で床上浸水25棟、床下浸水66棟、茅ヶ崎市で床上浸水17棟、床下浸水36棟、横浜市栄区で床下浸水1棟、鎌倉市で床下浸水1棟、海老名市で床下浸水1棟。非住家の浸水は横浜市で1棟。 横浜市では土砂流出によるがけ崩れが4箇所で発生 道路冠水は横浜市で6箇所、藤沢市で150箇所、茅ヶ崎市で2箇所、小田原市で1箇所発生 |
日本海低気圧 雷雨(熱雷を除く) 暖気の移流 :竜巻害 | 2003-04-06~2003-04-06 |
季節風。厚木市の公園で二つのテントが突風であおられ、人的被害(負傷者)が多数発生した。 【県内の観測記録】小田原の最大風速 4.4m/s、横浜の最大瞬間風速 17.3m/s。 【県内の災害の概要】 厚木市寿町三丁目の市中央公園で「花まつり緊急平和集会」(同まつり実行委員会主催)の開催中、突風で二つのテントがあおられ、会場内にいた秦野市内の主婦ら計11人の手や顔、頭に鉄柱がぶつかり、それぞれ軽傷を負った。 |
日本海低気圧 雷雨(熱雷を除く) 暖気の移流 :竜巻害 | 2002-10-07~2002-10-07 |
10月7日の明け方、関東地方は日本海にある低気圧の暖域に入り、大気の状態が不安定となり、神奈川県では午前3時から4時にかけて複数の雷雲が線状に組織化し、強い雨や雷雨となった。この雷雨が通過中の10月7日3時50分頃、横須賀市で竜巻が発生した。 【県内の観測記録】 【県内の災害の概要】竜巻は藤田スケールF1と推定 住宅が95棟、プレハブの倉庫や物置などが11棟、小学校、県土木事務所、自転車保管所で屋根が飛んだり、窓ガラスが割れるなどの被害が発生し3人が割れたガラスにより手や足に軽傷。 小学校の校庭の樹約15本が倒れたほか3ヶ所で倒木被害が発生 倒木被害によりJR横須賀線の久里浜~横須賀間で始発から上下線10本が運休したほか、市道1ヵ所で片側一車線が通行止め 横須賀市公郷町では電柱が倒れたり、吹き飛ばされたトタン板などで電線が切断したため、852世帯で一時停電。 |
台風第21号:強風害 浸水害 沿岸波浪害 山がけ崩れ害 | 2002-09-30~2002-10-02 |
台風第21号は9月27日15時マリアナ諸島付近で発生し、9月30日には沖ノ鳥島付近で最盛期を迎え、中心気圧935hPa、最大風速45m/sの非常に強い台風となった。台風は強い勢力を保ちながら北上を続け、10月1日20時頃三浦半島を通過し、20時半頃川崎市付近に上陸した。その後も強い勢力を維持して関東地方から東北地方の太平洋側を足早に北上した。 【県内の観測記録】最大日降水量 箱根 342mm、最大瞬間風速 横浜 34.1m/s、最大風速 辻堂 14.0m/s。 【県内の災害の概要】 横浜市中区ではオフィスビルのガラス窓が倒れ、ビル内を巡回中の警備員1人が下敷きとなり死亡したほか、横浜市や鎌倉市、横須賀市、葉山町では飛ばされた看板などにあたり9人が軽傷を負った。また、横浜市では3棟の住宅が一部破損し、川崎市でも1棟の住宅が一部破損したほか、横須賀市では非住家1棟が破損した。 藤沢市江ノ島では高波にさらわれ1人が死亡し、1人が重傷を負った。 床上浸水:小田原市10棟、平塚市2棟、箱根町3棟、秦野市1棟。 床下浸水:小田原市134棟、平塚市11棟、横浜市2棟、相模原市2棟、愛川町2棟、箱根町1棟。 土砂崩れ:10か所(横浜市、厚木市、平塚市、愛川町、大磯町、相模湖町、藤野町) 鉄道:小田急線上下30本運休、箱根登山鉄道箱根湯本~強羅間20本運休、東海道新幹線新横浜~熱海間、御殿場線松田~御殿場、東海道線小田原以西で運転一時見合わせ。 船舶:東京湾フェリー横須賀久里浜~千葉金谷港17便欠航、高速船横須賀久里浜~伊豆大島4便欠航。 道路:県内各地31路線一時交通規制。 停電:6,370世帯(小田原市、三浦市、横須賀市、葉山町、箱根町) |
台風第7号:浸水害 強雨害 山がけ崩れ害 | 2002-07-15~2002-07-16 |
台風7号は、15日の昼頃に屋久島の西南西にあって、次第に北東に進路を変え、四国沖をとおり紀州半島の南端をかすめて16日09時過ぎに伊豆半島南部に上陸した後、相模湾を通過し、16日11時頃に房総半島南部に再上陸して鹿島灘に進んだ。県内では台風が九州の南海上に達した15日の夕方から降水が始まり、16日の昼頃には各地で大雨となった。 【県内の観測記録】横浜の最低海面気圧 982.8hPa、最大風速 10.9m/s、最大瞬間風速 22.1m/s、最大日降水量 82.0mm、最大1時間降水量 50.5mm。 【県内の災害の概要】 横浜市中区ではオフィスビルのガラス窓が倒れ、ビル内を巡回中の警備員1人が下敷きとなり死亡したほか、横浜市や鎌倉市、横須賀市、葉山町では飛ばされた看板などにあたり9人が軽傷を負った。また、横浜市では3棟の住宅が一部破損し、川崎市でも1棟の住宅が一部破損したほか、横須賀市では非住家1棟が破損した。 藤沢市江ノ島では高波にさらわれ1人が死亡し、1人が重傷を負った。 床上浸水:3棟(川崎市幸区) 床下浸水:住宅35棟、店舗等66棟(横浜市、川崎市、茅ヶ崎市、藤沢市) 停電:2,181世帯(三浦市三崎町、強風で木の枝が電線に接触し16日午前10時15分から最大で2時間半) 鉄道:JR根岸線が強風で竹が架線上に倒れ上下10本が運休(2,900人に影響)。JR東海道新幹線、東海道本線、横須賀線、南武線、鶴見線の計60本運休。 船舶:東京湾フェリー(横須賀久里浜~千葉金谷港)全便欠航。 道路:県内各地31路線一時交通規制。 停電:6,370世帯(小田原市、三浦市、横須賀市、葉山町、箱根町) その他:公立小中高校1,226校、盲・聾・養護学校35校が休校。 |
台風第15号:強風害 浸水害 山がけ崩れ害 沿岸波浪害 洪水害 | 2001-09-10~2001-09-11 |
台風15号は10日朝に紀伊半島の南東海上にあって、次第に北東に向きを変え11日9時30分頃、半径60Kmの暴風半径を持って鎌倉市付近に上陸し、11時頃横浜市付近を通過し北東に進んだ。台風が東海沖に進んだ10日から断続的な降水となり、西部を中心に一時激しい降水となった。 【県内の観測記録】横浜の最低海面気圧 971.3hPa、最大風速 17.4m/s、最大瞬間風速 31.0m/s。最大風速 辻堂16.0m/s、三浦14.0m/s。期間降水量(8日~11日)箱根 765.0mm、丹沢湖 461.0mm、相模湖 433.0mm。最大1時間降水量 丹沢湖 61.5mm、箱根 48.0mm、相模湖 41.5mm。 【県内の災害の概要】 台風による強風で骨折等の重傷者3名を含め負傷者が10名となった。土砂流出が横浜市や、三浦市、湯河原町などで12カ所、道路損壊が3件、道路冠水が36カ所あった。横須賀市鴨居の浦賀かもめ団地付近で11日9時40分頃高波のためコンクリート製の堤防が幅23mと30mで2カ所決壊し道路に海水があふれた。 床上浸水:14棟(川崎市幸区10棟、横浜市、海老名市、小田原市) 床下浸水:県内72棟 停電:約29、000世帯(県内各地) 鉄道:鉄道は11日始発から夕方まで運休や遅れが出た。 道路:県内各地39路線交通規制。 その他:川崎港で錨泊中の貨物船(11,000総トン)が錨走し護岸に乗り上げ船体3カ所を損傷したほか、錨走船の接触などで横浜、鶴見、川崎各航路の灯浮標4機が損傷した。 公立小学校で773校、中学校369校、高校138校が休校した。 |
台風第11号:浸水害 山がけ崩れ害 その他(雨害)海上波浪害 強風害 | 2001-08-21~2001-08-22 |
台風11号は21日18時過ぎに和歌山県串本町付近に上陸し、その後ゆっくりと紀伊半島南部、東海地方沿岸部、御前崎付近を通過し22日13時から15時にかけ神奈川県を北東に進んだ。通過時の中心気圧は980hPa、最大風速は25m/sとやや衰え暴風域が無くなった。 【県内の観測記録】横浜の最低海面気圧 982.7hPa、最大風速 11.3m/s、最大瞬間風速 25.4m/s。最大24時間降水量 箱根 415.0mm、相模湖 276.0mm、丹沢湖 231.0mm、相模原 171.0mm、横浜 119.5mm。最大1時間降水量 箱根 44.0mm、相模湖 40.0mm、平塚 32.0mm、横浜 12.5mm。 【県内の災害の概要】 浸水:床上浸水1棟(秦野市)、床下浸水8棟(秦野市、横浜市、相模原市など)、非住家浸水1棟(伊勢原市)。 停電:4704棟(小田原市、相模湖町、藤野町、横浜市など) 鉄道:JR東海道線、横須賀線、横浜線、相模線、東海道新幹線で間引き運転、湘南ライナー、伊東線、御殿場線で一部運休。小田急線は特急を運休、箱根登山鉄道は全線運休。 道路:箱根全山22日01時30分から通行止め、県道15路線、国道2路線通行止め。 その他:愛川町で崖崩れが1カ所あった他、土砂流失が横浜市、伊勢原市、秦野市で12件起きた。道路冠水が28件、道路被害が13件あった。 |
寒気の移流 雷雨(熱雷を除く):浸水害 山がけ崩れ害 落雷害 | 2001-07-25~2001-07-26 |
神奈川県内は25日上空に寒気が入り、日射の影響もあって大気の状態が非常に不安定となった。東部では昼過ぎから夕方にかけ、西部では夜遅くから26日午前3時頃にかけ短時間に雷を伴う激しい雨が降った。 【県内の観測記録】最大1時間降水量 日吉 48.0mm、横浜 45.0mm、相模湖 45.0mm、海老名 23.0mm、相模原 22.0mm。 【県内の災害の概要】 床上浸水:87棟(横浜市南区51棟、港南区14棟、磯子区5棟、戸塚区4棟、保土ヶ谷区2棟、旭区2棟、緑区2棟、青葉区1棟、都筑区1棟、戸塚区1棟、川崎市麻生区2棟、高津区1棟、宮前区1棟)。 床下浸水:110棟(横浜市南区で33棟、港南区で23棟など横浜市98棟、川崎市麻生区、高津区で12棟)。 横浜市では非住家浸水が35棟、物置や地下室への浸水が22カ所で起こった。 停電:34,100世帯(横浜市、川崎市、相模原市、海老名市、厚木市、平塚市、茅ヶ崎市、秦野市と足柄上郡の一部、14時30分頃から最長18時40分過ぎまで) 鉄道:東海道新幹線15時30分頃から新横浜-小田原間運転見合わせ、上下線20本が最大1時間遅れ約18,000人に影響。JR東海道線は15時30分頃大磯-二宮間で落雷で断線し約3時間不通。上下線28本が運休約34,000人に影響。JR横浜線、横須賀線、相模線、根岸線でも遅れ、合計58本運休し約84,000人に影響。東急田園都市線は横浜市緑区の田名変電所と大和市のつきみ野変電所など3カ所に落雷があり15時頃から上下線運休。16時過ぎに一端復旧したが、17時30分頃鷺沼-中央林間で停電したため溝の口での折り返し運転に切り替え。東急東横線、小田急線、相鉄、横浜市営地下鉄の各線でも遅れが出た。 その他:横浜市西区の寺院の裏山の崖が崩れたが人的被害はなかった。 |
南岸低気圧:積雪害 その他(雪害) 海上波浪害 着雪害 海上視程不良害 | 2001-01-27~2001-01-27 |
九州の南海上から前線を伴った低気圧が発達しながら日本の南岸をゆっくり東進した。神奈川県内は夜半から雪が降り出し大雪となり海上は大荒れとなった。 【県内の観測記録】最深積雪17cm。最大風速13.1m/s。最大瞬間風速26.5m/s。 【県内の災害の概要】 横須賀市船越町で14時10分頃男性が雪下ろし中に転落し頭蓋骨骨折,横浜市磯子区で8時頃スリップした乗用車に女性がはねられ,同じ磯子区で屋根付きのバス停の柱が雪の重みで倒れ女性がケガをするなど231人が負傷した。負傷者は横浜市で91人,川崎市で28人,相模原市で26人,藤沢市で20人。原因別では転倒が157人(重傷12人),交通事故74人(重傷1人)。 道路:道路の通行止めは東名高速の大井松田ー御殿場間、横浜横須賀道全線、神奈川県内の首都高速道、東京湾アクアライン、湯河原パークウェイー、箱根ターンバイク、芦ノ湖スカイライン、本町山中線、三浦縦貫道、第三京浜道、箱根新道、環状3号線、逗葉新道、国道1号の宮ノ下ー元箱根間、国道16号の大津ー馬堀間、県道78号、76号、70号線の18路線、チェーン規制は新湘南バイパス,小田原厚木道路等39路線。横浜市営バスは8路線運休、渋滞で最大2時間遅れ。川崎市営バスは一部路線運休、最大1時間遅れ。 鉄道:東海道新幹線が徐行運転で最大20分遅れ、京浜東北線、根岸線で上下6本運休のほか,ポイントの故障等で22本に最大30分遅れ。東海道線では20%の間引き運転を行った。南武線ではパンタグラフが雪の重みで動かなくなり遅れた。小田急線では特急電車の一部が運休。東急線は除雪列車を走らせダイヤ通り運行。 船舶:東京湾フェリー7時以降全便欠航。 停電:9件 その他:電話線障害97件、ガスの供給停止1件。 |
南岸低気圧:積雪害 その他(雪害) | 2001-01-20~2001-01-21 |
東シナ海で発生した前線を伴った低気圧が日本の南岸を東進し,神奈川県では20日夕方から21日にかけ大雪となった。 【県内の観測記録】最深積雪横浜9cm(20日)。 【県内の災害の概要】 横浜市泉区で男子中学生が溝に足を取られ足を骨折、横須賀市で男性が屋根の雪下ろし中に転落し足を骨折等、横浜市で65件、相模原市で19件、川崎市で8件、藤沢市、鎌倉市で各7件などの事故が発生。また箱根町で下り坂カーブを曲がり切れずガードレールに衝突する等、山間部で車の事故が15件発生し、21日17時現在140人がケガをした。 鉄道:東海道新幹線は20日午後から東京ー熱海間で徐行運転を行い最大20分遅れ。JR相模線ではポイント部分に雪がつまったり徐行運転で遅れ。 道路:東名高速道路の東京ー沼津間、小田原厚木道路の厚木ー厚木西間、首都高速湾岸線の川崎浮島ー大黒間で通行止め、国道1号線で17時15分から、箱根新道で16時40分からチェーン規制。 その他:21日5時20分頃、横浜市鶴見区末広町の産業道路で路面凍結のため12トンのタンクローリーが横転しガソリンと軽油2,500リットルが流出した。この事故でケガ人はなかったが12時45分まで全面通行止めとなった。 大学入試センター試験が行われたが、一部の会場で開始時刻の変更があったほか大きな混乱はなかった。 |
南岸低気圧:積雪害 その他(雪害) | 2001-01-07~2001-01-08 |
前線を伴った低気圧が発達しながら東海沖を東に進み,神奈川県内では7日の夕方から内陸部を中心に雪となった。 【県内の観測記録】最深積雪 相模湖23cm、相模原16cm、海老名5cm、小田原5cm(8日)。 【県内の災害の概要】 相模原市で4件の人身事故、50件の物損事故、箱根町で人身事故4件、物損事故46件をはじめ,県内で8日夕方までに150件の交通事故が発生。相模原市と大和市で歩いていたり自転車に乗っていたりして転んでケガをした人が9人、うち1人重傷。横浜市でも転んでケガをする事故8件で4人入院。 道路:東名高速道路は御殿場ー大井松田間で8日早朝から昼前まで通行止めとなったほか、保土ヶ谷バイパス、芦ノ湖スカイラインが通行止め、国道1号線や箱根新道でチェーン規制、横浜横須賀道路で50Km/hの速度規制となった。 鉄道:JR横浜線、相模線では8日7時30分頃から橋本駅のポイント障害で4本が運休、8本の列車に最大20分の遅れ。約2400人に影響。 |
1991年から2000年に発生した気象災害事例
件名 | 現象の期間 | 概要 |
---|---|---|
平成12年台風第14号・台風第17号 停滞前線 暖気の移流:浸水害 山がけ崩れ害 落雷害 強風害 その他(雨害) | 2000-09-16~2000-09-17 |
秋雨前線が日本海から北海道に伸びており台風14号は九州の西海上にあって北上。台風17号は日本の南海上を北東に進んでおり、神奈川県には南海上から暖湿流が入り大気の状態が不安定となり雷を伴った大雨となった。 【県内の観測記録】最大日降水量(16日) 相模原 221.0mm、海老名 176.0mm、平塚 165.0mm、小田原 87.0mm、辻堂 76mm、横浜66.5mm。最大1時間降水量 平塚 44.0mm、相模原 33.0mm、海老名 32.0mm、横浜 27.0mm、辻堂 21.0mm。 【県内の災害の概要】 16日12時59分頃,相模原市西橋本の製缶工場で男性が落雷のショックによる電撃症で軽傷。 床上浸水:相模原市相模台で3棟、秦野市鶴巻北、横浜市港南区で各1棟。 床下浸水:綾瀬市小園等で11棟の他、相模原市、秦野市から横浜市にかけ全部で63棟。 道路:冠水は横浜市泉区で7件,旭区で2件をはじめ相模原市、茅ヶ崎市、秦野市などで会わせて51件。 停電:相模原市、平塚市、鎌倉市、逗子市など県内の広い地域で18,350世帯が停電。22時までにすべて復旧。 鉄道:JR東海道新幹線は寒川町倉見と二宮町の雨量計が規制値を超えたため新横浜-小田原間で2度に渡り運転を停止、上下線39本で最高91分遅れ2万7千人に影響。JR横須賀線では雨量規制で上下線25本運休13本遅れ37,500人に影響。JR相模線は落雷で信号機系統が故障し約5時間の間に上下線40本運休。湘南モノレールは17日9時半頃高圧線への落雷の影響で約25分間運転見合わせ。 その他:厚木市七沢、宮の里の一部で断水。茅ヶ崎市堤で突風により車が転倒。横浜市磯子区汐見台で市道の路面が陥没。伊勢原市笠窪で落雷による火災で住宅の一部を焼いたほか、落雷による出火が3件発生。 |
平成12年台風第3号:強風害 山がけ崩れ害 強雨害 海上波浪害 沿岸波浪害 | 2000-07-07~2000-07-08 |
台風3号は8日に関東の南海上を北上し房総半島の東海上を通って東北地方の東海上に進んだ。このため神奈川県内は7日の夕方から雨が強まり、8日に入り風も強まって朝のうちまで続いた。 【県内の観測記録】最低海面気圧 976.4hPa、最大風速 14.5m/s、最大瞬間風速 27.5m/s。最大日降水量(8日) 相模原 136.0mm、日吉 114.0mm、横浜 110.0mm。 【県内の災害の概要】 8日3時頃,座間市で風に飛ばされたプランタに当たり男性が左肩打撲。 鉄道:小田急線のロマンスカーが8日の午前中に47本運休、東海道線でも一部間引き運転のほか、JR相模線で倒木や、架線に木の枝がかかったりして遅れ、約千人の足が乱れた。 船舶:東京湾フェリー7日に6便、8日7便欠航。 停電:6ケ所3130世帯(横浜市保土ヶ谷区2725世帯、三浦市636世帯など) 道路:大和市の市道が約200mにわたり冠水した。また葉山町では石垣塀が長さ3m、高さ2m崩落し町道359号線に堆積したなど、冠水、倒木等により道路損壊20カ所。 その他:横浜市港南区のNTT社宅付近で高さ20m、幅5mの崖が崩れ、車両7台が破損したほか,計14カ所の崖崩れがあった。そのほか6カ所の土砂流失があった。 県内各地でスイートコーン12haが倒伏したほか、県中央部で花卉のケイトウが約2ha倒伏、梨が約35haで一部落下する農業被害があった。 |
その他(低気圧):強風害 海上波浪害 | 2000-06-09~2000-06-09 |
