福岡管区気象台|福岡管区気象台長からのご挨拶

"中本 能久"福岡管区気象台長からのご挨拶です

 皆様こんにちは。福岡管区気象台長の中本能久(なかもとよしひさ)と申します。どうぞよろしくお願いいたします。日頃から福岡管区気象台のホームページをご利用いただきましてありがとうございます。


 福岡管区気象台は九州の7県と山口県を管轄しています。各県には、気象災害の防止、軽減のため気象台があり、奄美大島には名瀬測候所があります。また、航空機の安全な運航に貢献するため福岡空港には福岡航空地方気象台が設置されています。


 福岡管内ではここ5年間、毎年「大雨に関する特別警報」が発表され土砂崩れや河川の氾濫などにより大きな被害が出ています。大雨により土砂災害などの危険度が高まっている場合には「キキクル」によりその状況を知ることができます。強い雨が降っている場合にはこの「キキクル」を是非ともご活用ください。
 福岡管内の大雨に関する特別警報の大きな要因は線状降水帯によるものとなっています。この線状降水帯による被害軽減を目的として、令和3年からは「顕著な大雨に関する情報」によりその発生を周知し、今年、令和4年からは半日前から線状降水帯等による大雨となる可能性に関する情報の提供を開始します。この情報を有効に活用していただいて迅速な避難行動の一助になればと考えております。


 また、福岡管内の18の活火山のうち9つの火山で常時監視を行っています。桜島をはじめ複数の火山で活動が活発となっています。火山の周辺には観光地も多く存在しています。地域の方々のみならず当該地域へ観光で訪れる方々も、最新の噴火警戒レベルにより火山の状況を確認していただきたいと思います。


 管内の気象台は、自治体の防災活動を支援し、地域住民の避難行動が円滑に進むように、昼夜を問わず防災気象情報を発表し、その解説に努めてまいります。 地域の皆さんと私共気象台の職員との相互の理解が防災活動を行うにあたり非常に重要と考えていますので、今後ともご協力のほどよろしくお願いいたします。


令和4年4月 
福岡管区気象台長 中本 能久

福岡管区気象台長 中本能久