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彦根地方気象台長のご挨拶

台長の写真

彦根地方気象台のホームページをご利用いただきありがとうございます。
台長の藤田由紀夫です。彦根に赴任して2年目、窓越しに国宝彦根城天守閣を望みつつ勤務しています。


彦根地方気象台は明治26年(1893年)10月1日、滋賀県により彦根測候所として設立されました。以来、国への移管や気象台への昇格等の変化はありましたが、125年にわたり彦根市城町の現在地で観測や予報を行っています。


この125年間の気象観測データで特筆されるのはなんといっても明治29(1896)年9月7日に観測された日降水量596.9mmでしょう。翌日の8日も161.9mmの雨が降り、この2日間の降水量は約760mmに達しています。
 これは昨年大きな被害が出た九州北部豪雨の時に、福岡県朝倉市で観測された24時間降水量545.5mm、48時間降水量600.5mmを上回るものです。この大雨では琵琶湖が増水し、沿岸が長期間にわたって浸水しました。


滋賀県は琵琶湖とそれを取り囲む山々や近江平野など風光明媚なところが多く、大雨や大きな災害も少ない県という印象があるかもしれません。 しかし、過去にはこのような尋常ではない大雨が降り、大きな被害を受けています。
 また、平成25(2013)年に導入された特別警報が最初に発表された県でもあり、大雨や災害とけっして無縁ではありません。


気象台ではこのような大雨のときに、少しでも被害の軽減に役立てるよう、的確な防災気象情報の発表に努め、防災のための気象知識の普及など関係機関とも協力しながら取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。


平成30年 4月16日
彦根地方気象台長
藤 田 由 紀 夫