前線を伴った発達中の低気圧が本州を横断し、県内は風雨が強まり暴風警報などが出される大荒れの天気となった。 【県内の観測記録】最大風速 辻堂 18.0m/s、横浜 13.2m/s、三浦 13.0m/s、海老名 12.0m/s。最大瞬間風速 横浜 31.9m/s。最大日降水量 箱根 109.0mm、丹沢湖 75.0mm、小田原 54.0mm。 【県内の災害の概要】 強風で横須賀市で男性が閉まった車のドアで指を切断したほか2名、川崎市で3名、箱根町で2名、厚木市で1名、横浜市で1名が転倒するなどで3名が重傷、7名が軽傷。小田原市で3名の小学生に折れた傘の骨が刺さった。 鉄道:JRの鶴見線で架線に木の枝が接触し、鶴見ー扇町間で8時30分から10時10分の間運休。御殿場線の松田ー上大井間で07時51分から8時27分の間運休。横須賀線の逗子ー戸塚間で架線にビニールが付着し上下線5本に最大37分の遅れ。伊豆箱根鉄道大雄山線で架線にトタンが接触し9時26分から10時29分の上下線10本が運休。横浜新都市交通では13時過ぎまで徐行運転、箱根登山鉄道では倒木のため上下12本が運休。箱根ロープウェイ、駒ヶ岳ロープウェイ、ケーブルカーも始発から運休。 船舶:久里浜ー金谷の東京湾フェリー1日欠航。 道路:東名、横横高速道は6時20分から50km/hの速度制限。湯河原パークウェー、県道731号線(矢倉沢ー仙石原)、県道関本ー小湧谷線で通行止め。 停電:県西部の箱根町仙石原など8地域で午前7時頃から昼過ぎにかけ約1万1千世帯が最高約2時間停電。 その他:県西部で収穫期の梅が落下したり擦り傷ができた。また、生育期のキウイフルーツの枝折れや葉落ちの被害が出た。 |
二つ玉低気圧:強風害 海上波浪害 | 2000-03-20~2000-03-20 |
二つの低気圧が日本の東海上へ進み、大陸の高気圧が東に張り出し西高東低の冬型の気圧配置となった。横浜地方気象台の観測では明け方前から北の風が強まり日中は10m/sを越える強風となった。 【県内の観測記録】最大風速 横浜 12.6m/s、海老名 9.0m/s、辻堂 9.0m/s。最大瞬間風速 横浜 24.9m/s。 【県内の災害の概要】 川崎市川崎区塩浜の工場で13時30分頃、強風に煽られて剥がれた屋根のアクリル波板を修理していた男性が、高さ7メートルの屋根から転落し死亡した。 鉄道:東海道線と南武線で列車の運行ダイヤの乱れがあった。 その他:藤沢市辻堂の海岸で11時40分頃、男性サーファーが沖合1kmまで流されたが、連絡を受けた海上保安庁の船に救助された。葉山町堀内の鐙摺港(アブズリコウ)沖合約3kmの海上で10時50分頃、大学生5人の乗ったエンジン付きボートが強風による波を受け転覆したが、まもなく近くを通った遊漁船に全員救助された。 |
熱帯低気圧(台風以外):洪水害 浸水害 強雨害 その他(雨害) | 1999-08-13~1999-08-14 |
紀伊半島の南海上で発生した弱い熱帯低気圧が関東地方の内陸部を北に進み、関東地方から東北地方南部の各地で強い雨を降らせた。 【県内の観測記録】最大日降水量(14日) 相模湖 302.0mm、相模原 298.0mm、丹沢湖 229.0mm、海老名172.0mm。 【県内の災害の概要】 相模原市麻溝台の市道で男性が落雷のため死亡した。 横浜市,川崎市,藤沢市で床上浸水17棟あり7人が被災した。横浜市、川崎市、藤沢市などで床下浸水が51棟あった。 座間市の浄水場に落雷がありポンプが止まり30,000世帯の給水が止まった。 二宮町では町道7号線が冠水した。 鉄道:JR横須賀線で上下15本が運休、5本が最高83分の遅れをだし約1万5千人が影響を受けた。南部線では16時34分から17時45分の間全線で不通となった。東海道新幹線でも二度にわたり徐行運転を行った。 |
低気圧 | 1999-05-27~1999-05-27 |
発達中の低気圧が本州を縦断し県内では強風となった。 【県内の観測記録】最大瞬間風速 横浜 30.2m/s。最大風速 辻堂 18.0m/s、三浦 15.0m/s、横浜 13.5m/s、海老名12.0m/s。 【県内の災害の概要】 この強風で飛んできた物に当たったり、転んだりして14人がけがをした。小田原市でトタン屋根のとんだ家屋をはじめ県内で4棟が一部破損した。 農作物の被害は小田原市、南足柄市を中心に収穫期の梅の実が落ちたりキウイフルーツの着果不能,三浦市,横須賀市を中心にすいかなどのマルチやトンネルビニールのまくれ上がりによる植え株の損傷等の被害があった。 各地で電線が切れるなどした11、516世帯の停電があった。 東海道線の小田原ー熱海間で上下線8本の運転が見合わされたほか,御殿場線や東海道新幹線でも運休があった。 |
平成10年台風第5号:強風害 浸水害 | 1998-09-15~1998-09-16 |
県北西部を通過した台風第5号によって県内は大雨となった。 【県内の観測記録】横浜における最低海面気圧 968.8hPa、最大風速 13.4m/s、最大瞬間風速 27.9m/s。期間降水量(15日~16日) 箱根 378.0mm、相模湖 259.0mm、丹沢湖 258.0mm。最大風速 三浦 16.0m/s、辻堂 14.0m/s。 【県内の災害の概要】 この雨で、小田急多摩線で土砂崩れがあり、終日不通となったほか、早朝の大雨のため県内の交通機関は乱れ、通勤通学に混乱があり、休校となった学校もあった。 |
停滞前線:山がけ崩れ害 浸水害 洪水害 | 1998-08-27~1998-08-31 |
関東地方北部に前線が停滞し、大雨となった。 【県内の観測記録】期間降水量(27日~31日) 丹沢湖 669.0mm、箱根 651.0mm、相模湖 614.0mm、小田原 461mm、横浜 127.0mm。最大1時間降水量(30日) 箱根78.0mm、相模湖 48.0mm。 【県内の災害の概要】 相模湖町では崖崩れがあり、国道412号にも土砂が流れだし、通行不能となった。このほか、松田町、箱根町、湯河原町などでも崖崩れがあり、箱根新道や湯河原パークウェイなどのほか、箱根全山の各道路、山北町の国道246号、相模湖町の国道20号、東名高速道などで交通規制が実施された。 鉄道・バスは、JR東海道線小田原・熱海駅間で一時運休があったほか、箱根登山鉄道や山間部のバス路線で運休があった。 |
雷雨(熱雷を除く):浸水害 強雨害 山がけ崩れ害 | 1998-07-30~1998-07-30 |
上空に寒気が流入したため昼過ぎから雷雲が発達した。 【県内の観測記録】横浜における最大1時間降水量 92.0mm、最大10分間降水量 34.0mm。 【県内の災害の概要】 この雨で鉄道・道路の冠水や停電などの被害がでた。JR東海道線や新幹線では一時運転を見合わせた。 |
平成9年台風第7号:強風害 強雨害 山がけ崩れ害 | 1997-06-20~1997-06-20 |
台風第7号によって県内全域が暴風雨に見舞われた。 【県内の観測記録】横浜における最低海面気圧 991.6hPa、最大風速 16.0m/s、最大瞬間風速 34.6m/s、最大24時間降水量(19日~20日) 97.0mm。 【県内の災害の概要】 県内全域で暴風雨に見舞われ、藤野町で崖崩れがあり住宅一棟が全壊した他、県内各地で家屋の一部破損42件、床下浸水8件などがあった。 電力は強風による樹木や飛来物が電線に接触する等し県内各地で18.000戸が停電した。 県内の公立学校では、ほとんどが休校または授業を午前中で打ち切った。 |
前線帯 雷雨(熱雷を除く):竜巻害 落雷害 | 1997-04-07~1997-04-07 |
7日17時20分頃、横浜市港北区に於いて、前線の通過に伴い雷雨ともに竜巻が発生した。 【県内の災害の概要】 竜巻によって民家の屋根瓦が落下した。 同日18時25分頃、座間市相武台に落雷があり、小田急線で一時運休があった。 |
平成8年台風第17号・停滞前線:強風害 浸水害 山がけ崩れ害 | 1996-09-21~1996-09-22 |
大型で強い台風第17号によって県内は暴風雨となった。 【県内の観測記録】 横浜における最低気圧 977.8hPa 最大風速 22.2m/s 最大日降水量 226.0mm。 |
平成8年台風第5号・停滞前線:山がけ崩れ害 浸水害 | 1996-07-07~1996-07-11 |
台風第5号の北上接近に伴い、本州南岸の梅雨前線の活動が活発となった。 【県内の観測記録】横浜における最低気圧 994.8hPa 最大風速 12.3m/s 最大瞬間風速 21.3m/s 降水量(7日~11日)270.5mm。 |
太平洋高気圧:高温・少雨・多照 | 1995-07-23~1995-08-31 |
横浜真夏日継続日数7月23日~8月30日まで39日間、8月平均気温28.5℃、8月降水量2.0mm。 |
雷雨(熱雷を除く):浸水害 | 1994-08-20~1994-08-21 |
東部中心に局地的強雨。 【県内の観測記録】横浜244mm(1時間降水量82mm)、相模原93mm、日吉89mm、海老名57mm。 この雷雨で、横浜・川崎を中心に鉄道や道路などの交通網を寸断し、崖崩れや家屋への浸水があった。 鉄道京浜東北・横須賀・東海道・横浜の各線が冠水のため一時不通となった。道路横浜市内の一般道で冠水箇所多発、このため一時不通となった。 浸水建物一部破損(横浜市・6棟)、床上浸水(横浜市・147棟、川崎市・2棟、藤沢市・2棟、秦野市・9棟)、床下浸水(横浜市・297棟、川崎市・6棟、藤沢市・12棟) |
雷雨(熱雷):洪水害 浸水害 山がけ崩れ害 落雷害 | 1994-07-18~1994-07-18 |
寒冷前線。各地で短時間強雨。 【県内の観測記録】丹沢湖137mm、平塚39mm、 辻堂29mm、日吉28mm、相模原24mm、横浜34mm。丹沢湖1時間降水量78mm。 鉄道横須賀線一部冠水し42本運休。横浜・根岸・相模線で計56本運休。停電横浜市3,690世帯、藤沢市の一部にあり。浸水道路、県内各地で一時的な道路冠水のため通行規制あり。 床上浸水:横浜市・7棟、鎌倉市・1棟、平塚市・4棟、藤沢市・1棟、秦野市・9棟、伊勢原市・3棟。床下浸水:横浜市・47棟、川崎市・2棟、横須賀市・1棟、平塚市・9棟、藤沢市・5棟、茅ヶ崎市・12棟、伊勢原市・17棟、寒川町・9棟。山北町で崖崩れ2箇所・道路へ土砂流出1箇所。 茅ヶ崎市海岸において落雷により、重傷者1名、軽傷者2名。 |
雷雨(熱雷):落雷害 浸水害 | 1994-07-12~1994-07-12 |
熱雷。県央から東部、局地的強雨。 【県内の観測記録】辻堂54mm、相模原26mm、海老名23mm、平塚15mm、横浜3mm。辻堂1時間降水量39mm。 床上浸水102棟、床下浸水71棟。 鉄道:京浜急行線29本運休。小田急線土砂流入の為一時運休。 停電:横浜市・92,500世帯。浸水家屋一部破損:平塚市1棟。床上浸水:横浜市・84棟、川崎市・18棟、床下浸水:横浜市・23棟、川崎市・13棟、大和市・30棟、座間市・4棟綾瀬市・1棟 |
太平洋高気圧:酷暑害 | 1994-07-02~1994-09-11 |
【県内の観測記録】横浜月平均気温7月27.4℃(平年差+2.9℃)、8月28.2℃(平年差+1.8℃)。 真夏日 7月23日間、 8月27日間。熱帯夜7月9日間、8月23日間。降水量6月143.0mm(平年比75%)、7月83.5mm(同52%)、8月277mm(同189%但し8月21日244mm)。日照時間6月138.4h(平年比107%)、7月206.3h(同131%)、8月275.6h (同138%)。 |
南岸低気圧:積雪害 | 1994-02-12~1994-02-12 |
南岸低気圧通過。 【県内の観測記録】13日09時箱根34cm 相模湖・相模原28cm 横浜20cm、海老名17cm、辻堂13cm、平塚9cm。 【県内の災害の概要】 交通事故:人身事故53件、軽傷者66人、物損事故577件、転倒による負傷者35人、重症者4人、民家の車庫一部破損2件、停電1000世帯。 鉄道運休:東海道線65本。京浜東北線108本。横浜線62本。相模線66本、横須賀線130本。南武線68本。 道路通行止め7路線、通行規制47路線。横浜港一時入出航規制 |
二つ玉低気圧:洪水害 浸水害 山がけ崩れ害 | 1993-11-13~1993-11-14 |
【県内の観測記録】全域100~190mm。辻堂186mm、三浦157mm、箱根148mm、日吉・海老名135mm、横浜131mm。1時間降水量辻堂66mm、横浜44mmの短時間強雨。 床上浸水291棟、床下浸水242棟、がけ崩れ10か所。 |
台風 前線帯 オホーツク海高気圧:冷害 | 1993-06-01~1993-09-30 |
オホーツク海高気圧。梅雨明け特定出来ず。 【県内の観測記録】横浜平均気温7月21.9℃(平年比-2.6℃)、8月24.5℃(同-1.9℃)、9月22.3℃(同-0.4℃)。降水量7月350.0mm(平年比259%)、8月336.5mm (同230%)、9月158.0mm (同80%)。日照時間7月81.3h (平年比52%)、8月137.4h (同69%)、9月109.9h (同89%)。 夏の低温・多雨・日照不足による県内の農作物は、夏果菜類を中心に果実などに成育が遅れるとともに肥大が悪く、病害の発生などにより収量の減少や品質の低下がみられた。被害額は、19億7千万円にのぼり、内訳として野菜類は17億5千8百万円、果樹類は、1億4千1百万円、その他7千7百万円であった。 |
二つ玉低気圧:強風害 | 1993-03-29~1993-03-29 |
【県内の観測記録】横浜 N 13.9m/s、最大瞬間風速 NNW 28.0m/s。 29日午前11時頃、相模湾の葉山沖で大学生の乗ったヨット18隻が強風にあおられ転覆、ヨットに乗っていた37名が海にほうり出された。転覆したヨットにしがみついていた3人は巡視船に救助され、他の者は自力で海岸や近くの船まで泳ぎ着くなどして全員無事だった。 29日14時頃、横須賀市久里浜沖ウインドサーフィンで行方不明者1人。 |
季節風:海上波浪害 | 1992-12-23~1992-12-23 |
【県内の観測記録】横浜 SW 12.0m/s、最大瞬間風速 SW 22.3m/s。 木更津港から川崎港に向かう途中の砂利運搬船が10時14分ころ川崎市扇島沖約4キロの海上で転覆し、乗組員3名のうち2名が救助されたがそのうち1名は死亡し、残る1名は行方不明となった。 |
雷雨(熱雷を除く) 寒気の移流:落雷害 | 1992-11-01~1992-11-01 |
1日は冬型の気圧配置となり、関東地方は朝からよく晴れ風も弱く、日中の気温は19.1℃まで上昇した。午後には本州上空に-26℃(500mb)の寒気が入り大気の状態が不安定となった。 伊勢原市の大山阿夫利神社(標高1,246メ-トル)の見晴らし台にあるあずま屋に14時20分ころ降ひょうとともに落雷があり、あずま屋に雨宿りしていたハイカ-の1名が感電死、10名が負傷した。 |
二つ玉低気圧:山がけ崩れ害 浸水害 | 1992-10-08~1992-10-09 |
三浦半島で短時間強雨。 【県内の観測記録】9日三浦で1時間49mm。三浦185mm、箱根140mm、横浜・日吉131mm、海老名123mm、小田原118mm。 9日7時03分ころ横須賀市長井で幅36メートル、高さ7メートルの擁護壁がくずれ、土砂がアパートと民家を押し流し2名が死亡、2名が負傷した。 県内では9件のがけ崩れ等が発生し、三浦市、横浜市、横須賀市では駐車場の車などが土砂に埋まった。 大和市では受電施設内に雨が侵入し300世帯が停電した。 また県内の公立学校では、19校が休校し、始業時間を繰り下げる学校もあった。 |
雷雨(熱雷を除く):落雷害 | 1992-05-30~1992-05-30 |
各地で雷雨。 【県内の観測記録】三浦68mm、辻堂51mm、相模原42mm、海老名41mm、横浜48mm。 15時30分ごろ厚木市温水(ゆるみず)の水田で田植作業中の人に落雷があり1名が死亡した |
南岸低気圧:山がけ崩れ害 積雪害 雪圧害 着雪害 | 1992-01-31~1992-02-01 |
低気圧が発達しながら関東の南岸を北東進し、寒気を南下させ関東地方から東北地方にかけて大雪となった。県内では、1月31日の昼過ぎから降りだした雪は2月1日早朝まで降り続いた。この雪は2年振りの大雪のため朝の交通機関が混乱した。 【県内の観測記録】1日9時箱根38cm、日吉19cm、相模湖・江ノ島12cm、三浦8cm、横浜14cm。 横浜市金沢区において転落により凍死1名、県内各所において転倒による負傷者25名の人的被害があった。 JR東海道・京浜東北・南武・横浜の各線では、パンタグラフの故障により始発から運転を見合わせたり、東海道新幹線の一部や首都圏の交通機関が大きく乱れた。 箱根新道、芦ノ湖スカイライン、湯河原パ-クウエイなどは、31日から通行止め、また40路線でチェーンの規制と、東名・横浜横須賀道路・首都高速湾岸等の各線で速度制限が行われた。 送電線の障害37回線、断線5回線があり、横浜・鎌倉・藤沢の各市を中心に約51,400戸が停電した。また、電話回線の不通が25,000回線あった。 |
低気圧:大雪 | 1991-12-27~1991-12-27 |
28日9時箱根11cm、相模原3cm。負傷者17人。 |
平成3年台風第18号:浸水害 山がけ崩れ害 | 1991-09-19~1991-09-20 |
沖縄の南東を北東進し、銚子の南東沖(19日)を通り三陸沖へ。 【県内の観測記録】三浦半島で200mm以下、他は200mm以上。相模原393mm、海老名・箱根305mm、小田原290mm、丹沢湖289mm、平塚248mm、横浜256mm。 平塚、茅ケ崎、座間、海老名、相模原、川崎、鎌倉の各市及び中井、大井の両町で、災害対策本部が設置された。 厚木市では崖くずれで家屋が倒壊して生き埋めとなり、また横浜市旭区では、土砂の流出で倒れたブロック塀の下敷になり、それぞれ1名が死亡した。 19日、境川の山田橋及び俣野橋付近で水が溢れ出し、横浜市瀬谷区では52棟、戸塚区では31棟が床上浸水した。また川崎市では496棟、相模原市では243棟の床下浸水があった。 大雨の影響で首都圏の交通が終日混乱し、新幹線は東京-新横浜で一時運休、小田急本線の本厚木-伊勢原では、河川増水のため89本が運休した。 横浜新道、東名高速等で一部通行止めとなり、また雨量規制、道路冠水及び土砂崩れによる規制が山間部を中心に行われた。 |
平成3年台風第12号:山がけ崩れ害 土石流害 浸水害 | 1991-08-20~1991-08-21 |
小笠原諸島父島付近を西進し奄美大島近海(20日)を通り、九州西岸沿いに北上し朝鮮半島南部に上陸。 【県内の観測記録】箱根399mm、丹沢湖283mm、相模湖228mm、小田原171mm、三浦79mm、横浜89mm。 土砂崩れにより乗用車ともに箱根町宮城野の早川に転落1名死亡。 土砂崩れ13件(箱根及び小田原地方) 落石に伴う送電線切断による停電、約35,000世帯20日14時43分から20時25分(箱根及び小田原地方) 道路規制状況通行止め24路線(箱根等)、速度規制1路線 鉄道運行停止3路線(東海道新幹線、東海道線) |
梅雨前線:雷 | 1991-07-05~1991-07-05 |
梅雨前線上を低気圧通過、県内で発雷。落雷により厚木・海老名・座間・相模原・綾瀬・伊勢原で31万戸停電。 |
その他(低気圧) 季節風:その他(風害) | 1991-02-17~1991-02-17 |
横浜最大瞬間風速 NNW 22.9m/s。横須賀市津久井浜などでウインドサーフボード9隻17名が強風により漂流、うち1名が三浦海岸沖で水死。 |
1981年から1990年に発生した気象災害事例
件名 | 現象の期間 | 概要 |
---|---|---|
平成2年台風第20号:浸水害 山がけ崩れ害 | 1990-09-30~1990-09-30 |
沖縄西方から北東進し、紀伊半島に30日上陸、東海道沿い・関東南部(県内)を通り、房総半島を経て鹿島灘で温帯低気圧となる。 【県内の観測記録】江ノ島211mm、小田原・三浦208mm、箱根202mm、相模原・丹沢湖190mm、横浜185mm。 藤沢市では引地川の護岸が15メートルにわたって壊れ、鵠沼橋が陥没。また横浜市の帷子川、小田原市の山王川などが溢れ、警戒水位に達した川は12河川となった。 大船駅周辺の約800世帯で床上、床下浸水するなど、県内各所で浸水が相次ぎ、がけ崩れも続出した。 東海道新幹線などJR各線は運休区間が続出、ダイヤは終日混乱した。 道路も東名高速大井松田-御殿場間など、34路線が不通となった。 |
