高知地方気象台のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
間もなく11月も終わり、高知県における災害の特徴である“大雨”についても、
その発生の可能性は低くなり、来年の出水期まで少し落ち着いた状況が続くと思われます。
一方、“地震・津波”に関しては、いつどこで発生してもおかしくありません。今後30年以内に70~80%の確率で発生すると言われ、
ひとたび起これば、高知県を含めた広範な地域に甚大な被害の発生が想定されている「南海トラフ沿いの巨大地震」もその一つです。
このような“地震・津波”による被害を少しでも軽減し、ご自身のみならず大切な方の命を守るためには、“地震・津波そのものと、
これらから身を守るための備えと行動”をより深く知っていただき、いつか必ず発生する「南海トラフ地震」を正しく恐れ、正しく備え、
行動力を強くしていただくことが重要です。この普及・啓発のために、高知地方気象台は高知県と共催し、
先日、防災気象講演会を開催したところですが、当台ホームページ(※)にも“地震・津波”に関する様々な情報を掲載しておりますので、
是非、ご覧ください。
(※)
高知県とその周辺で発生する地震の特徴について
令和4年11月
高知地方気象台長
吉野 昌史