停滞前線 暖気の移流:山がけ崩れ害 落雷害 | 1990-09-15~1990-09-15 |
台風に刺激された秋雨前線が、雷を伴う激しい雨を降らせた。 【県内の観測記録】箱根275mm、小田原105mm、平塚72mm、横浜12mm。 15日7時30分頃箱根町仙石原の国道138号線で5立方メートルの土砂が流出、また7時45分頃松田町惣領の国道246号線の崖が15m×3mにわたり崩れ、双方とも一時通行止めとなった。 横浜市瀬谷区では7時20分頃と13時58分頃の落雷のため、それぞれ50世帯及び400世帯が停電となった。 大雨のため箱根全山の10路線で、10時05分から16時10分まで通行止めとなったほか、箱根にある自動車専用道路4路線が交通規制を行った。 15日12時50分頃、山北町の酒匂川でカヌー乗りをしていた3隻が渦に巻き込まれて転覆し、2名が水死した。 |
平成2年台風第11号:強風害 浸水害 山がけ崩れ害 | 1990-08-09~1990-08-10 |
父島の西方を北上し、静岡県御前崎付近に10日上陸、神奈川・山梨県境付近を通り、東北地方から三陸沖へ。 【県内の観測記録】箱根543mm、丹沢湖382mm、相模湖319mm、横浜107.5mm、10日最大瞬間風速 SSE 28.4m/s。 強風にあおられて転倒するなど7人負傷。 床上浸水4棟、床下浸水6棟、がけ崩れ2箇所の他、停電も3万5千世帯にのぼった。 農作物の被害は1億2,852万円、農業用施設の被害は161万円、林道被害は27箇所、2,730万円に達した。 |
雷雨(熱雷を除く):洪水害 | 1990-08-08~1990-08-09 |
相模原市から横浜市西部にかけて局地的強雨。相模湖84mm、日吉10mm。横浜市瀬谷区で100棟余浸水。 |
低気圧:波浪 | 1990-04-24~1990-04-24 |
東方海上で低気圧が発達。横浜最大瞬間風速 N 16.5m/s。三浦海岸で高波、サーファー2人水死 |
低気圧:大雪 | 1990-01-31~1990-02-01 |
南岸低気圧通過。2日9時箱根33cm、相模原27cm、相模湖26cm、日吉20cm、丹沢湖15cm、海老名14cm、横浜・小田原10cm。負傷者50人。 |
低気圧:大雪 | 1990-01-16~1990-01-16 |
南岸低気圧通過。17日9時箱根34cm、相模原17cm、日吉14cm、相模湖12cm、江ノ島6cm、横浜・海老名・丹沢湖5cm。負傷者76人。 |
平成元年台風第17号 雷雨(熱雷):ひょう(あられ)害 | 1989-08-28~1989-08-28 |
県央から横浜市にかけて雷発生。大きさ2cmからピンポン玉大の降ひょう。稲・果樹等農作物に被害あり。 |
平成元年台風第15号:大雨 | 1989-08-17~1989-08-17 |
横浜17mm、日吉7mm、局地的強雨、床下浸水81棟(横浜市が主)。 |
寒冷前線:雷 | 1989-08-10~1989-08-10 |
大気不安定により県内で雷発生、東部中心に激しい雨。日吉40mm、横浜18mm。落雷で27,000世帯停電、床上・床下浸水38棟 |
平成元年台風第12号 寒気の移流 暖気の移流:浸水害 山がけ崩れ害 | 1989-07-31~1989-08-01 |
沖縄東方を北上し、沖永良部島付近に停滞(31日)後西進し中国大陸へ。一方熱帯低気圧が本州南海上にあり、双方の影響で東部や南部が大雨となる。 【県内の観測記録】日吉264mm、三浦217mm、江ノ島190mm、海老名158mm、横浜234mm。 川崎市でがけ崩れ(1日)死者6人、負傷者11人。床上浸水738棟、床下浸水1,715棟、がけ崩れ38か所。 |
平成元年台風第11号 雷雨(熱雷を除く):浸水害 山がけ崩れ害 落雷害 | 1989-07-25~1989-07-26 |
25日夜から26日にかけ台風の影響で、南海上から湿った空気が入り大気不安定となる。 【県内の観測記録】箱根152mm、海老名122mm、横浜104mm、小田原103mm。 落雷により横浜・大和・藤沢で28,000戸停電。小規模ながけ崩れ発生。 |
日本海低気圧:竜巻害 | 1989-01-20~1989-01-20 |
綾瀬市で竜巻発生、家屋全半壊5棟。横浜37.5mm、最大瞬間風速 SW 24.5m/s。 |
昭和63年台風第18号:沿岸波浪害 | 1988-09-14~1988-09-15 |
小笠原付近から八丈島付近(15日)を通り、房総半島沖を北東進し三陸沖へ。 箱根27mm、相模湖25mm、横浜13mm。横浜15日 N 13.8m/s、最大瞬間風速 N 25.1m/s。高波による行方不明者1人(平塚市)。 |
オホーツク海高気圧・停滞前線:低温・寡照 | 1988-06-20~1988-10-10 |
梅雨明け7月31日、8月熱帯低気圧多発。 【県内の観測記録】平均気温6月21.6℃(平年比+0.6℃)、7月22.0℃(同-2.6℃)、8月26.2℃(同0.0℃)、9月22.3℃(同-0.3℃)。日照時間6月129.8h(平年比103%)、7月76.9h (同49%)、8月171.6h(同90%)、9月43.3h (同35%)。 水陸稲・野菜・果樹等被害24億円余。 |
移動性高気圧:凍霜害 | 1988-05-09~1988-05-09 |
最低気温海老名小田原で6.7℃、江ノ島8.5℃、横浜11.1℃で内陸部は5~6℃。北西部中心に茶に被害。面積42.6ha、被害額2,100万円余 |
日本海低気圧:強風害 | 1988-05-04~1988-05-04 |
低気圧が日本海通過。横浜最大瞬間風速 SSW 18.8m/s。相模原・座間両市で凧上げ中突風で負傷者16人 |
南岸低気圧:積雪害 | 1988-04-07~1988-04-08 |
低気圧が南岸通過。積雪8日09時箱根47cm、日吉8cm、相模湖7cm、横浜5cm、江ノ島・相模原4cm。 負傷者13人、交通機関障害多発。8日06時横浜で最深積雪7cm。 |
二つ玉低気圧:積雪害 | 1987-01-12~1987-01-13 |
南岸低気圧と日本海低気圧。積雪13日09時箱根・相模湖・相模原10cm、日吉・海老名5cm、横浜2cm。 スリップ事故・転倒で負傷者11人。 |
南岸低気圧:積雪害 | 1987-01-05~1987-01-06 |
低気圧が南岸通過。積雪6日09時箱根22cm、相模湖17cm、相模原10cm、海老名・江ノ島9cm、横浜6cm。 負傷者17人。交通機関山間部中心に一時通行止 |
二つ玉低気圧:浸水害 山がけ崩れ害 強風害 落雷害 | 1986-12-18~1986-12-19 |
各地で雷と大雨発生、横浜55.5mm。交通機関や送電線に落雷。鉄道不通4か所、停電13,000戸。 |
寒気の移流:ひょう(あられ)害 | 1986-10-13~1986-10-13 |
熱雷。局地的な雷で、愛川町で降ひょうによる被害。農作物46.7ha、被害額は2,200万円余。 |
昭和61年台風第15号 熱帯低気圧(台風以外):浸水害 山がけ崩れ害 | 1986-09-02~1986-09-03 |
台風(第15号)。鳥島付近から八丈島の西方を通り、大島の南南西で弱い熱帯低気圧となり、関東地方・東北地方から三陸沖へ。箱根で300mm以上、他は100~200mm。箱根350mm、海老名181mm、丹沢湖179mm、相模湖178mm、三浦143mm、横浜121mm。2日足柄で1時間65mm、3時間123mm。床上浸水5棟、床下浸水95棟 |
雷雨(熱雷を除く) 寒気の移流:落雷害 | 1986-06-26~1986-06-26 |
熱雷。大気不安定により、県央で雷発生。横浜・川崎・相模原・大和・伊勢原で落雷による停電13,000世帯 |
南岸低気圧:積雪害 着雪害 強風害 | 1986-03-23~1986-03-23 |
低気圧。南岸通過。24日09時箱根62cm、相模原17cm、日吉12cm、横浜4cm。風雪強く、横浜 N 14.7m/s、最大瞬間風速 N 24.9m/s。県央地区で送電鉄塔倒壊6本、折損5本。県内停電46万世帯、浄水場機能停止し、断水55万世帯。負傷者10人、交通機関運休・通行止等障害多発。 |
南岸低気圧:積雪害 雪圧害 | 1986-02-18~1986-02-19 |
低気圧。南岸通過。積雪19日09時箱根47cm、相模湖36cm、江ノ島・日吉32cm、相模原30cm、横浜33cm。横浜19日08時、37cm。負傷者213人、農林業被害あり。昭和60年12月中旬から昭和61年3月下旬までの大雪。 |
雷雨(熱雷):浸水害 | 1985-07-14~1985-07-14 |
寒冷前線。北東部に雷雨。日吉1時間35mm。日吉57mm、横浜19mm。床上浸水395棟、床下浸水3,809棟。 |
昭和60年台風第6号 停滞前線:強風害 浸水害 山がけ崩れ害 | 1985-06-29~1985-07-01 |
台風(第6号)・梅雨前線。台風北上に伴い梅雨前線活発化、台風は沖縄東方から北東進し、本州南海上を通り静岡県に1日上陸、県西部.北関東.福島県から三陸沖へ。山地300mm以上、平野150~250mm。箱根351mm、丹沢湖303mm、厚木206mm、小田原201mm、江ノ島174mm。横浜170mm、1日 SSE 19.0m/s、最大瞬間風速 SSW 39.5m/s。死者1人、負傷者7人、家屋半壊28棟、床下浸水241棟、山・がけ崩れ89か所。農林水産業被害27億円余。 |
雷雨(熱雷):浸水害 落雷害 | 1984-07-27~1984-07-27 |
熱雷。相模原156mm(1 時間92mm)、厚木11mm、他なし。床上浸水122棟、床下浸水118棟、相模原で落雷による停電あり。 |
南岸低気圧:積雪害 雪圧害 | 1984-02-17~1984-02-18 |
低気圧が南岸通過。積雪18日09時、箱根79cm、横浜27cm、小田原25cm、玄倉・厚木24cm、相模原・平塚・三浦22cm。死者1人、負傷者45人、交通関係障害多発。 |
南岸低気圧:積雪害 | 1984-01-19~1984-01-19 |
低気圧。南岸通過。積雪箱根26cm、相模湖25cm、横浜19cm、日吉17cm、江ノ島13cm。死者1人、負傷者52人。鉄道・パス等運休、道路通行止など障害多発 |
昭和58年台風第5号・台風第6号:浸水害 山がけ崩れ害 強風害 | 1983-08-15~1983-08-18 |
台風(第5号)・台風(第6号)。台風6号が鳥島東方から北西進し、関東南海上を西進し紀伊半島に15日上陸後消滅。その後5号が沖縄南大東島東方を北上し、愛知県に17日上陸、県北方を通り北関東・東北南部から三陸沖へ。箱根・丹沢山地1,000mm以上の所あり、東部の少ない所で200mm以下、平野部200~400mm。芦ノ湯1,094mm、玄倉739mm、相模湖478mm、相模原345mm、平塚342mm、横浜276mm(15日1時間54.0mm)。床下浸水263棟、山・がけ崩れ59か所。農作物被害あり。 |
熱雷:大雨 | 1983-07-09~1983-07-09 |
熱雷。北東部に強雨。横浜65.5mm ( 1時間57.0mm)、日吉56mm。床下浸水182棟。 |
熱雷:雷・ひょう | 1983-06-10~1983-06-10 |
熱雷。山梨県で雷発生、南東進し、県北西部・県央・東部に雷雨。横浜・川崎・座間で降ひょう被害、野菜・果樹等158.2haに被害。被害1億円余。津久井・相模原・厚木・座間・大和各市郡で落雷、6,000戸停電。 |
低気圧:大雨・強風・波浪 | 1982-11-30~1982-11-30 |
西部70~100mm、東部20~50mm。小田原122mm、玄倉114mm、相模原107mm、日吉48mm、横浜25mm、S 15.7m/s、最大瞬間風速 S 29.2m/s。死者1人、床下浸水235棟。 |
昭和57年台風第18号:大雨・強風 | 1982-09-10~1982-09-12 |
台風(第18号)・前線。鳥島西方を北上し、静岡県に12日上陸、北関東・東北・北海道を通りオホーツク海へ。箱根・丹沢山地400mm以上で、他は200~400mm。芦ノ湯500mm、相模湖414mm、玄倉347mm、江ノ島308mm、日吉306mm、横浜289mm(12日1時間42.5mm SSE 18.1m/s、最大瞬間風速 SSE 36.8m/s)。死者4人、負傷者37人、家屋全壊36棟、半壊37棟、床上浸水5,082棟、床下浸水11,162棟、がけ崩れ679か所、農林水産業被害大。 |
昭和57年台風第10号:大雨・強風・波浪 | 1982-08-01~1982-08-02 |
台風(第10号)・梅雨前線。鳥島西方を北上し、愛知県に1日上陸、能登半島付近から日本海へ。県央から西部で150mm以上、山地は多い所で500mm以上、東部70~150mm。芦ノ湯514mm、玄倉372mm、相模湖315mm、小田原168mm、厚木157mm、横浜86mm、2日 SE 19.6m/s、最大瞬間風速 SE 40.8m/s。死者7人、負傷者18人、家屋全壊10棟、半壊23棟、床上浸水142棟、床下浸水300棟、堤防決壊78か所、山・がけ崩れ125か所。農林水産業被害大。 |
オホーツク海高気圧:低温 | 1982-06-20~1982-07-31 |
横浜7月平均気温22.0℃(低い方から7月第5位)、7月真夏日1日。果樹・野菜被害約17億円。 |
昭和56年台風第24号:大雨 | 1981-10-22~1981-10-23 |
台風(第24号)。沖縄東方から北東進し、本州南海上・関東南沖(22日)を通り三陸沖へ。台風接近の22日短時間強雨(三浦3時間143mm)。三浦262mm、芦ノ湯239mm、相模原214mm、厚木200mm、小田原166mm、横浜194mm。被害はほぼ全域に、床上浸水759棟、床下浸水3,611棟、堤防損壊16か所、がけ崩れ329か所。災害時気象速報 昭和56年10月22日から23日にかけての台風第24号による神奈川県の大雨 |
昭和56年台風第15号:大雨 | 1981-08-21~1981-08-23 |
鳥島西方から八丈島西方を通り、房総半島に23日上陸、東北地方を縦断し、北海道から日本海へ。県央から西部100mm以上、山地多い所で、500mmを超える。芦ノ湯590mm、相模湖239mm、玄倉230mm、相模原114mm、横浜60mm。死者2人(箱根町)、がけ崩れ59か所。 |
寒冷前線・熱帯低気圧:大雨・雷 | 1981-07-22~1981-07-22 |
熱帯低気圧の影響で大気不安定強まる。東部で短時間強雨。横浜10分間24.5mm。日吉85mm、三浦65mm、江ノ島52mm、横浜48mm。床上浸水151棟、床下浸水691棟、落雷による停電被害あり。 |
台風(第13号)・前線:大雨 | 1980-09-10~1980-09-11 |
前線が南岸に停滞。台風は沖縄東方北上、九州南部に11日上陸、九州を縦断し日本海へ。北西部で200mm以上の所あり、東部10日短時間強雨、横浜1時間47.5mm(10日)。相模原149mm、相模湖142mm、三浦103mm、芦ノ湯99mm、横浜110mm。死者1人、床上浸水77棟、床下浸水109棟。 |
オホーツク海高気圧:長雨・低温・寡照 | 1980-07-01~1980-08-31 |
雨日数(1.0mm未満含) 7月は25日、8月は19日。平均気温7月23.5℃(平年比-1.1℃)、8月23.0℃(同-3.1℃)。日照時間7月115.6h(平年比64%)、8月124.4h(同57%)。野菜・果樹等17億円被害。 |
低気圧:大雨 | 1980-03-29~1980-03-30 |
低気圧が南岸を通過。江ノ島付近で100mm以上、他は100mm以下。江ノ島141mm、小田原76mm、厚木66mm、平塚65mm、日吉54mm、相模原53mm。床上浸水80棟、床下浸水392棟、がけ崩れ58か所 |
1971年から1980年に発生した気象災害事例
件名 | 現象の期間 | 概要 |
---|---|---|
昭和54年台風第20号:大雨・強風・波浪 | 1979-10-18~1979-10-19 |
沖縄付近から北東進し、紀伊半島に19日上陸、中部地方・東北地方・北海道東部を通りオホーツク海へ。 【県内の観測記録】箱根から丹沢山地300mm以上、他100~200mm。玄倉332mm、芦ノ湯324mm、相模湖277mm、相模原202mm、小田原188mm、三浦146mm。横浜124mm、19日 SSW 18.8m/s、最大瞬間風速 SSW 37.4m/s。 内全域で被害発生、死者4人、負傷者119人、家屋半壊327棟、床上浸水579棟、床下浸水1,299棟、堤防決壊14か所、山・がけ崩れ199か所、農林産業被害大、電力線障害。 |
前線・昭和54年台風第16号:長雨 | 1979-09-20~1979-10-20 |
前線・台風(第16号)。横浜9月25日~ 10月3日まで1.0mm以上連続降水。陸稲.・水稲の倒状および穂の発芽による被害大。 |
移動性高気圧:霜・低温 | 1979-04-18~1979-04-18 |
移動性高気圧。横浜最低気温6.2℃。西部丹沢山地沿いの一部地域で降霜。野菜・茶等被害あり。 |
日本海低気圧・寒冷前線:大雨・強風・波浪 | 1979-04-08~1979-04-08 |
日本海低気圧・寒冷前線。各地で短時間強雨発生。 【県内の観測記録】1時間三浦58mm、芦ノ湯・横浜26mm、平塚25mm、相模原23mm。日降水量芦ノ湯124mm、三浦103mm、相模原97mm、平塚83mm。横浜62mm、SSE 14.1m/s、最大瞬間風速 SSE 23.8m/s。 死者1人、床上浸水364棟、床下浸水478棟、山・がけ崩れ12か所。 |
日本海低気圧・寒冷前線:強風・波浪 | 1979-03-30~1979-03-30 |
横浜 SW 15.8m/s、最大瞬間風速 WSW 27.8m/s。漁船転覆死者1人、家屋半壊26棟、新幹線他鉄道運休 |
低気圧:大雨 | 1979-03-24~1979-03-24 |
南岸と日本海の低気圧。箱根と県央から北東部で、100mm前後、他は50mm以下。相模原111mm、厚木99mm、平塚97mm、芦ノ湯82mm、横浜35mm。床下浸水290棟。 |
寒冷前線:雷 | 1979-02-27~1979-02-27 |
城ケ島沖の漁船のアンテナに落雷。感電死1人。 |
太平洋高気圧:高温・少雨・多照 | 1978-06-01~1978-08-31 |
横浜平均気温6月22.9℃、7月26.9℃、8月27.8℃。日照時間6月202.5h、7月277.2h、8月275.4h。降水量6月128.5mm(平年比57%)、7月84.0mm (同56%)、8月49.0mm(同34%)。野菜・陸稲・果樹等被害26億円余 |
熱帯低気圧:大雨 | 1978-07-10~1978-07-11 |
鳥島東方から八丈島南東を通り北上し、静岡県駿河湾に11日上陸、北関東で消滅。 【県内の観測記録】箱根から丹沢山地と県央で100mm以上。芦ノ湯143mm、玄倉135mm、相模湾125mm、厚木103mm、横浜50mm。 床上浸水171棟、床下浸水1,454棟。 |
低気圧:大雨 | 1978-04-06~1978-04-06 |
低気圧が南岸を通過。 【県内の観測記録】箱根・県央から北東部で、50mm以上。芦ノ湯75mm、厚木67mm、相模原62mm、日吉56mm、平塚53mm、横浜27mm。 床上浸水336棟、床下浸水1,216棟。 |
寒冷前線(日本海低気圧):竜巻 | 1978-02-28~1978-02-28 |
寒冷前線(日本海低気圧)。川崎市で、たつ巻発生。横浜 SSW 14.2m/s、最大瞬間風速26.8m/s。負傷者6人、家屋全・半壊231棟。 |
伊豆大島近海の地震 | 1978-01-14~1978-01-14 |
1978年1月14日伊豆大島近海でM7.0の地震が発生した。県内で震度5を観測した。 |
沖永良部台風(昭和52年台風第9号) | 1977-09-07~1977-09-10 |
前線が停滞し、台風の接近により活発化。台風は沖縄付近から奄美諸島の沖永良部島を直撃(9日)し、西進して中国大陸へ。県央から南部で多い。 【県内の観測記録】小田原271mm、厚木251mm、平塚・芦ノ湯249mm、横浜129mm。 |
熱帯低気圧・停滞前線 | 1977-08-13~1977-08-19 |
前線が停滞し、熱帯低気圧が南岸を通過(17~18日)。【県内の観測記録】芦ノ湯634mm、玄倉450mm、相模原378mm、厚木367mm、日吉297mm、横浜247mm。床下浸水554棟。 |
熱雷:大雨・ひょう | 1977-07-07~1977-07-07 |
全域で雷雨、降ひょうは県央(相模原・厚木・愛川)。相模原49mm、厚木・三浦41mm、平塚・小田原35mm、横浜26mm。床下浸水96棟。 |
熱雷:大雨 | 1977-07-03~1977-07-03 |
県央から南西部に強雨。厚木44mm、相模湖41mm、相模原32mm、平塚30mm、小田原28mm、横浜なし。床下浸水171棟。 |
低気圧:大雨 | 1977-05-15~1977-05-15 |
低気圧が南岸を通過。県央で100mm前後。厚木108mm、二宮・金田(平塚) 103mm、秦野93mm、小田原72mm、横浜52mm。床上浸水3棟、床下浸水258棟。厚木・相模原などが主。 |
低気圧:大雨 | 1976-10-09~1976-10-09 |
低気圧が南岸を通過。三浦半島海岸部100~200mm。三崎196mm、三浦117mm、江ノ島83mm、横浜74mm。床下浸水109棟(三浦市)。 |
昭和51年台風第17号:大雨 | 1976-09-08~1976-09-14 |
日本海低気圧から延びる前綜が南下し、前線と台風の影響で強雨。台風は沖縄付近から北上し、九州西部に13日上陸、日本海へ。県央から北東部大雨。 【県内の観測記録】厚木359mm(9日1時間48mm、4時間167mm)、平塚175mm、日吉160mm、相模原150mm、三浦62mm、横浜97mm。 死者3人、家屋全壊12棟、床上浸水4,312棟、床下浸水14,818棟、山・がけ崩れ336か所。 |
季節風(冬型):乾燥・少雨 | 1975-12-10~1976-02-04> |
12月10日から2月4日まで降水なし(0.0mm含)が57日間継続。1月降水量0.0mm、日照時間211.0。 |
低気圧:大雨 | 1975-11-06~1975-11-07 |
南岸と日本海の低気圧 【県内の観測記録】三浦半島から東部で80~150mm。鎌倉135mm、日吉132mm、三浦121mm、相模原115mm、横浜142mm。 死者2人、床上浸水60棟、床下浸水924棟、山・がけ崩れ18か所。東部から三浦半島浸水被害多い。 |
低気圧:大雨 | 1975-10-07~1975-10-08 |
南岸と日本海の低気圧。雨は東部で多く、とくに三浦半島で顕著。三浦114mm、江ノ島93mm、小田原83mm、日吉72mm、横浜102mm。床下浸水455棟(三浦・横須賀市)、山・がけ崩れ39か所。 |
昭和50年台風第13号:大雨 | 1975-10-05~1975-10-05 |
沖縄東方から四国沖・八丈島の北(5日)から東方海上へ。 【県内の観測記録】芦ノ湯203mm、小田原114mm、厚木112mm、相模原109mm、横浜94mm。 床下浸水502棟(川崎・大和・相模原市)。 |
梅雨前線:大雨 | 1975-07-03~1975-07-06 |
【県内の観測記録】三浦半島と箱根で、200mm以上、他は100~150mm。横須賀239mm、仙石原228mm、三崎220mm、江ノ島159mm、平塚156mm、横浜166mm。 床上浸水58棟、床下浸水510棟、山・がけ崩れ56か所。 |
低気圧:大雨 | 1975-06-10~1975-06-11 |
南岸に低気圧があり横浜市北部局地的な大雨。 【県内の観測記録】横浜6mmも消防署観測では、緑172mm、長津田116mm、川和103mm。 床上浸水170棟、床下浸水610棟、山・がけ崩れ11か所。 |
低気圧:大雪 | 1975-02-21~1975-02-21 |
低気圧が南岸を通過。都田30cm、鳥屋27cm、仙石原・上溝25cm、溝ノ口22cm、鎌倉20cm、厚木17cm、横浜16cm。鉄道に運休多く、交通機関に影響。 |
箱根山:噴気 | 1974-09-01~1978-02-28 |
74年9月~78年2月。大涌谷噴気地帯の移動。樹木枯死。発生日は不明。 |
昭和49年台風第16号:大雨 | 期1974-08-31~1974-09-02 |
鳥島西方を西進し、四国に1日上陸、中国地方から日本海へ。 【県内の観測記録】北西部・箱根・横浜市北部で200mm以上、他は50~150mm。仙石原476mm、鳥屋428mm、大山340mm、都田204mm、厚木138mm、小田原102mm、横浜94mm。 死者1人、床上浸水256棟、床下浸水110棟、山・がけ崩れ15か所。 |
梅雨前線・昭和49年台風第8号:大雨・竜巻 | 1974-07-06~1974-07-08 |
梅雨前線が停滞し、台風が九州の西方海上(6日)を北上、7~8日日本海を北東進し、8日前線が活発化し大雨となる。 【県内の観測記録】横須賀252mm、秦野180mm、小田原174mm、鎌倉172mm、厚木149mm、横浜108mm。 死者13人負傷者21人、家屋全壊37棟、半壊68棟、床上浸水4,889棟、床下浸水8,090棟、山・がけ崩れ343か所。通信・交通障害多発、農林水産業被害。 |
熱雷:強雨 雷 ひょう | 1974-06-09~1974-06-10 |
大気不安定となり東部と県央地域で雷雨発生、降ひょうは横浜市・平塚海岸・相模湖周辺。 【県内の観測記録】横浜1時間18.0mm(9日)、10分間12.0mm (10日)の強雨。都田75mm、溝ノ口49mm、平塚43mm、日吉40mm、横浜36mm。 床下浸水794棟。 |
低気圧:強風 | 1974-02-22~1974-02-23 |
低気圧が日本海を通過。 【県内の観測記録】横浜22日 SW 18.0m/s、最大瞬間風速27.2m/s。大涌谷23日最大瞬間風速56m/s。 死者1人。陸上・海上交通機関に影響。 |
低気圧:大雪・雷 | 1974-01-21~1974-01-21 |
低気圧が南岸を通過。海岸地方少なく、箱根・県央から北部で多い。 【県内の観測記録】鳥屋23cm、与瀬19cm、大涌谷・上溝14cm、厚木12cm、溝ノ口7cm、横浜2cm。 県央中心に落雷で10数万戸停電。 |
移動性高気圧季節風(冬型):乾燥・少雨 | 1973-11-11~1974-01-20 |
1974(昭49)1月中旬まで。移動性高気圧季節風(冬型)。11月11日から1月20日まで71日間無降水続く。乾燥注意報11月17日から1月21日まで66日間継続。 |
低気圧:大雨 | 1973-11-09~1973-11-10 |
低気圧が南岸を通過。南部から東部100mm以上、他は100mm以下。 【県内の観測記録】鎌倉240mm、横須賀18mm、日吉129mm、都田106mm、横浜179mm。横浜10日日降水量153.5mm。 死者2人、負傷者8人、床上浸水2,317棟、床下浸水3,920棟、山・がけ崩れ82か所。 |
寒冷前線:大雨 | 1973-10-13~1973-10-14 |
横浜1時間27.5mmの強雨。短時間強雨で横浜・川崎市で被害。 【県内の観測記録】都田94mm、日吉83mm、溝ノ口80mm、厚木63mm、横浜48mm。 床上・床下浸水910棟。 |
低気圧:強風 | 1973-05-20~1973-05-20 |
低気圧が日本海通過。横浜 WSW 12.0m/s、最大瞬間風速 SSW 19.4m/s。鎌倉市ピル工事中足場倒壊、死者1人。 |
寒冷前線・昭和47年台風第20号:大雨・強風 | 1972-09-14~1972-09-16 |
日本海の低気圧から延びる寒冷前線の南下(15日)による強雨と台風が沖縄南大東島付近から北北東進し、紀伊半島に16日上陸、中部地方を横断し日本海へ。多い所で500mm以上、少ない所でも150mm以上。 【県内の観測記録】元箱根525mm、鳥屋511mm、大山487mm、松田392mm、厚木362mm、平塚286mm、溝ノ口251mm、横浜190mm。 死者3人、負傷者7人、家屋半壊16棟、床上浸水244棟、床下浸水1,423棟、山・がけ崩れ70か所。 |
昭和47年台風第6号:大雨 | 1972-07-14~1972-07-15 |
鳥島西方から北上し、愛知県知多半島に15日上陸、石川県南部で消滅。山地多い所で 300mm 以上、平野部150~200mm。 【県内の観測記録】元箱根334mm、鳥屋257mm、玄倉214mm、厚木204mm、溝ノ口172mm、鎌倉162mm、横浜147mm。 死者1人床上浸水152棟、床下浸水3,015棟、山・がけ崩れ86か所。 |
梅雨前線(昭和47年7月豪雨):大雨 | 1972-07-10~1972-07-12 |
北西部の丹沢山地で局地的な大雨。 【県内の観測記録】玄倉(山北町) 12日6~7時86mm、7~8時85mm。玄倉518mm、大山329mm、溝ノ口201mm、松田・真鶴・小田原192mm、仙石原157mm、厚木154mm、横浜80mm。 死者6人、行方不明者3人、負傷者28人、家屋全壊76棟、半壊26棟、床上浸水177棟、床下浸水4,464棟、山・がけ崩れ299か所。 |
低気圧:大雨 | 1972-02-13~1972-02-14 |
南岸と日本海の低気圧。横浜・横須賀78mm、三崎71mm、大山63mm、日吉61mm。床上浸水83棟、床下浸水495棟。 |
低気圧:大雪 | 1972-02-01~1972-02-01 |
低気圧が南岸を通過 【県内の観測記録】積雪10日09時芦ノ湯29cm、仙石原28cm、鳥屋21cm、上溝15cm、横浜4cm。11日09時仙石原48cm、芦ノ湯43cm、平地は11日朝はほとんど0cm 交通事故9件の他各地で交通障害多発。 |
異常潮 | 1971-09-01~1971-09-10 |
潮位上昇により横浜駅東口付近浸水。5日床下浸水67棟。 |
昭和46年台風第23号:大雨 | 1971-08-30~1971-09-01 |
沖縄南大東島付近を北西進し、鹿児島の南方で北上、鹿児島県に29日上陸、四国・紀伊半島・東海道沿岸・相模湾・房総半島を通り銚子付近から鹿島灘へ。 【県内の観測記録】平野部100~200mm、山地300mm以上。鳥屋384mm、芦ノ湯340mm、秦野272mm、上溝187mm、厚木171mm、横浜196mm (31日日降水量178.5mm)。 死者2人、床上浸水425棟、床下浸水4,006棟、山・がけ崩れ82か所、農作物被害あり。 |
寒冷前線:雷 | 1971-07-19~1971-07-19 |
寒冷前線が県北西部で発生し南東進。横浜市磯子区で1~1.5cmのひょうで野菜等被害3.2ha。落雷で川崎市48,200戸停電の他、横浜・平塚・相模原でも電力被害大。 |
熱雷:雷 ひょう | 1971-07-16~1971-07-16 |
寒気南下による大気不安定。午後第1波、県央から西部。厚木・平塚・秦野で落雷による停電多い。平塚・大磯・中井で1cm大のひょう、被害面積27.2ha。第2波は夕方、多摩川沿いに南東進。落雷で川崎市1,650戸停電 |
寒冷前線:大雨・強風・雷 | 1970-09-15~1970-09-15 |
横浜・川崎市中心に強雨・強風・落雷。 【県内の観測記録】溝ノ口45mm、日吉・川崎41mm、都田21mm。横浜27mm、最大瞬間風速 N 22.9m/s、1時間降水量24.5mm。 死者1人(川崎市)、負傷者7人、床下浸水253棟、落雷により大規模停電。 |
梅雨前線・南岸低気圧:大雨 | 1970-06-30~1970-07-01 |
100~200mm で、多い所200mm以上。 【県内の観測記録】大山275mm、鎌倉188mm、横須賀184mm、上溝149mm、溝ノ口121mm、日吉115mm、横浜216mm。横浜日降水量206.0mm (1日)。 死者5人、負傷者9人、家屋全壊10棟、床上浸水435棟、床下浸水5,010棟、山・がけ崩れ193か所、農地冠水等被害大。 |
太平洋高気圧(夏型):濃霧 | 1970-06-01~1970-08-31 |
関東南海上の冷水塊により、早朝から午前中濃霧発生。船舶衝突18件、乗揚げ5件、計41隻におよぶ海難事故。 |
低気圧:大雨 | 1970-05-20~1970-05-20 |
低気圧が南岸を通過。山地100mm前後、他は50~100mm。湯本130mm、芦ノ湯95mm、三崎85mm、鎌倉74mm、平塚72mm、横浜54mm。藤沢で死者1人。 |
1961年から1970年に発生した気象災害事例
件名 | 現象の期間 | 概要 |
---|---|---|
低気圧:大雪 | 1969-04-17~1969-04-17 |
低気圧が南岸を通過。 【県内の観測記録】芦ノ湯35cm、仙石原22cm、鳥屋15cm、上溝8cm、溝ノ口・都田6cm、横浜4cm。 電力線障害、箱根国道1号交通止、園芸作物被害あり。 |
低気圧:大雪 | 1969-03-12~1969-03-13 |
低気圧が南岸を通過。 【県内の観測記録】最深積雪芦ノ湯49cm 仙石原43cm、鳥屋39cm、構ノ口25cm、日吉23cm、鎌倉13cm、横浜20cm。 交通・通信・電力・農作物等に障害・被害発生。 |
低気圧:大雪 | 1969-03-04~1969-03-04 |
南岸と日本海に低気圧。 【県内の観測記録】最深積雪芦ノ湯30cm、上溝24cm、都田20cm、厚木18cm、鎌倉17cm、横浜13cm。 交通機関・通信・電力線切断等障害多く、小田原地方の梅被害あり。 |
寒冷前線:竜巻 | 1968-12-10~1968-12-10 |
寒冷前線のにより前線前面の暖域内となった三浦市岩浦で竜巻発生。三崎最大風速5時 SE 16.3m/s、6時 SE 15.0m/s。漁船1隻転覆、家屋半壊4棟。 |
昭和43年台風第10号:大雨・強風 | 1968-08-25~1968-08-30 |
沖縄付近を通り鹿児島県に29日上陸、中国地方から若狭湾・北陸・東北地方から北海道東部をかすめてオホーツク海へ。台風接近前から前線活発。 【県内の観測記録】西部山地250~500mm、平野部100~250mm。芦ノ湯481mm、仙石原324mm、平塚237mm、松田・剣ヶ崎235mm、横浜209mm。 負傷者5人、床下浸水212棟、山・がけ崩れ14か所。 |
低気圧:大雨 | 1968-07-05~1968-07-06 |
低気圧が南岸を通過。 【県内の観測記録】沿岸部で、100mm以上。三崎132mm、鎌倉130mm 、横須賀120mm、平塚・仙石原103mm、都田79mm、横浜116mm。横浜1時間40mm(6日)。 死者1人、床上浸水56棟、床下浸水228棟、山・がけ崩れ25か所。三浦・横浜市内が被害の中心。 |
低気圧:大雪 | 1968-02-15~1968-02-16 |
低気圧が南岸を通過。 【県内の観測記録】15~16日の最深積雪、仙石原80cm、芦ノ湯70cm、上溝36cm、溝ノ口35cm、厚木28cm、西生田27cm、横浜33cm。 交通機関・通信・電力関係に障害、農業(ピニールハウス・養鶏)被害あり。 |
熱帯低気圧(日本海):波浪 | 1967-08-13~1967-08-13 |
日本海の熱帯低気圧。 【県内の観測記録】横浜 WSW 12.5m/s、最大瞬間風速 WSW 18.8m/s。 相模湾海水浴場高波により、水死者8人、行方不明者5人。 |
寒冷前線:雷 | 1967-07-18~1967-07-18 |
日本海から寒冷前線が南下し、県央から東部で落雷多発。横浜・横須賀・厚木・相模原の14,000世帯で停電。交通機関も混乱。 |
移動性高気圧:少雨 | 1967-05-10~1967-06-20 |
高圧帯の移動性高気圧。 【県内の観測記録】横浜旬降水量5月中旬9.2mm、下旬0.0mm、6月上旬11.6mm、中旬7.8mm。 6月末から少雨解消へ。水不足のため稲の植付けが出来ず、飲料水の節水のため渇水対策本部が設置。農作物に多大の被害。 |
低気圧:大雪 | 1967-03-04~1967-03-05 |
日本海の低気圧。横浜最大瞬間風速4日 SW 23.0m/s、5日 S 29.8m/s。横浜市内樹木の大枝折損により死者1人。 |
低気圧:大雪 | 1967-02-10~1967-02-13 |
低気圧。南岸通過。10~13 日の最深積雪、仙石原60cm 、芦ノ湯59cm 、鳥屋331号線を中心に通行止など交通網に障害あり。 |
大陸高気圧:低温 | 1967-01-17~1967-01-17 |
大陸高気圧。仙石原-15.0℃、都田-10.5℃、秦野-8.6℃、厚木-8.1℃、溝ノ口-7.4℃、横浜-4.8℃。水道管破裂の被害大。 |
昭和41年台風第4号:大雨・強風 | 1966-06-27~1966-06-28 |
沖縄南大東島付近から北東進し、関東の南沖・房総半島沖から三陸沖へ。三浦半島南端で、200mm以下、他は200mmを超え多い所400mm以上で雨台風。 【県内の観測記録】芦ノ湯405mm、鳥屋403mm、都田340mm、上溝304mm、平塚269mm、横須賀252mm、横浜268mm。 死者41人、負傷者63人、家屋全壊61棟、半壊72棟、床上浸水9,816棟、床下浸水18,767棟、堤防決壊25か所、山・がけ崩れ650か所、農林業被害大。 |
昭和40年台風第24号:大雨・強風 | 1965-09-15~1965-09-17 |
沖縄東方から北東進し、三重県大王崎付近に17日上陸、渥美半島から中部地方・関東北西部・東北地方北部を経て東海上へ。 【県内の観測記録】箱根・丹沢の山地で、200mm以上、平野部100~200mm。鳥屋233mm、仙石原229mm、西生田137mm、真鶴134mm、厚木110mm。横浜173mm、18日 SSW 21.7m/s、最大瞬間風速17日 S 36.0m/s。 死者2人、負傷者6人、家屋全・半壊21棟、床上浸水515棟、床下浸水3,762棟、山・がけ崩れ67か所。強風による塩害は内陸相模原市内まで及ぶ。農作物は水・陸稲、野菜・果樹・桑等被害大。 |
昭和40年台風第17号:大雨・強風 | 1965-08-21~1965-08-22 |
鳥島の南から西方を通り、伊豆半島に22日上陸、小田原付近から東京南西部を通り鹿島灘へ。箱根地方で多く500mm以上の所あり、他は100~300mm。 【県内の観測記録】仙石原510mm、芦ノ湯477mm、鳥屋352mm、上溝199mm、西生田166mm、日吉155mm、松田119mm、横浜98mm。 床主浸水499棟、床下浸水2,565棟、山・がけ崩れ30か所。 |
熱雷:ひょう | 1965-07-16~1965-07-16 |
熱雷。川崎市の多摩川沿い一部で雀の卵大のものあり、果樹に被害あり。 |
熱帯低気圧:大雨 | 1965-06-26~1965-06-27 |
本州南岸沿いの梅雨前線の活動が活発化。県内100mm前後。 【県内の観測記録】仙石原115mm、都田100mm、厚木78mm、西生田60mm。横浜113mm、27日1時間49.5mmの強雨。 27日1時間49.5mmの強雨。川崎市の宅地造成地で、山崩れ住宅埋没(24人死亡)。死者25人、負傷者15人、家屋全壊13棟、床上浸水226棟、床下浸水1,500棟、山・がけ崩れ30か所 |
昭和40年台風第6号:大雨・強風 | 1965-05-26~1965-05-27 |
沖縄南大東島東方から北東進し、紀伊半島沖・東i毎道沖を通り、伊豆半島沖を経て房総半島に27日上陸、三陸沖へ 【県内の観測記録】県内100~180mm、日降水量横浜27日99.1mm。芦ノ湯174mm、都田149mm、上溝135mm、横須賀126mm、西生田123mm、横浜115mm。 床上浸水181棟、床下浸水1,357棟、山・がけ崩れ104か所。短時間強雨で被害多い。 |
高気圧:霜・低温 | 1965-04-12~1965-04-12 |
最低気温12日厚木-4.0℃、秦野・西生田-3.0℃、都田-2.3℃、横浜0.4℃、22日西生田2.0℃、都田4.4℃、厚木5.0℃、横浜6.2℃。麦類・野菜類等被害額1億5千万円。 |
低気圧:大雪 | 1965-01-05~1965-01-06 |
低気圧が南岸を通過。5日夜~6日昼にかけ降雪。6日積雪、横浜7cm、横須賀・鎌倉・溝ノ口6cm、日吉・都田5cm、仙石原2cm。新幹線を含む県南部の鉄道に運休・遅延の障害発生 |
昭和39年台風第20号:強風 | 1964-09-22~1964-09-25 |
沖縄南大東島付近から屋久島を通り、鹿児島県に24日上陸、四国・中国東部から若狭湾・北陸・東北南部を通り三陸沖へ。全域で、100mm前後で比較的少ない。 【県内の観測記録】鳥屋129mm、仙石原112mm、厚木・上溝92mm、横須賀70mm、日吉69mm。横浜58mm、25日 SSW 23.3m/s、最大瞬間風速 SSW 37.4m/s。 死者1人、行方不明者1人、負傷者57人、家屋全壊14棟、半壊21棟。被害は強風によるものが多く、他塩風害により送電線・通信回線の障害あり。 |
太平洋高気圧:高温・少雨 | 1964-07-22~1964-08-19 |
夏型の気圧配置が続きこの間、横浜で最高気温30℃以上が連続29日間、日照時間269.4時間、降水量6mm。都田22mm、松田21mm、鳥屋15mm、上溝7mm、秦野5mm、厚木2mm、平塚1mm。水・陸稲、果実・野菜等農作物被害大、水道事情の悪化あり。 |
低気圧:強風・波浪 | 1964-03-20~1964-03-20 | |
昭和38年台風第11号:大雨・強風 | 1963-08-28~1963-08-29 |
沖縄南大東島付近から四国沖、東海道沖、伊豆諸島付近を通過(29日)し三陸沖へ。 【県内の観測記録】箱根で200mm以上、他は150mm前後。仙石原290mm、鳥屋189mm、平塚188mm、三崎169mm、西生田151mm、横浜133mm。 床上浸水52棟、床下浸水1,069棟、山・がけ崩れ13か所。 |
昭和38年台風第2号:大雨 | 1963-06-03~1963-06-05 |
鳥島の西方から八丈島の南を通り三陸沖へ。梅雨前線がこの台風により活発化し、大雨となる。 【県内の観測記録】三崎203mm、仙石原199mm、横須賀174mm、厚木173mm、日吉162mm、平塚158mm、横浜184mm。 家屋半壊14棟、床上浸水288棟、床下浸水3,031棟、山・がけ崩れ105か所。 |
低気圧:大雪 | 1963-03-12~1963-03-13 |
八丈島付近を急発達し昭和20年以来の大雪。 【県内の観測記録】13日大涌谷50cm、仙石原38cm、鎌倉23cm、三崎22cm、鳥屋・横須賀18cm、都田・平塚・横浜15cm。 交通・通信関係に被害大。 |
季節風:乾燥・少雨 | 1963-01-01~1963-01-31 |
季節風。月降水量横浜1.2mm。最小湿度19日11%、21日12%、24日13%。乾燥注意報は6日を除いて、すべて発表。 |
低気圧:大雨・雷 | 1962-12-29~1962-12-30 |
南岸と日本海の低気圧。雷を伴った豪雨で50~100mm。 【県内の観測記録】平塚82mm、厚木73mm、仙石原68mm、鳥屋67mm、日吉60mm。横浜61mm、1時間降水量18.8mm。 相模湖町で、がけ崩れで死者1人。落雷による停電被害大。 |
気圧の谷:濃霧 | 1962-12-02~1962-12-03 |
気圧の谷。2日夜放射冷却により関東地方に発生。20~22時頃濃霧強く、戸塚0m、保土ヶ谷30m(国鉄による)、横浜500m。東海道線に影響。 |
昭和37年台風第9号:波浪 | 1962-08-01~1962-08-04 |
沖縄西方から東シナ海を北上し、朝鮮半島を通り日本海へ、北海道で低気圧となる。台風の影響で、1日横須賀で高波により漁船員1人行方不明。2日鎌倉海岸で遊泳客2人行方不明。4日片瀬海岸で水死者1人、行方不明者2人。 |
前線:濃霧 | 1962-07-18~1962-07-19 |
横浜視程NW~N 200m 他500m未満。国鉄鶴見駅付近で夜間、保線区員機関車にはねられる。死者2人。 |
寒冷前線・雷雨:大雨・雷 | 1962-07-13~1962-07-13 |
寒冷前線による雷雨。西生田37mm、厚木31mm、半原・相模原23mm。厚木市床下浸水約300棟。落雷で県央で停電被害あり。 |
梅雨前線:大雨(長雨) | 1962-06-07~1962-06-14 |
この期間毎日降水あり、山地で200mm以上、平野で150mm前後。 【県内の観測記録】仙石原321mm、鳥屋179mm、秦野176mm、西生田160mm、平塚・溝ノ口143mm。横浜172mm、日照時間3.5h。 床下浸水50棟、山・がけ崩れ28か所、農作物、麦類に被害大。 |
低気圧:大雨 | 1962-04-18~1962-04-18 |
六ツ川(横浜市) 63mm、都田50mm、横浜50mm、横浜市でがけ崩れで、死者1人。 |
移動性高気圧:濃霧 | 1962-03-25~1962-03-25 |
横浜視程40m。陸上・海上交通機関混乱。 |
寒冷前線:強風 | 1962-03-16~1962-03-16 |
横浜WSW15.7m/s、最大瞬間風速 WSW 24.9m/s。川崎市で突風により飛ばされた杉板で死者1人。 |
季節風:乾燥・少雨 | 1962-01-19~1962-02-24 |
横浜降水量1月38.2mm、2月13.3mm。最小湿度1月30日18%、2月8日17%。無降水期間1月19日から2月21日まで33日間。 |
高圧帯:濃煙霧 | 1962-01-12~1962-01-12 |
風弱く視程ところにより100m以下、横浜500m。交通機関影響。 |
寒冷前線:強風・波浪 | 1961-11-23~1961-11-23 |
横浜 N 10.3m/s、最大瞬間風速 N 14.0m/s。川崎市多摩川河口沖で小舟2隻転覆死者2人。 |
寒冷前線:強風・波浪 | 1961-10-19~1961-10-19 |
横浜 SW 11.7m/s、最大瞬間風速 SW 19.2m/s。横浜港外で突風のためヨット転覆死者2人。 |
昭和36年台風第24号:大雨・強風・波浪 | 1961-10-09~1961-10-10 |
鳥島西方から伊豆諸島を通り、房総半島(勝浦付近)(9 日)をかすめ鹿島灘へ。山地で、200mm前後、平野は100mm前後。強風による果樹の落果と倒木被害あり。 【県内の観測記録】仙石原183mm、鳥屋144mm、日吉104mm、都田101mm、相模原100mm。横浜103mm、NNW 23.2m/s、最大瞬間風速 NNW 33.8m/s。 床上浸水148棟、床下浸水1,530棟、山・がけ崩れ11か所。 |
第二室戸台風(第18号):大雨・強風・波浪 | 1961-09-15~1961-09-16 |
沖縄の東から奄美大島付近を通り、四国室戸岬西方に16日上陸、阪神聞に再上陸して、能登半島から日本海へ出て、北海道西岸沿いを北上しオホーツク海へ。丹沢山地で100~200mm、平野部は50mm以下。風は南よりの風強く、沿岸地域で塩害があった。 【県内の観測記録】与瀬173mm、鳥屋144mm、仙石原36mm、溝ノ口23mm、西生田18mm、厚木10mm、平塚6mm。横浜5mm 16日 S 22.3m/s、最大瞬間風速 S 34.9m/s。 死者1人、家屋全・半壊19棟、床上浸水148棟、床下浸水1,530棟、山・がけ崩れ11か所。 |
雷雨:雷 | 1961-08-19~1961-08-19 |
東北地方南部から九州まで熱雷発生。県東部を主に落雷被害あり。火災11件発生。停電は川崎市1万戸、横浜市1万戸。 |
雷雨:雷 | 1961-07-11~1961-07-11 |
埼玉県秩父地方で発生した雷が南東進。県東部で被害多し、主な被害は高圧送電線に落雷。川崎・鶴見・小田原地区除き停電。交通機関も混乱。 |
梅雨前線(36.6梅雨前線豪雨):大雨 | 1961-06-24~1961-06-29 |
梅雨前線が停滞し、台風の影響もあり前線が活発化し全国的に大雨。県央から西部地域は300mm以上、山地で、500mm以上の所あり、東部は150~350mm。 【県内の観測記録】大仏(山北町) 564mm、仙石原499mm、秦野396mm、鳥屋369mm。 行方不明者1人、負傷者55人、家屋全壊165棟、半壊202棟、床上浸水15,771棟、床下浸水36,376棟、堤防決壊36か所、橋梁流失13か所、山・がけ崩れ873か所、他農地・農作物被害大。 |
雷雨:雷 ひょう | 1961-06-01~1961-06-01 |
雷雨が各地で発生。降水量少なく、厚木8mm、溝ノ口6mm、日吉5mm、相模原・鎌倉2mm、横浜0mm。鎌倉市で落雷により死者1人、負傷者3人。相模原市降ひょうで麦に被害あり。 |
低気圧:強風・波浪 | 1961-04-05~1961-04-05 |
日本海の低気圧。横浜 SSW 22.3m/s、最大瞬間風速SSW34.2m/s。しゅんせつ船沈没。死者1人、行方不明者3人。 |
寒冷前線:強風・波浪 | 1960-12-03~1960-12-03 |
寒冷前線通過による突風。横浜最大瞬間風速 N 9.5m/s。横須賀市で機帆船沈没。行方不明者5人。 |
気圧の谷:濃煙霧 | 1960-11-14~1960-11-14 |
横浜視程500m~1km未満。交通機関ダイヤ混乱し運休あり。 |
チリ地震津波 | 1960-05-23~1960-05-24 |
昭和35年(1960年)5月23日4時11分頃(日本時間)に発生したチリ地震(Mw=9.5)により、24日早朝に北海道から沖縄までの太平洋沿岸各地に津波が到達し、被害を与えた。 |
寒冷前線:竜巻 | 1960-03-31~1960-03-31 |
寒冷前線により竜巻が開成町で発生。家屋7棟全壊に近い被害。横浜最大瞬間風速 S 21.0m/s。 |
季節風:低温 | 1960-01-25~1960-01-25 |
最低気温相模原-11.6℃、仙石原・都田-10.0℃、西生田-9.2℃、平塚-8.2℃、溝ノ口-7.9℃、横浜-5.0℃。水道管破裂1,300か所。 |
1951年から1960年に発生した気象災害事例
件名 | 現象の期間 | 概要 |
---|---|---|
低気圧:大雨 | 1959-12-02~1959-12-03 |
南岸と日本海に低気圧。県内100mm以下。 【県内の観測記録】厚木97.0mm、相模原83.8mm、都田80.2mm、秦野76.8mm、仙石原76.0mm、溝ノ口67.5mm、横浜86.4mm。 床下浸水1,208棟。 |
伊勢湾台風(第15号):大雨・強風 | 1959-09-25~1959-09-27 |
鳥島西方を北上し、紀伊半島に26日上陸、中部地方を通り、富山県から日本海へ出て、再び東北北部を通り、北海道南東海上を東進。県央から東部は250mm以下、丹沢山地300mm以上。 【県内の観測記録】鳥屋346.4mm、真鶴196.0mm、半原148.8mm、相模原121.6mm、西生田100.0mm、横浜75.1mm、26日 SSE 24.4m/s、最大瞬間風速 SSE 36.0m/s。 死者4人、負傷者11人、家屋全壊38棟、半壊76棟、床下浸水115棟、山・がけ崩れ33か所、農作物、送電線等塩風害あり。 |
寒冷前線:竜巻 | 1959-08-18~1959-08-18 |
寒冷前線により竜巻が小田原市で発生。負傷者1人、家屋全・半壊9棟。 |
昭和34年台風第7号:大雨・強風 | 1959-08-12~1959-08-14 |
硫黄島東方から伊豆諸島沿いに北上し、静岡県富士川河口付近に14日上陸、甲信地方から新潟県を通り日本海へ。 【県内の観測記録】北西部山地で、300mm以上、平野部50~200mm。仙石原568.0mm、鳥屋470.1mm、秦野239.8mm、真鶴228.0mm、相模原145.1mm、西生田59.0mm、横浜73.7mm。 死者4人、行方不明者1人、負傷者9人、家屋全壊11棟、半壊15棟、床下浸水152棟、山・がけ崩れ23か所、他農作物被害あり。 |
雷雨:ひょう | 1959-06-04~1959-06-04 |
県北部に小石大の降ひょう。津久井・愛甲地方で煙草・桑・麦・野菜等被害大。 |
低気圧:大雨・強風 | 1959-04-22~1959-04-23 |
南岸と日本海に低気圧。県央から西部の沿岸地方で100mm以上。 【県内の観測記録】真鶴157.9mm、二宮107.7mm、秦野106.7mm、厚木90.1mm、相模原78.6mm、横浜58.2mm。 床上・床下浸水約1,900棟。 |
高気圧:低温 | 1959-01-18~1959-01-19 |
大陸高気圧が張出し冬型が強まる。 【県内の観測記録】最低気温18日仙石原-13.8℃、鳥屋-10.9℃、相模原-10.2℃、西生田-9.4℃、厚木・都田-9.0℃、大船-8.0℃、横浜-5.0℃。19日仙石原-14.1℃、相模原-10.6℃、都田-9.5℃、西生田-8.8℃、二宮-8.0℃、大船-7.7℃、溝ノ口-7.4℃、横浜-4.5℃。 水道管凍結・破裂等各地で3,000か所以上被害。 |
狩野川台風(第22号):大雨・強風 | 1958-09-25~1958-09-27 |
鳥島西方から北北東進し、伊豆半島南沖を通り、江ノ島付近に27日上陸、県東部・東京を通り鹿島瀧へ。秋雨前線が停滞し大雨となる。 【県内の観測記録】仙石原393.6mm、鳥屋385.6mm、都田370.0mm、西生田346.3mm、厚木267.5mm、三崎240.0mm、松田86.7mm、横浜321.2mm、SE 28.2m/s(27日)、最大瞬間風速SE36.5m/s。 死者93人、負傷者167人、家屋全壊32棟、半壊580棟、流失13棟、床上浸水16,991棟、床下浸水48,766棟、堤防決壊44か所、橋梁流失19か所、山・がけ崩れ821か所、田畑・農作物被害大。 |
昭和33年台風第21号:大雨・強風・波浪 | 1958-09-16~1958-09-18 |
沖縄南大東島付近から北東進し、伊豆半島南端をかすめ三浦半島南部に18日上陸、横浜・東京を通り千葉県から鹿島灘へ。 【県内の観測記録】北西部山地300mm以上、平野部150mm前後。仙石原372.8mm、鳥屋321.9mm、西生田170.8mm、相模原162.0mm、溝ノ口131.8mm。横浜116.8mm、18日WNW26.7m/s。 負傷者10人、家屋全壊11棟、半壊26棟、床上浸水134棟、床下浸水1,675棟、堤防決壊12か所、山・がけ崩れ57か所、田畑・農作物被害あり。 |
雷雨:雷 | 1958-09-11~1958-09-11 |
寒冷前線の通過による落雷(横浜市)。感電死者1人。 |
昭和33年台風第17号:大雨・強風 | 1958-08-23~1958-08-26 |
沖縄南大東島東方を北上、紀伊半島に25日上陸、北陸・東北南部から三陸沖へ。県西部から山岳部で、150mm以上。 【県内の観測記録】仙石原247.0mm、鳥屋198.1mm、秦野163.2mm、厚木152.6mm。横浜70.5mm、横浜SSW17.7m/s (26日)。 死者2人、負傷者4人。 |
昭和33年台風第11号:大雨・強風・波浪 | 1958-07-21~1958-07-23 |
沖縄南大東島付近を通り、北東進し、御前崎付近に23日上陸、東京西部・北関東・東北南部から三陸沖へ。西部は200mm以上で多い所は300mm以上、東部は150mm前後、また風も強い。 【県内の観測記録】仙石原450.5mm、青山300.8mm、半原218.4mm、小田原207.6mm、大船147.0mm。横浜137.5mm、SSE 29.2m/s、最大瞬間風速 SSE 42.2m/s (23日)。 死者2人、負傷者15人、家屋全壊27棟、半壊58棟、床下浸水1,311棟、堤防決壊10か所、船舶流失・沈没13隻、山・がけ崩れ83か所、田畑冠水、農作物被害大。 |
高気圧:霜・低温 | 1958-04-19~1958-04-19 |
最低気温相模原-1.2℃、厚木-0.5℃、大船・渋谷0.2℃、小田原0.7℃、横浜3.3℃。野菜等被害大。 |
高気圧:高温・少雨 | 1958-04-01~1958-06-10 |
横浜月降水量4月54.2mm、5月81.1mm、6月89.3mm、5月31日最高気温29.8℃。農作物・水力発電に影響大。 |
低気圧・移動性高気圧:降雪・低温 | 1958-03-30~1958-03-31 |
南岸低気圧による降雪(28日)と大陸高気圧南下による低温(30~31日)。31日は三浦半島南部を除いて0℃以下、山沿いでは-6℃以下となる。 【県内の観測記録】積雪青山14cm、日吉8cm、溝ノ口7cm、西生田・都田・厚木5cm。最低気温30日青山-4.2℃、二宮-3.8℃、相模原-3.7℃、大船-2.5℃、小田原-2.2℃、横浜-0.6℃。31日相模原-7.1℃、二宮-5.8℃、青山-5.6℃、大船-5.3℃、小田原-3.2℃、横浜-2.9℃。 麦類被害多く、被害額17億円余。 |
低気圧・移動性高気圧:降雪・低温 | 1958-03-28~1958-03-28 |
南岸低気圧による降雪(28日)と大陸高気圧南下による低温(30~31日)。31日は三浦半島南部を除いて0℃以下、山沿いでは-6℃以下となる。 【県内の観測記録】積雪青山14cm、日吉8cm、溝ノ口7cm、西生田・都田・厚木5cm。最低気温30日青山-4.2℃、二宮-3.8℃、相模原-3.7℃、大船-2.5℃、小田原-2.2℃、横浜-0.6℃。31日相模原-7.1℃、二宮-5.8℃、青山-5.6℃、大船-5.3℃、小田原-3.2℃、横浜-2.9℃。 麦類被害多く、被害額17億円余。 |
低気圧:強風・波浪 | 1958-01-26~1958-01-27 |
日本海と南岸沿いを発達しながら東進。横浜27日SSW18.5m/s、最大瞬間風速SSW28.2m/s。漁船遭難沈没、死者1人、行方不明者3人 |
低気圧:強風 | 1957-12-12~1957-12-13 |
低気圧が日本海を通過。横浜13日 SSW 19.3m/s、最大瞬間風速 S 27.7m/s、停電20,800戸。横浜港内小型船事故多く、西部ミカン山被害大。 |
低気圧:大雨 | 1957-10-06~1957-10-06 |
四国沖から本州上を北東進。北西部山地でやや少なく、平野部で、多い。 【県内の観測記録】渋谷102.0mm、都田101.5mm、小田原101.0mm、相模原99.2mm、仙石原87.6mm、横浜96.9mm。 死者3人、床下浸水549棟、山・がけ崩れ12か所。 |
低気圧:大雨 | 1957-06-25~1957-06-28 |
梅雨前線上を台風第5号が九州南海上で温帯低気圧となり、南岸を東進。北西部山地で、200mm以上、平野部100~200mm。 【県内の観測記録】半原293.0mm、仙石原281.2mm、相模原211.5mm、松田186.3mm、鎌倉181.8mm、横浜164.1mm。 死者3人、負傷者6人、家屋全壊16棟、半壊20棟、床上浸水183棟、床下浸水1,142棟、堤防決壊8か所、山・がけ崩れ156か所、農作物被害あり。 |
低気圧:大雨 | 1956-10-30~1956-10-31 |
南岸と日本海の低気圧。短時間の大雨で被害大。 【県内の観測記録】松田169.9mm、鎌倉130.6mm、渋谷110.0mm、厚木103.1mm、横浜104.8mm、1時間47.5mm。 死者10人、負傷者24人、家屋全壊27戸、半壊64戸、床上浸水1,346戸、床下浸水6,752戸、橋梁流失13か所、山・がけ崩れ199か所。 |
昭和31年台風第15号 | 1956-09-26~1956-09-27 |
沖縄付近から紀伊半島沖を通り、御前崎付近に27日上陸、伊豆半島経て、厚木付近を通り、銚子の北から三陸沖へ。山地で、200mm以上、平野部で、は150mm前後。 【県内の観測記録】仙石原211.2mm、青山170.5mm、厚木145.3mm、相模原139.8mm、大船120.9mm。横浜124.2mm、NNW 21.4m/s、最大瞬間風速NNW29.5m/s。 床下浸水774戸、電柱倒壊16本 |
移動性高気圧:霜・低温 | 1956-04-03~1956-04-03 |
最低気温、鳥屋1.5℃、秦野0.8℃、渋谷・二宮1.0℃、都田1.4℃、相模原・日吉1.8℃、横浜4.3℃。桑・茶・果樹・野菜等被害あり |
昭和30年台風第25号:大雨・強風 | 1955-10-10~1955-10-11 |
鳥島の西方から三宅島の南沖を通り、銚子沖から三陸沖へ。全域100mm 前後。 【県内の観測記録】鳥屋165.3mm、仙石原137.2mm、西生田106.3mm、厚木102.8mm。横浜88.9mm、N25.5m/s、最大瞬間風速 N 28.7m/s。 行方不明者1人、床下浸水529戸。 |
低気圧:大雨・強風・波浪 | 1954-11-27~1954-11-28 |
低気圧が南岸を発達しながら通過。全域で、50~100mm。 【県内の観測記録】鳥屋92.8mm、西生田81.5mm、鎌倉79.3mm、松田71.4mm、仙石原60.2mm。横浜73.8mm、N 27.2m/s、最大瞬間風速N 31.9m/s。 死者3人、行方不明者2人、家屋半壊56戸、床下浸水130戸。 |
洞爺丸台風(第15号):大雨・強風 | 1954-09-25~1954-09-26 |
沖縄西方から九州南部に26日上陸、中国地方を横断し山陰から日本海へ。 【県内の観測記録】仙石原63.8mm、大仏44.9mm、渋谷21.4mm、大船17.2mm、日吉14.5mm。横浜5.1mm、S21.7m/s、最大瞬間風速S 31.7m/s。 床下浸水70戸。 |
昭和29年台風第14号:大雨・強風・波浪 | 1954-09-16~1954-09-18 |
沖縄南大東島東方から紀伊半島沖・遠州灘を通り、伊豆半島を横断、相模湾を経て房総半島に18日上陸、銚子付近から三陸沖へ。 西部山地300mm以上、平野部100~200mm。 【県内の観測記録】鳥屋441.6mm、仙石原325.9mm、渋谷199.4mm、大船145.5mm。横浜125.9mm、WNW 20.8m/s。 行方不明者1人、床下浸水1,438戸、堤防決壊21か所、山・がけ崩れ40か所、船舶流失54隻。 |
昭和29年台風第12号:大雨 | 1954-09-11~1954-09-14 |
沖縄南大東島付近から九州南部に13日上陸、九州横断し日本海へ。 【県内の観測記録】仙石原239.5mm、小田原157.7mm、真鶴118.8mm、厚木32.5mm、横浜19.6mm。 死者1人。 |
低気圧:大雨 | 1954-06-22~1954-06-24 |
梅雨前線上の低気圧による。西部で、200mmを超えた所もあるが100~150mm。 【県内の観測記録】小田原203.9mm、溝ノ口126.9mm、西生田123.8mm、日吉118.5mm、大船76.2mm、横浜126.9mm。 死者7人(がけ崩れによる)、負傷者12人、家屋全壊5戸、床下浸水100戸、山・がけ崩れ26か所。 |
低気圧:大雪 | 1954-01-23~1954-01-24 |
最深積雪、仙石原60cm、与瀬43cm、溝ノ口38cm、厚木26cm、横浜39cm。積雪による交通事故、死者2人。電力・電話・交通機関に被害大。 |
昭和28年台風第13号:大雨・強風 | 1953-09-23~1953-09-25 |
沖縄南大東島東方北上、志摩半島に25日上陸、同日知多半島に再上陸、中部地方・東北地方から三陸沖へ。北部・西部は200mm以上、平野部100~200mm。強風による塩害、東部から南部被害あり。 【県内の観測記録】鳥屋352.1mm、半原275.7mm、秦野185.4mm、溝ノ口158.8mm。横浜125.1mm、S22.3m/s、最大瞬間風速S33.6m/s。 死者2人、行方不明者1人、負傷者6人、家屋全壊6戸、半壊201戸、床上浸水202戸、床下浸水1,080戸、堤防決壊33か所、山・がけ崩れ65か所、電線回路塩害による障害。 |
低気圧:大雨 | 1953-09-12~1953-09-13 |
南岸前線上の低気圧による。 【県内の観測記録】仙石原271.4mm、湯本203.0mm、松田158.6mm、鎌倉91.8mm、横浜80.9mm。 床上浸水80戸、床下浸水不詳、山・がけ崩れ20か所。 |
オホーツク海高気圧:低温 | 1953-08-21~1953-09-30 |
横浜平均気温8月24.4℃、9月21.9℃、日最高気温8月30日19.2℃、同27日19.3℃、28日19.8℃。農作物減収3~10%。 |
箱根山:山崩れ | 1953-07-26~1953-07-26 |
7月26日。早雲 (そううん )地獄で山崩れ、死者10名、負傷者16名。全壊家屋1棟。翌日も時々山崩れ。 |
前線:大雨 | 1953-07-18~1953-07-20 |
梅雨前線が停滞し活動活発。仙石原390.4mm、大仏(山北町)327.3mm、真鶴210.0mm、厚木161.9mm、横浜117.1mm。死者1人。 |
高気圧:霜・低温 | 1953-05-03~1953-05-03 |
大陸高気圧の南下による降霜。3日、果樹・野菜・桑等に被害あり。 |
高気圧:霜・低温 | 1953-04-25~1953-04-25 |
大陸高気圧の南下による降霜。25日渋谷-1.1℃、厚木-0.5℃、二宮・西生田-0.1℃、横浜7.0℃。 |
高気圧:霜・低温 | 1953-04-24~1953-04-24 |
大陸高気圧の南下による降霜。24日厚木0.2℃、渋谷(大和市) 0.6℃、横浜6.0℃。 |
高気圧:霜・低温 | 1953-04-15~1953-04-15 |
大陸高気圧の南下による降霜。15日都田-0.5℃、西生田0.0℃、厚木0.2℃、松田0.5℃、横浜2.8℃。 |
ダイナ台風(第2号) | 1952-06-22~1952-06-24 |
沖縄西方から四国沖を通り、紀伊半島南部に23日上陸、遠州灘から浜名湖付近に再上陸(23日)、厚木付近・東京付近・千葉県から鹿島灘へ。東部の一部で150mm以下。 【県内の観測記録】鳥屋207.5mm、半原188.3mm、厚木174.4mm、西生田142.5mm。横浜141.8mm、W 21.0m/s。 死者4人、行方不明者1人、負傷者8人、家屋全壊29戸、半壊23戸、床上浸水57戸、床下浸水1,073戸、山・がけ崩れ194か所、田畑冠水、農作物被害大。 |
低気圧:大雨・強風 | 1952-03-19~1952-03-20 |
南岸と日本海の低気圧。全域100mm以下。二宮99.9mm、仙石原97.4mm、秦野81.4mm、大船58.0mm、横浜78.9mm。負傷者5人、床下浸水103戸、がけ崩れ7か所。 |
ルース台風(第15号):大雨・強風 | 1951-10-13~1951-10-15 |
沖縄西方から九州南部に14日上陸、中国地方を通り山陰沖から日本海沿岸、酒田付近で東北の太平洋側に移り三陸沖へ。西部山地で100mm以上、平野部100mm以下。 【県内の観測記録】鳥屋134.5mm、湯本97.8mm、仙石原92.9mm、厚木75.5mm。横浜51.2mm、WSW 21.8m/s、最大瞬間風速 SW 31.8m/s。 死者1人、床下浸水93戸 |
雷雨:雷 | 1951-08-11~1951-08-11 |
寒冷前線上に雷雲発生、県東部で落雷36か所。感電死2人。 |
太平洋高気圧:高温・少雨 | 1951-07-16~1951-08-31 |
横浜この期間47日間で降水量1.0mm未満40日。 【県内の観測記録】期間内の横浜99.5mm (7月16~20日3.3mm、下旬0.2mm、8月上旬0.6mm、中旬7.8mm、下旬86.2mm)。最高気温の平均7月下旬31.3℃、8月上旬31.6℃、中旬32.5℃、下旬29.2℃。 飲料水不足、農作物は陸稲・野菜被害大。 |
低気圧:大雪・強風 | 1951-02-14~1951-02-15 |
低気圧が南岸を通過。 【県内の観測記録】積雪15日10時、仙石原75cm、鎌倉40cm、西生田36cm、溝ノ口・都田30cm、横浜23cm。横浜15日N30.0m/s。 通信障害多発、電柱倒壊傾斜146柱、山林被害大。 |
昭和25年台風第11号・台風第12号:大雨・強風 | 1950-08-03~1950-08-06 |
鳥島付近から房総半島に3日上陸、北関東・新潟県から日本海へ。また次の台風が鳥島の西方・八丈島の西方を通り、駿河湾に5日上陸、山梨県から新潟県を経て日本海へ。丹沢山地で300mm以上、平野部200mm以下。 【県内の観測記録】与瀬308.5mm、半原(愛川町)289.0mm、大船193.4mm、戸塚193.0mm、横浜145.1mm。 中津川流域被害大。床上浸水307戸、床下浸水272戸、堤防決壊11か所。 |
前線:大雨 | 1950-06-09~1950-06-14 |
梅雨前線停滞による。 【県内の観測記録】戸塚299.9mm、都田(横浜市)287.5mm、湯本278.1mm、厚木253.7mm、横浜256.2mm。 死者2人、家屋全壊19戸、床上浸水41戸、床下浸水1,552戸、山・がけ崩れ86か所。 |
1941年から1950年に発生した気象災害事例
件名 | 現象の期間 | 概要 |
---|---|---|
パトリシア台風:大雨・強風 | 1949-10-27~1949-10-28 |
沖縄東方から北東進、八丈島付近を通り東方海上へ。県内100mm前後で、風の被害によるものが主。 【県内の観測記録】鎌倉109.0mm、鳥屋106.0mm、大山105.0mm、上溝103.5mm。横浜104.7mm、N 30.0m/s、最大瞬間風速36.9m/s。 死者2人負傷者18人、家屋全壊49戸、半壊113戸、床下浸水57戸。 |
キティ台風:大雨・強風・高潮 | 1949-08-31~1949-09-01 |
鳥島東方から八丈島付近・大島西方を通り、小田原西方に31日上陸、県西部を北上し、関東西部・新潟県から日本海へ。県西部山岳部は30日から300mm以上、平野部は100mm以上。風は強く、沿岸地域は塩害と船舶の被害多い。 【県内の観測記録】大山328.5mm、鳥屋158.0mm。横浜158.3mm、SSE 32.5m/s、最大瞬間風速 SSW 44.3m/s。 死者22人、行方不明者2人、負傷者87人、家屋全壊585戸、半壊1,583戸、流失97戸、床上浸水3,287戸、床下浸水15,721戸、堤防決壊85か所、橋梁流失23か所、船舶流失134隻、山・がけ崩れ19か所、他農作物被害大。 |
前線・デラ台風:大雨 | 1949-06-19~1949-06-22 |
太平洋側に梅雨前線停滞。台風が九州に上陸(20日)前から前線が活発化し大雨発生。相模川以西で200mm以上の所多い。 【県内の観測記録】鳥屋269.9mm、湯本258.2mm、厚木253.3mm、秦野225.0mm、溝ノ口200.5mm、横浜196.8mm。 浸水家屋は、川崎・横須賀多い。家屋半壊5戸、床上浸水64戸、床下浸水1,007戸、堤防決壊74か所、橋梁流失5か所。 |
アイオン台風:大雨・強風・高潮 | 1948-09-15~1948-09-16 |
紀伊半島沖から北東進し、伊豆半島南端・大島付近を通り房総半島南部に上陸、銚子付近から北海道東方沖へ。平野部は少なく、箱根山系で多く、早川・酒匂川の洪水、通過直前の東・南東風強く、東京湾・相模湾高潮発生。 【県内の観測記録】鳥屋318.0mm、中川(山北町)389.1mm、松田378.3mm、湯本334.0mm、秦野318.0mm、鎌倉180.2mm、横浜158.6mm。 死者19人、行方不明者11人、負傷者23人、家屋全壊99戸、半壊104戸、流失108戸、床上浸水3,537戸、床下浸水3,334戸、堤防決壊227か所、橋梁流失99か所、船舶流失・沈没48隻、その他農作物被害大。 |
台風・雷雨:竜巻 | 1948-08-02~1948-08-02 |
台風が八丈島の南付近に達した頃、県内で雷雲発生し、川崎駅東方約2km、幅50mでたつ巻発生。死者3人、負傷者85人、家屋全壊63戸、半壊57戸 |
梅雨前線:長雨 | 1948-06-15~1948-06-21 |
13日から降雨あり、21日まで降り続く。湯本396mm、鳥屋333mm、半原323mm、鎌倉311mm、厚木296mm、戸塚252mm、横浜240mm。大麦・小麦・馬鈴薯等農作物被害多い。 |
カスリーン台風:大雨 強風 | 1947-09-13~1947-09-15 |
硫黄島西方500kmを北上、前面の前線顕著となり関東南部で停滞、台風は伊豆半島沖を北東進、房総半島南端をかすめて三陸沖へ。関東西部山岳部で大雨。相模川以西で、300mm以上、東部は100~250mm。 【県内の観測記録】鳥屋643.4mm、煤ヶ谷544.0mm、湯本532.3mm、与瀬519.6mm、溝ノ口380.0mm、大山376.2mm、横浜167.6mm。 死者1人、行方不明者1人、負傷者5人、家屋全壊681戸、床下浸水5,380戸、堤防決壊18か所 |
低気圧:強風 | 1947-04-02~1947-04-02 |
低気圧が日本海を通過。横浜 SSW 21.7m/s、最大瞬間風速27.5m/s。家屋全壊22戸半壊55戸、高圧線切断、その他屋根破損、板塀倒壊等。 |
昭和南海地震による津波 | 1946-12-21~1946-12-21 |
昭和21年(1946年)12月21日04時19分に和歌山県南方沖で、M8.0の地震が発生した。 |
雷雨:ひょう | 1946-09-01~1946-09-01 |
寒冷前線通過により発生。多摩川沿いの川崎市と相模川の上流から下流までの両岸地域に降ひょう被害。大豆大から鶏卵大まで。水稲、その他作物20~50%、桑80%強の被害。 |
台風:大雨 強風 | 1945-08-22~1945-08-23 |
鳥島東方から北西進、房総半島南部に上陸、甲信から北陸を通り日本海へ。 【県内の観測記録】戸塚235mm、与瀬170mm、秦野142mm、剣ヶ崎103mm、横浜154mm。 横須賀でがけ崩れで死者3人、行方不明者1人。東海道線横浜市内で不通。 |
低気圧:大雪 | 1945-02-26~1945-02-26 |
低気圧が南岸を東進。横浜積雪45cm。通信、交通機関被害大。 |
昭和東南海地震による津波 | 1944-12-07~1944-12-07 |
昭和19年(1944年)12月7日、三重県沿岸でマグニチュード7.9の地震が発生し、津波が発生した。 1944年東南海地震は、駿河トラフと南海トラフ沿いを震源域とする地震であり、震度6弱相当以上となった範囲は、三重県から静岡県の御前崎までの沿岸域の一部にまで及び、津波は伊豆半島から紀伊半島までを襲った。 |
台風:大雨 強風 | 1944-10-04~1944-10-08 |
鳥島西方を北上し渥美半島(愛知県)に上陸、中部地方を通り、能登半島付近から日本海へ。台風上陸前、前線による降雨あり、西部山地で、300mmを越え平野部150~300mm。 【県内の観測記録】横浜281.6mm。 死者7人、負傷者14人、家屋全壊13戸、半壊17戸、流失35戸、床上浸水760戸、床下浸水7,205戸。 |
台風:大雨 | 1943-10-02~1943-10-03 |
八丈島南西から北北東進し、房総半島に上陸、茨城県沿岸・東北地方沿岸を通り三陸沖へ。 【県内の観測記録】芦ノ湯320mm、鳥屋301mm、上溝209mm、厚木200mm、横浜115mm。 床上浸水1,718戸、床下浸水1,912戸。 |
台風 梅雨前線:大雨 強風 | 1941-07-19~1941-07-23 |
八丈島の西方を北北東進し房総半島に上陸後北上し、北関東・東北地方から三陸沖へ。梅雨前線の活動が台風の影響で、活発化し大雨。西部山地は400~500mm、平野部300~400mm。 【県内の観測記録】横浜349.7mm。 死者8人、行方不明者4人、家屋全壊23戸、半壊12戸、床上浸水4,269戸、床下浸水15,022戸、堤防決壊28か所、橋梁流失31か所、他国畑流失、農作物等被害大。 |
梅雨前線:大雨 | 1941-07-11~1941-07-13 |
前線上を低気圧が通過。西部山地300~400mm、平野部200~300mm。 【県内の観測記録】横浜218.5mm。 死者16人、行方不明者3人、負傷者17人、家屋全壊11戸、流失15戸、床上浸水700戸、床下浸水5,035戸、堤防決壊30か所、橋梁流失9か所。 |
寒冷前線:強風 波浪 | 1941-01-02~1941-01-02 |
三陸沖で低気圧が発達、雷を伴った寒冷前線通過による突風。横浜 N 23.0m/s、最大瞬間風速27.0m/s。東京湾で多数の小型船舶遭難。死者16人、行方不明者24人。 |
雷雨:雷 | 1940-07-27~1940-07-27 |
関東北部と山梨県で雷雲発生、東部地方とくに横浜付近で活発。横浜最大瞬間風速NNW32.0m/s。横浜市で落雷により死者2人、家屋焼失1戸 |
1940年以前に発生した気象災害事例
件名 | 現象の期間 | 概要 |
---|---|---|
寒冷前線:強風 波浪 | 1939-05-20~1939-05-20 |
寒冷前線。前線通過に伴い、横浜最大瞬間風速 NNE 26.0m/s。横浜港でヨット転覆行方不明者2人。 |
台風:大雨 | 1938-08-30~1938-09-02 |
鳥島西方から八丈島付近を通り、31日三浦半島に上陸。横浜付近・関東・東北西岸・北海道東部を通ってオホーツク海へ。 【県内の観測記録】横浜 NE 37.4m/s、最大瞬間風速48.7m/s、最低気圧970.6hPa。西部山地で、400mm以上、平野部で、200~400mm。鳥屋457.0mm、上野田425.7mm、葉山351.6mm、,山北351.5mm、横浜236.5mm。 死者6人、負傷者19人、家屋全壊890戸、半壊2,990戸、流失13戸、床上浸水1,135戸、床下浸水7,599戸、堤防決壊93か所、橋梁流失67か所。東部では強風による被害大。 |
低気圧:大雨 | 1938-07-31~1938-08-05 |
オホーツク海高気圧にブロックされた低気圧が停滞し、西部山地で大雨。 【県内の観測記録】芦ノ湯827.5mm、仙石原728.2mm、湯河原301.3mm、厚木129.0mm、横浜33.2mm。 相模川以西の河川で堤防決壊、橋梁流失多数。 |
梅雨前線:大雨 | 1938-06-27~1938-07-04 |
前線が南海上に停滞し、台風が八丈島南西から銚子沖(30日)を通過。前線が活発化し、台風通過後前線が停滞し降雨が続いた。西部山地800mm以上、平野部は500~800mm。 【県内の観測記録】仙石原1,173.7mm、芦ノ湯1,118.8mm、山北881.8mm、上溝713.6mm、藤沢595.8mm、横浜614.9mm。 死者52人、行方不明者1人、負傷者59人、家屋全壊144戸、半壊182戸、床上浸水7,104戸、床下浸水20,687戸、農作物被害大。死傷者はがけ崩れが主。 |
梅雨前線:大雨 | 1937-07-14~1937-07-17 |
前線が本州南岸に停滞、とくに県内は前線の南側に入り、相模川以西で大雨、とくに箱根から丹沢山地にかけては豪雨。山北・松田・南足柄で被害大。 【県内の観測記録】14~16日の3日間で、大仏(山北町) 683.4mm、松田517.7mm、仙石原508.7mm、大山453.8mm、青山(津久井町) 445.0mm、横浜2.7mm。 死者38人、行方不明者6人、負傷者22人、家屋全壊181戸、半壊167戸、流失90戸、床上浸水694戸、床下浸水3,340戸、提防決壊88か所、橋梁流失74か所、山・がけ崩れ多く、農地・山林も被害大。 |
低気圧:大雪 | 1936-02-04~1936-02-04 |
低気圧が南岸を通過。横浜40cm。県内箱根から丹沢山地40cm以上。相模川上流域、多摩川流域30cm以上。沿岸は10cm内外。 |
低気圧:大雨 強風 | 1935-10-26~1935-10-27 |
南岸と日本海の低気圧。相模川流域の県央で多い。 【県内の観測記録】秦野268.3mm、媒ヶ谷264.5mm、上溝263.1mm、大山235.5mm、厚木220.0mm、横浜54.5mm。 死者2人、行方不明者3人、家屋流失34戸、床上浸水1,130戸、床下浸水4,701戸、堤防決壊27か所、橋梁流失12か所、農作物被害収穫皆無の所が多い。 |
台風:大雨 | 1935-08-27~1935-08-29 |
沖縄南大東島付近から四国西部に24日上陸、中国地方を通り日本海へ。他のものは硫黄島の北方から銚子沖200km(25日)を北東進。両者の台風により相模川以西で雨多い。 【県内の観測記録】上野田590.0mm、媒ヶ谷497.6mm、谷我(山北町) 494.4mm、横浜260.0mm。 死者1人、床上浸水20戸、床下浸水1,945戸、堤防決壊多数、農作物被害あるも不明。 |
低気圧:大雨 | 1935-07-06~1935-07-06 |
低気圧が南岸を通過。追浜119mm、葉山135mm、横須賀110mm、横浜82mm。横須賀で浸水家屋400戸以上、がけ崩れ16か所。 |
雷雨:雷 ひょう | 1935-05-21~1935-05-22 |
両日とも中部~関東地方で大気の状態が不安定となり、各地で雷雨発生。21日は三浦半島除き、22日は県内で発生。 ひょうは大きいもので2cm大。農作物各種に及んだ。稲苗・大麦・小麦・野菜・果樹・煙草葉・桑など。また落雷で家屋10戸焼失。 |
低気圧:大雨 | 1934-11-02~1934-11-02 | 低気圧の日本海通過に伴い、関東付近に前線が発生し、大雨。
【県内の観測記録】降水量は、仙石原175mm、平塚169mm、厚木160mm、秦野149mm、戸塚124mm、横浜107mm。 【県内の災害の概要】横浜市内床下浸水765戸。 |
室戸台風:強風 | 1934-09-21~1934-09-21 |
室戸台風は、沖縄東方から室戸岬付近(四国)に21日上陸、中部・東北地方通り、三陸沖へ進む。被害は暴風が主。
【県内の観測記録】横浜 SSW25.7m/s、横須賀 SSW26.0m/s、箱根山 SSW44.8m/s。 【県内の災害の概要】死者2人、負傷者21人。家屋全壊32戸、半壊102戸、稲・果樹・桑・そば等に被害。 |
雷雨:ひょう | 1934-05-01~1934-05-01 | 津久井地方から相模川沿いに雷南下し、相模川沿いの地方で降ひょうによる農作物に被害あり、平塚付近で顕著。 |
雷雨:ひょう | 1933-05-01~1933-05-01 |
雷雨が昼前から夜半前にかけて前後6回にわたり県内各地を襲う。 降ひょうは鶏卵大直径6cm、約100g強あり、普通で、大豆大(1.3cm位)。降ひょうによる被害はとくに川崎市内で野菜・桃・梨・いちじく等農作物、横浜市は窓ガラスの破損多い。 |
高気圧:少雨 | 1933-04-01~1933-09-30 | 春は移動性高気圧、夏は太平洋高気圧におおわれる。水稲移植不能他農作物被害大。水不足深刻の年、10月中旬台風により解消。
【県内の観測記録】横浜の降水量は、4月131.3mm、5月68.9mm、8月36.1mm、7月35.2mm、8月80.7mm、9月75.1mm。 |
台風:大雨 強風 | 1932-11-13~1932-11-15 | 台風が沖縄東方から八丈島西方を通り、房総半島南端上陸し三陸沖へ進む。
県北西山岳部と三浦半島で大雨。秦野・足柄上地方中心に風の被害多い。
【県内の観測記録】降水量は、上野田303.6mm、葉山209.7mm、追浜159.2mm。横浜では、降水量164.0mm、NNW36.3m/s。 【県内の災害の概要】死者26人、負傷者94人。家屋全壊2,156戸、半壊4,416戸、床上浸水332戸、農作物被害多大。 |
低気圧:大雨 | 1932-09-09~1932-09-10 | 日本海の低気圧からの前線による局地的な豪雨。
【県内の観測記録】降水量は、横浜を中心として川崎154.5mm、厚木139.0mm。 【県内の災害の概要】死者7人、行方不明者1人、負傷者5人。家屋全壊13戸、半壊8戸、床上浸水98戸、床下浸水6,519戸、がけ崩れ30か所。 |
台風:大雨 強風 | 1931-10-13~1931-10-13 | 台風が沖縄付近から四国南端をかすめて紀伊半島上陸、東海道沿い県北方・茨城県を経て三陸沖へ進む。
【県内の観測記録】降水量は、上溝226mm、媒ヶ谷199mm、秦野175mm、溝ノ口175mm、川崎170mm。横浜では、降水量116.4mm、S17.5m/s。 【県内の災害の概要】前月の大雨、上旬の長雨と今回の大雨で被害拡大。家屋全壊12戸、半壊8戸、床上浸水167戸、床下浸水3,809戸、堤防決壊31か所、その他田畑浸水多い。 |
台風・低気圧:大雨 | 1931-09-26~1931-09-27 |
台風が対馬海峡から日本海・北海道を通過。また、山梨県から県北部に低気圧が発生し、大雨。
【県内の観測記録】降水量は、媒ヶ谷(愛甲郡)348.2mm、平塚284.1mm、剣ケ崎257.0mm、戸塚230.0mm、厚木203.0mm、横浜170.0mm。 【県内の災害の概要】小鮎川(厚木)流域被害多く、横浜.横須賀でがけ崩れ多い。死者15人。家屋全壊18戸、半壊15戸、床上浸水1,366戸、床下浸水10,119戸、橋梁流失18か所、山・がけ崩れ67か所。 |
低気圧:強風 波浪 | 1931-02-06~1931-02-06 | 低気圧が東海道沖から八丈島の南を通過。
【県内の観測記録】横須賀では、W14.5m/s。 【県内の災害の概要】久里浜で漁船数隻沈没、死者2人、行方不明者14人。 |
台風:大雨 | 1929-10-25~1929-10-26 | 台風が沖縄東方から紀伊半島沖・東海道沖・伊豆半島南端・房総半島南部を通り三陸沖へ進む。
台風中心が紀伊半島沖に達した頃、遠州灘に副低気圧が発生し、東海道沖から県内を通り三陸沖へ進む。
【県内の観測記録】降水量は、鳥屋385.9mm、西田原(秦野) 380.0mm、厚木324.0mm、箱根295.0mm、三浦半島南部では60mm内外であった。 横浜では、降水量208.5mm、NNW19.3m/s。 【県内の災害の概要】死者7人、行方不明者1人、負傷者13人、家屋全壊16戸、半壊20戸、床上浸水505戸、床下浸水5,510戸、堤防決壊26か所、橋梁流失18か所。 |
台風:大雨 強風 | 1929-09-09~1929-09-10 |
台風が9日に八丈島南沖から房総半島沖を進む。別の台風が、沖縄南大東島付近から紀伊半島沖(10日)・伊豆半島南端・東京湾・銚子の北方通り三陸沖へ進む。
【県内の観測記録】降水量は、城ケ島362.8mm、鳥屋276.5mm、大山256.1mm、上溝212.0mm、戸塚178.6mm。 横浜では、降水量207.8mm、NNW28.6m/s。 【県内の災害の概要】県央・西部で被害大。家屋全壊12戸、半壊14戸、床上浸水56戸、床下浸水3,676戸、山・がけ崩れ16か所。 |
高気圧:霜 低温 | 1929-05-05~1929-05-06 | 高気圧。寒冷高気圧で6日朝、最低気温戸塚3.0℃、川崎・鎌倉3.5℃、二宮4.0℃、平塚4.8℃。川崎市中心に桑被害、全滅の所あり。 |
台風:大雨 強風 | 1928-10-07~1928-10-08 |
台風が鳥島西方から伊豆半島南端・東京湾(横浜付近)・銚子西方・鹿島灘を通り、東北地方沿岸沖を北東進しオホーツク海へ進む。
【県内の観測記録】降水量は、鳥屋383.6mm、上野田351.3mm、玄倉244.0mm、戸塚198.5mm。横浜では、降水量128.4mm、ENE22.5m/s。 【県内の災害の概要】浸水家屋横浜1,600戸余、鎌倉345戸。 |
台風:大雨 | 1927-09-13~1927-09-14 |
台風が沖縄付近を北上、九州西方上陸、四国・紀伊半島・東海道沖・伊豆半島・県内を通り鹿島灘へ進む。
【県内の観測記録】降水量は、大山159.0mm、上溝148.0mm、溝ノ口145.3mm、鳥屋13mm、横浜78.9mm。 【県内の災害の概要】浸水家屋1,720戸。 |
雷雨:雷 | 1927-08-11~1927-08-11 | 雷雨。大井町(足柄上郡)落雷あり、死者2人。 |
雷雨:竜巻 雷 ひょう | 1927-07-18~1927-07-19 |
県内一部除き雷雨発生。降ひょう地域は、18日は横浜から鎌倉方面、19日は津久井・小田原方面にあり、両日とも大豆大から鶏卵大のものあり。
【県内の観測記録】降水量は、18日は、横浜21.9mm、中野63mm、戸塚24mm、厚木19mm、松田6mm。 19日は、横浜16.1mm、厚木76mm、松田39mm、中野25mm、戸塚21mm。 【県内の災害の概要】感電死2人。野菜・桑葉被害。 |
低気圧:大雪 | 1927-03-13~1927-03-13 | 低気圧が南岸を通過。
【県内の観測記録】横浜では、積雪8cm、NNW13.8m/s。 【県内の災害の概要】馬入川付近で電柱20柱倒壊送電中断、横浜市内電話親300か所不通。 |
高気圧:低温 | 1927-01-21~1927-01-25 | 高気圧が大陸から張り出し、強い寒気入る。水道管被害あり。
【県内の観測記録】最低気温24日箱根 -13.5℃、戸塚 -12.6℃、上溝 -11.0℃、秦野 -10.8℃、平塚 -9.6℃、横浜 -8.2℃。 |
台風:大雨 強風 波浪 | 1926-09-04~1926-09-04 | 台風が沖縄南大東島付近から紀伊半島に上陸、東海地方・北関東・東北地方から三陸沖へ進む。
【県内の観測記録】降水量は、湯河原103mm、箱根94mm、上溝80mm、厚木60mm、横浜18.6mm。横須賀では、降水量13mm、S18.6m/s。 【県内の災害の概要】沿岸部の横浜・川崎・横須賀・三崎と箱根方面で被害多い。死者3人、小型船沈没6隻。 |
低気圧:大雨 | 1926-05-21~1926-05-23 | 低気圧が日本海と南岸を進む。降水量は県西部山岳と東部で多い。
【県内の観測記録】降水量は、鳥屋162mm、横須賀156mm、三崎135mm、上溝122mm、横浜157.9mm。 【県内の災害の概要】横浜・横須賀市内浸水家屋多く、219戸。 |
台風:大雨 | 1925-09-30~1925-10-01 |
台風が沖縄南大東島東方から四国沖・東海道沖・房総半島沖を通り三陸沖へ進む。降水量は県北西部と東部で多く、横浜・横須賀被害大。
【県内の観測記録】降水量は、鳥屋542.3mm、藤沢430.0mm、横浜274.2mm。 【県内の災害の概要】死者28人、負傷者20人。家屋全壊67戸、半壊116戸、床上浸水1,591戸、床下浸水10,732戸。 |
台風:大雨 強風 | 1924-09-16~1924-09-17 |
台風が紀伊半島沖から房総半島南端をかすめ三陸沖へ進む。
【県内の観測記録】降水量は、相模川以西で200~300mm、以東で120~200mm。横浜では、降水量126.0mm、NE17.2m/s。 【県内の災害の概要】死者2人、家屋流失6戸、床上浸水900戸余、床下浸水3,105戸以上、鉄道は東海道組・横浜線で一時不通。 |
台風・前線:大雨 強風 波浪 | 1922-08-23~1922-08-26 |
台風が小笠原方面から北上し、東海道沖経て三浦半島・房総半島をかすめて三陸沖へ進む。その後、前線が南下し(25~26日)、活動が活発化して再び大雨となる。
【県内の観測記録】降水量は、箱根902.6mm、鳥屋551.4mm、与瀬471.0mm、秦野435.4mm、上溝333.4mm、横浜220.8mmで、西部地域で多い。 横浜では、E18.8m/s(瞬間風速26.8m/s)、最低気圧964.2hPa。 【県内の災害の概要】死者8人、負傷者13人。家屋全壊101戸、半壊92戸、流失14戸、床上浸水383戸、床下浸水1,762戸、船舶流失・沈没28隻、橋梁流失7か所。 |
雷雨:雷 | 1922-07-26~1922-07-26 | 秩父方面雷雲発生し、南東進。県下ほぼ全域で雷鳴。
【県内の観測記録】降水量は、松田93.0mm、厚木69.5mm、上溝65.0mm、川和64.5mm、横浜30.1mm。 【県内の災害の概要】横浜港と大岡川(横浜)河口付近の船に落雷し、死者 3人。桜木町の変電所に落雷し、市電止まる。 |
雷雨:ひょう | 1921-11-01~1921-11-01 |
気圧の谷の中で、富士山麓に雷雲発生し、東進。箱根・小田原・平塚方面の地域で降ひょう発生。
降ひょう区域は狭かったものの、1.5cm大のひょうで、平塚・大磯・二宮では、野菜・稲等同年10月29日を上回る被害。
【県内の観測記録】降水量は、横浜3.7mm、平塚14.7mm、箱根3.6mm。 |
雷雨:雷 ひょう | 1921-10-29~1921-10-29 |
県内全域で雷雨。降ひょう域は箱根・伊勢原・麻溝(相模原)を結ぶ線より南側。雨量は少ない。
【県内の観測記録】降水量は、横浜10.6mm、川崎11.0mm、藤沢16.6mm。 【県内の災害の概要】県南部と東部で被害多い。小豆~大豆大のひょうで、野菜・稲等収穫皆無地域あり。落雷7か所、国電不通。 |
台風:大雨 強風 | 1921-10-09~1921-10-10 |
台風が沖の鳥島方面から北東進し、八丈島南海上・房総半島南沖を通り三陸沖へ進む。台風の動きは遅く、強風・降水時間とも同一状況持続。
【県内の観測記録】降水量は、大山271.0mm。湯本270.3mm、戸塚227.8mm、藤沢216.0mm、横須賀206.0mm、横浜217.5mm。 【県内の災害の概要】三浦半島で被害多く、死者3人。 |
雷雨:大雨 | 1921-08-22~1921-08-23 | 箱根方面で雷雨が発生し、県西部で大雨・落雷。
【県内の観測記録】降水量は、小田原226mm、松田170mm、湯本134mm、真鶴112mm。 【県内の災害の概要】足柄下郡片浦村米神(小田原市)で土砂流出、死者7人。 |
台風:大雨 | 1920-09-29~1920-09-30 | 台風が四国沖・紀伊半島沖から房総半島南端をかすめて三陸沖へ進む。県東部で大雨となる。
【県内の観測記録】降水量は、横浜306.3mm(30日262.5mm)、戸塚511.2mm、藤沢375.4mm、川和320.4mm、鎌倉306.2mm。 【県内の災害の概要】死者65人(横浜がけ崩れ等で44人)、負傷者42人。 家屋全壊177戸、半壊150戸、流失23戸、床上浸水3,544戸、床下浸水12,147戸、堤防決壊28か所、橋梁流失80か所。 |
台風:大雨 | 1920-08-03~1920-08-05 |
台風が沖縄東方・四国沖を経て紀伊半島に上陸、東海道沿いに県北方を通り、鹿島灘へ進む。県北西部で大雨の被害大、山北町三保で山津波発生。
【県内の観測記録】降水量は、箱根358.6mm、鳥屋297.8mm、秦野297.2mm、中野286.8m、小田原276.8mm、横浜47.2mm。 【県内の災害の概要】死者14人、行方不明者4人。家屋全・半壊21戸、流失26戸、床上浸水69戸、床下浸水334戸、橋梁流失15か所、堤防決壊33か所。 |
高気圧:霜 低温 | 1920-04-24~1920-04-24 |
高気圧に覆われる。シベリアから南下した寒気の影響を受ける。
横浜や三浦半島および沿岸部を除いて降霜。
【県内の観測記録】青山・秦野-0.4℃、上溝0.1℃、厚木1.0℃、横浜4.0℃。 【県内の災害の概要】綾瀬で早生桑全滅、他津久井から西部・県央・東部地域まで被害あり。 |
雷雨:雷 ひょう | 1919-10-01~1919-10-01 | 山梨県東部と東京西部から県下全域で雷雨。強雷域は津久井・愛甲・高座地方から県東部の横浜・川崎。 ひょうは大豆大位で、横浜市日吉付近で、早生稲・野菜等に被害大。 |
雷雨:雷 | 1919-06-01~1919-06-01 | 雷雲は東京西部から津久井方面・県東部を経て東京湾へ。落雷のため保土ヶ谷で感電死1人。横浜では、降水量22.2mm、ESE 4.3m/s。 |
雷雨:雷 ひょう | 1919-05-25~1919-05-25 | 山梨県方面で発雷。雷雲は東進し、県北西部から横浜市を通り、東京湾へ進む。 ひょうにより、厚木市中心に大麦・小麦・桑に被害。 |
台風:大雨 強風 波浪 | 1918-09-23~1918-09-24 |
台風が沖縄南大東島付近を通り、静岡県浜松付近に上陸、中部地方から東北日本海沿岸・北海道西部を経てオホーツク海へ進む。
県北西山岳部と箱根で大雨。
【県内の観測記録】降水量は、鳥屋237.4mm、青山1.872mm、箱根170.5mm、横須賀117.5mm、横浜101.8mm。 【県内の災害の概要】家屋全・半壊20戸、床上浸水474戸、床下浸水1,183戸、堤防決壊15か所、船舶流失5隻。 |
台風:大雨 強風 高潮 | 1917-09-30~1917-10-01 |
台風が沖縄南大東島付近を通り、駿河湾から沼津付近に上陸、県北西部・東北南部・北海道東部を経てオホーツク海へ進む。
【県内の観測記録】横浜では、最低気圧953.8hPa、SSW22.9m/s。 降水量は、湯本305.0mm、鳥屋300.2mm、箱根294.0mm、与瀬289.5mm、大山218.2mm、上溝182.0mm、横浜164.4mm。 【県内の災害の概要】県央から西部の河川決壊と大潮と満潮時が重なり北西部を通ったため高潮発生。検潮所検潮儀破損す。東京湾で高潮被害大。 死者58人、行方不明者2人、負傷者133人。 家屋全壊1,475戸、半壊1,853戸、流失149戸、床上浸水9,921戸、床下浸水12,675戸、堤防決壊54か所、橋梁流失41か所、船舶流失640隻。 |
高気圧:霜 低温 | 1917-04-26~1917-04-26 |
24~25日は低気圧により丹沢山地降雪となったが、26日は高気圧に覆われた。 最低気温は、上溝0.0℃、戸塚0.3℃、川和0.7℃、厚木1.0℃、藤沢1.4℃、横浜3.8℃。県央から東部にかけて桑に被害。 |
台風:大雨 強風 | 1916-07-29~1916-07-29 | 台風が八丈島南東から房総半島を通り、県内に上陸し、中部地方から日本海へ進む。
【県内の観測記録】横浜では、最大風速 NNE20.3m/s、降水量76.2mm。 【県内の災害の概要】堤防決壊12か所。 |
高気圧:霜 低温 | 1916-05-09~1916-05-09 | 高気圧に覆われる。最低気温は鳥屋0.2℃、与瀬2.1℃、秦野2.2℃、上溝2.5℃、川和3.7℃、横浜6.5℃。 鳥屋・川和方面では、桑・甘藷に被害。 |
低気圧:強風 | 1916-02-28~1916-02-29 | 低気圧が九州・四国・紀伊半島・東海道を横断し、関東北部から鹿島灘へ進む。
【県内の観測記録】降水量は、与瀬179.9mm、大山169.0mm、溝ノ口165.8mm、小田原161.0mm、厚木141.2mm。横浜では、68.8mm、S13.2m/s。 【県内の災害の概要】風は海上で29日時々南の風強まり、相模湾で漁船破損・沈没17隻、死者5人。 |
台風:波浪 | 1914-10-01~1914-10-01 | 台風が九州南沖から紀伊半島南部・東海道沿岸(沼津付近)・神奈川県北方を通り、茨城県を経て鹿島灘へ進む。 南西強風により、大磯海岸から三浦半島西海岸にかけて波高く、江ノ島西岸で漁船沈没・流失20隻、行方不明者10人。 |
台風:大雨 | 1914-09-13~1914-09-14 |
台風が紀伊半島南西から四国西部に上陸し、中国地方・能登半島・日本海沿岸・東北北部・北海道東部を経てオホーツク海へ進む。県北西部で降水量が多い。
【県内の観測記録】降水量は、鳥屋393.6mm、秦野364.1mm、松田363.5mm、大磯361.5mm、箱根355.6mm、横浜226.5mm。 【県内の災害の概要】死者4人。床上浸水635戸、床下浸水4,117戸。 |
台風:大雨 強風 高潮 | 1914-08-29~1914-08-30 |
台風が八丈島南西方から静岡県浜松付近に上陸し、佐渡ケ島付近から東北北部を経て三陸沖へ進む。 西部で降水量が多く、早川、酒匂川付近被害大。沿岸では高潮発生。 【県内の観測記録】降水量は、箱根675.3mm、鳥屋512.1mm、大山417.2mm、秦野295.3mm、横浜173.5mm。 【県内の災害の概要】死者4人、行方不明者1人。家屋全壊20戸、半壊45戸、床上浸水3,873戸、床下浸水4,385戸、堤防決壊51か所、橋梁流失15か所。 |
台風:大雨 強風 波浪 | 1914-08-12~1914-08-13 |
台風が鳥島西方から静岡県沼津付近に上陸し、北関東・東北南部を経て三陸沖へ進む。
【県内の観測記録】降水量は、箱根533.6mm、大山338.2mm、与瀬325.5mm、松田272.0mmなど、西部で多い。横浜では、降水量83.6mm、E23.6m/s。 【県内の災害の概要】西部・北部で被害大。多摩川上流の青梅で降水量238.2mmとなり、再び、六郷橋流失。死者6人、行方不明者1人。 家屋全壊27戸、半壊47戸、床上浸水369戸、床下浸水1,369戸、橋梁流失85か所、堤防決壊83か所。 |
台風:大雨 | 1913-08-26~1913-08-27 | 台風が八丈島付近から房総半島・鹿島灘・東北・北海道を経て日本海北部へ進む。
【県内の観測記録】横浜では、最低気圧969.4hPa、最大瞬間風速 NE26m/s、降水量180.4mm。降水量は、山岳200~300mm、平野部100~200mm。 【県内の災害の概要】床上・床下浸水不明、橋梁流失19か所(六郷橋含)、堤防決壊147か所。 |
低気圧:大雪 | 1912-12-28~1912-12-29 | 低気圧が南岸を通過する。12月としてはまれな大雪。
【県内の観測記録】箱根48cm、与瀬27cm、川和24cm、鳥屋21cm、溝ノ口18cm、上溝18cm、横浜12cm。 【県内の災害の概要】電信電話一時不通、停電多し。 |
台風:大雨 強風 | 1912-09-22~1912-09-23 | 台風が沖縄付近から四国に上陸し、若狭湾から日本海を経て北海道を進む。
【県内の観測記録】横浜では、SSW20.0m/s、21~23日の降水量147.2mm。 【県内の災害の概要】死者6人。家屋全壊72戸、半壊47戸、橋梁流失18か所。 |
赤潮 | 1912-09-05~1912-09-08 | 5日は横浜市杉田沿岸、7日は東京湾南部夏島から第二海堡、猿島、沖ノ瀬方面、8日は横浜港内に現象現れ、斃死魚多数。 <....r/td> |
台風:波浪 | 1912-08-31~1912-09-01 |
台風が八丈島の東方から房総半島沖を経て三陸沖へ進む。国府津付近から西の相模湾で大波。
【県内の災害の概要】家屋全壊96戸、半壊117戸、流失13戸、床上浸水209戸、床下浸水754戸、堤防決壊16か所、船舶流失・沈没39隻。 |
雷雨:ひょう | 1912-07-21~1912-07-21 | 雷雨。降ひょう区域は川崎市北部、稲田・生田・高津等で、9cm大のひょうあり。梨・稲・ナス・里芋・ゴマ等被害大。 |
前線:大雨 | 1911-08-09~1911-08-10 |
関東南岸に前線が停滞し、台風が沖縄南東海上を北西に進む。前線の活動が活発となる。
【県内の観測記録】降水量は、県西部250~290mm、東部70~150mm、横浜96.2mm。 【県内の災害の概要】死者5人。床上・床下浸水不明、橋梁流失133か所、堤防決壊161か所、山・がけ崩れ379か所。 |
台風:大雨 強風 高潮 | 1911-07-25~1911-07-26 |
台風が沖縄東方から静岡県沼津付近に上陸し、県西部・東北南部を通り三陸沖へ進む。
南東風と満潮時が重なり、高潮。
【県内の観測記録】降水量は箱根・丹沢で350mm。横浜では、降水量160.7mm、SE20.4m/s。 【県内の災害の概要】死者29人、行方不明者15人、負傷者57人。家屋全壊367戸、半壊354戸、床上浸水2,200戸、床下浸水3,779戸、堤防決壊156か所、橋梁流失132か所、 船舶流失・沈没758隻、田畑流失・埋没967反歩、浸水34,605反歩。山・がけ崩れ229か所。 |
雷雨 | 1911-07-14~1911-07-14 |
甲信地方で発生した雷雲が南東進し、雷雨となる。雷雲は、相模川沿いと多摩川沿いを下流域へ移動。 高座郡・津久井郡で落雷。死者2人、1戸全焼。 |
台風:強風 波浪 | 1911-06-01~1911-06-01 |
台風が沖縄から九州南部へ上陸し、四国・近畿・中部地方を通り、宮古付近(東北)から三陸沖へ進む。
【県内の観測記録】横浜では、SSW21.6m/s、18~19日の降水量29.7mm。 【県内の災害の概要】死者15人、行方不明者6人、負傷者52人。家屋全壊126戸、半壊93戸、船舶流失・沈没24隻。 |
雷雨:ひょう | 1911-05-24~1911-05-24 | 雷雲は東京西部から多摩川沿いに南東進し東京湾へ進む。降水量は、横浜5.8mm、溝ノ口5mm内外、川和0.3mm。 ひょう1.5cm大から1cm。川崎市多摩沿いで、梨・桃・麦被害大。 |
台風・前線:大雨 波浪 | 1910-08-01~1910-08-14 |
オホーツク海高気圧が優勢で、梅雨前線が停滞する。
台風は沖縄付近から紀伊半島沖を進み、10日に関東南沖から三陸沖へ進む。また、別の台風が九州南海上から13日沼津付近に上陸し、関東地方を通り東北地方で消滅。
【県内の観測記録】1~14日の降水量は、箱根1,500mm 、山岳部で1,000mm、平野部500~600mm。横浜では、降水量540.7mm。 【県内の災害の概要】死者37人、行方不明者2人、負傷者19人。 家屋全壊45戸、半壊94戸、床上浸水3,557戸、床下浸水10,486戸、堤防決壊447か所、橋梁流失339か所、山・がけ崩れ2,258か所、田畑流失・埋没878反歩、浸水12,208反歩。 三浦半島除き記録的大雨で各地被害大。 |
赤潮 | 1910-07-03~1910-07-05 | 赤潮が鎌倉・江ノ島方面で発生。 |
赤潮 | 1910-06-22~1910-06-25 | 少雨。赤潮が横浜から三浦半島の東京湾沿岸で発生。斃魚・浮魚多く、金沢区以南生篭の魚皆死。
【県内の観測記録】横浜の6月の降水量は、上旬52.8mm、中旬54.0mm、下旬9.8mm。 |
低気圧:大雨 | 1909-09-26~1909-09-27 | 低気圧が南岸を通過する。鎌倉から戸塚にかけて大雨となる。
【県内の観測記録】降水量は、戸塚300.9mm、横浜143mm、横須賀67.4mm。 【県内の災害の概要】死者1人。床上浸水89戸、床下浸水101戸、橋梁流出・破損53か所、山・がけ崩れ57か所。 |
低気圧:大雨 | 1908-09-29~1908-09-30 | 低気圧が南岸を通過する。県央厚木を中心とした大雨となる。
【県内の観測記録】降水量は、大山・丹沢方面200~230mm、横浜100mm。 【県内の災害の概要】相模川、鶴見川等で堤防決壊・破損45か所。 |
台風:強風 | 1908-08-07~1908-08-08 | 台風が沖縄東方から紀伊半島に上陸し、伊勢湾・中部地方・佐渡ケ島付近を通り日本海へ進む。
【県内の観測記録】横浜では、最大風速S13.6m/s。 【県内の災害の概要】死者1人。箱根塔ノ沢で旅館全壊等、家屋全壊30戸。 |
台風:大雨 波浪 | 1907-09-17~1907-09-18 | 台風が東海道沖から伊豆半島をかすめ三崎付近を通り、東京湾・茨城県を経て鹿島灘へ進む。
【県内の観測記録】降水量は、湯本400.1mm、大山270.9mm、厚木239.3mm、小田原223.8mm、横浜194.8mm、西部で多い。 【県内の災害の概要】死者14人、床上浸水586戸、床下浸水3,203戸、橋梁流失112か所、堤防決壊111か所、前月被害未補修あり、被害増大。 |
台風:大雨 強風 波浪 | 1907-08-23~1907-08-26 | 南方沖の動きの遅い2個の台風。1個は南方沖消滅し、1個は東方海上へ進む。
【県内の観測記録】21~27日の降水量は、北西部で250~300mm、山岳部は500mm以上。横浜では163.6mm。隣県山梨県東部では500~700mmの大雨となり、相模川流域被害大。 【県内の災害の概要】死者51人、行方不明者2人。家屋全壊34戸、半壊56戸、床上浸水6,269戸、床下浸水6.250戸、橋梁流失230か所、堤防決壊213か所等。 横浜・横須賀・三浦半島除き被害あり。 |
雷雨:雷 | 1907-06-15~1907-06-15 | 雷雨。県北部から多摩川沿いと相模川流域に沿うものあり。上溝で落雷で死者1人。他4か所落雷あり。 |
雷雨:雷 ひょう | 1907-05-13~1907-05-14 |
両日山梨県で発生した雷雲が県北部を西から東へ移動し、雷雨となる。 13日は落雷、松田で全焼7戸、半焼8戸。14日の降ひょうは、津久井、座問、川和で大豆・小豆大あり、桑他農作物に被害大。 |
低気圧:竜巻 雷 ひょう | 1907-04-11~1907-04-11 |
低気圧が南岸と日本海を進む。南岸低気圧に伴い、山梨県で発生した雷雲が県北西部に入り南東進し、横浜付近から海上へ。 綾瀬ではたつ巻により全壊7戸、小破10数戸。 降ひょうは、愛甲郡から横浜に至る狭長帯で発生、直径3.3cm大もあり、野菜、桑の被害大。横浜では落雷あり。 |
低気圧:強風 | 1907-03-23~1907-03-23 |
低気圧が南岸を東へ進む。横浜では、NNW14.0m/s。小田原以南の沿岸海上で船舶遭難。沈没帆船3隻、漁船4隻、溺死者3人。 |
台風:大雨 強風 波浪 | 1906-08-24~1906-08-24 |
台風が鳥島西方から関東南海上、房総半島沖を通り三陸沖へ進む。雨は東部と沿岸部で多い。 【県内の観測記録】降水量は、藤沢250mm、川和215mm、戸塚202mm、大磯190mm、小田原156mm、横浜160mm。横浜では、NNE20.6m/s。 【県内の災害の概要】死者3人。床上・床下浸水不明。橋梁は鶴見川、片瀬川、柏尾川、花水川で流失・破損多く、総流失77か所、破損204か所。 横浜港強風による被害は沈没・流失34隻。 |
低気圧:大雨 | 1906-07-14~1906-07-15 |
低気圧が南岸と日本海を通過した。県西部で大雨となり、津久井地方で被害大。 【県内の観測記録】12~16日の降水量は、中野389.3mm、松田257.5mm、横浜102.3mm。 【県内の災害の概要】死者1人。床上・床下浸水不明、橋梁流失・破損99か所、堤防決壊・破損62か所、山・がけ崩れ50か所。 |
台風・雷雨:大雨 | 1904-07-08~1904-07-12 |
台風は紀伊半島に上陸後、中部地方から佐渡ケ島の西を通り、東北北部・北海道東部を通過しオホーツク海へ進む。 また、台風通過後の11~12日に、雷雨が発生した。県中部から北西部で大雨となった。 【県内の観測記録】降水量は、この間、厚木484.1mm、中野423.2mm、松田423.1mm、横浜119mm。 【県内の災害の概要】死者7人、行方不明者1人。床上浸水878戸、床下浸水不明、橋梁流失339か所、破損792か所、堤防決壊410か所、田畑流失4,498町歩、山・がけ崩れ1,360か所。 |
低気圧:大雨 | 1903-10-02~1903-10-02 | 低気圧が南岸を通過した。
【県内の観測記録】降水量は横須賀248mm、宮ノ下199mm、神奈川188mm、藤沢161mm、小田原158mm、横浜151.5mm。 【県内の災害の概要】死者25人。床上浸水722戸、床下浸水1,553戸、橋梁流失・破損131か所。 |
台風:大雨 | 1903-09-23~1903-09-23 | 台風が四国沖から浜松西方に上陸し、東北・北海道からオホーツク海へ進む。
【県内の観測記録】降水量は箱根180mm内外、横須賀150mm、横浜166.1mm。 【県内の災害の概要】死者1人。 |
低気圧:大雨 | 1903-07-07~1903-07-08 | 低気圧が日本海沿岸を北東進する。
【県内の観測記録】降水量は箱根200mm以上、小田原・松田150mm以上、その他100~130mm、横浜126.3mm。 【県内の災害の概要】死者3人。 |
雷雨:ひょう | 1903-05-26~1903-05-26 | 雷雨が長野県地方に発生し、南東進後、県下全般で発雷。川崎大師河原・横浜戸塚など県東部を中心に降ひょうとなり、大豆・小豆大のひょうが降る。果物(梨・ぶどう)被害大。 |
台風:強風 高潮 | 1902-09-28~1902-09-28 |
台風は28日に八丈島西方から房総半島南端・東京湾・新潟付近を通り、日本海へ進む。また、別の台風が同日紀伊半島に上陸し、福井付近から日本海へ進む。
【県内の観測記録】横浜では、最低気圧960.6hPa、最大風速34.1m/s、降水量は県内70mm最多。 【県内の災害の概要】高潮被害大。死者60人、行方不明者12人。船舶流失136隻、家屋流失773戸、床上・床下浸水1,660戸。 |
台風:波浪 | 1902-09-05~1902-09-06 |
台風が東シナ海から朝鮮半島南部を経て日本海へ進む。その後、四国沖から九州に上陸し、中国地方西部を通り日本海へ進む。
【県内の観測記録】相模湾西部で波高く、最高波小田原・早川付近約6m。 【県内の災害の概要】小田原中心に被害大。全半壊35戸、流失5戸、床上浸水41戸、床下浸水218戸。 |
台風:大雨 波浪 | 1902-08-07~1902-08-10 |
台風は九州に上陸後、中国地方から日本海へ進む。低気圧は南岸東進。
【県内の観測記録】7~8日の降水量は、横浜142mm、湯本489mm、宮ノ下395mm、小田原352mm、中野315mm、松田312mm。 【県内の災害の概要】死者10人。床上浸水479戸、床下浸水不明、橋梁流失200か所、堤防決壊259か所、山・がけ崩れ多し。 |
冬型:霜 低温 | 1902-04-11~1902-04-12 | 冬型の気圧配置となり、丹沢山で降雪。12日に降霜。
【県内の観測記録】横浜では、最低気温が-0.5℃(12日)。 【県内の災害の概要】桑・茶被害大。 |
低気圧:大雨 | 1901-12-25~1901-12-26 | 低気圧が伊豆諸島八丈島付近から房総半島沖を経て三陸沖へ進む。
【県内の観測記録】降水量は、西部で150~200mm。横浜では25日~27日の降水量が81.4mm。 【県内の災害の概要】相模川支流・酒匂川・川音川等で、橋梁・堤防被害が多数発生。橋梁流失10か所。 |
台風:強風 | 1900-09-28~1900-09-28 | 台風は静岡県浜松市付近に上陸し、東京北部を通り北東進し、三陸沖へ進む。
【県内の観測記録】横浜では09時の風速SSW23.2m/s、降水量201mm。 【県内の災害の概要】家屋全壊10戸、半壊13戸。 |
台風:大雨 強風 高潮 | 1899-10-07~1899-10-07 | 台風は伊豆半島に上陸し、横浜をかすめて三陸沖へ進む。
【県内の観測記録】横浜では、最低気圧957.8hPa、NW20.4m/s。 【県内の災害の概要】高潮・高波被害は三崎付近で最大。他、湘南海岸鎌倉から小田原にかけて発生。全壊51戸、流失60戸、床上浸水182戸、床下浸水196戸。 |
台風:大雨 強風 波浪 | 1898-09-06~1898-09-07 | 台風は静岡県浜松市付近に上陸し、北関東・東北南部から三陸沖へ進む。
【県内の観測記録】降水量は、津久井中野で200mm以上、その他は50~100mm。横浜では、降水量61.2mm、最大風速SSW19.5m/s。 【県内の災害の概要】相模川下流被害大、橋梁流失・破損174か所、死者2人、行方不明者1人。全壊74戸、流失13戸。 |
低気圧:大雨 | 1898-06-05~1898-06-05 | 低気圧が太平洋側と日本海側を通過。
【県内の観測記録】降水量は、足柄上・下郡は300mm以上、津久井郡・厚木は200mm以上。横浜では、4日17時~5日19時の降水量160.6mm。 【県内の災害の概要】死者10人、床上・床下浸水1.390戸、堤防決壊・破損、山・がけ崩れ多数。 |
台風:大雨 強風 波浪 | 1897-09-08~1897-09-09 | 台風が静岡県遠州灘に上陸し、東京北部から茨城県を通り三陸沖へ進む。
【県内の観測記録】西部の降水量150mm以上。横浜では、8日02時~9日07時の降水量137mm、最大風速SW20.9m/s。 【県内の災害の概要】死者3人 |
低気圧:大雨 | 1896-09-04~1896-09-12 | 本州中部に前線が停滞し、前線上を低気圧が通過し、西部で大雨となった。
相模川、酒匂川増水、堤防多数決壊。 松田・国府津間汽車止まる。 【県内の災害の概要】死者1人 |
掲載資料に関する問い合わせ
- 横浜地方気象台 防災担当(窓口)045-621-1999(平日9時~17時)