季節現象

 気象台では、その季節を特徴づける大気・地面などの現象を観測しています。
 さらに季節の遅速を知るために、動物や植物の状態が季節によって変わる現象を観測する 生物季節観測も行っています。
 なお、観測が夜間、休日等になった場合には、掲載が遅れる場合が あることをご了承ください。

春一番

 春一番とは・・・

 冬から春への季節の移り変わりの時期に初めて吹く南よりの強い風のことを言います。

 広島地方気象台では、立春から春分までの間に、広い範囲(中国地方くらいの範囲)で初めて吹く、南よりの暖かく(やや)強い風を春一番としています。
 山陽で(やや)強い風が吹かない場合でも、山陰で(やや)強い風が吹けば、中国地方の春一番とすることがあります。

はれるん最近10年間の中国地方で春一番の吹いた日
2021 2020 2019 2018 2017 2016 2015 2014 2013 2012
日付 2月20日 3月19日 3月21日 2月14日 2月22日 2月14日 2月22日 3月16日 3月1日 3月6日

「春一番」という言葉からはうららかな春の訪れを想像しがちですが、春一番が吹いたあとは、西高東低の冬型の気圧配置となることが多く、北よりの冷たい強い風が吹き、荒れた天気となる場合もありますので注意が必要です。



梅雨

 梅雨とは・・・

 晩春から夏にかけて雨や曇りの日が多く現れる現象、またはその期間のことを言います。

 中国地方の平年の梅雨入りは6月6日ごろ、平年の梅雨明けは7月19日ごろです。
 梅雨入り、梅雨明けの予想は行いません。

 各地の本年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)
 気象庁(本庁)のホームページにリンクしています

 昭和26年(1951年)以降の梅雨入りと梅雨明け(確定値)
 気象庁(本庁)のホームページにリンクしています

はれるん中国地方の梅雨に関する記録
平年の梅雨入り 最も早い梅雨入り 最も遅い梅雨入り
6月6日ごろ 5月8日ごろ(1963年) 6月26日ごろ(2019年)
平年の梅雨明け 最も早い梅雨明け 最も遅い梅雨明け
7月19日ごろ 7月3日ごろ(1978年) 8月3日ごろ(1998年)

  (注意)1993年と2009年は梅雨明けを特定していませんので、これを除いた記録です。
      平年:平年値(1991年~2020年)



冬の季節現象

はれるん広島における冬の季節現象(2024寒候年)
現    象2024寒候年平   年平年との差2023寒候年2023寒候年との差
初 霜2023年12月22日12月19日平年より3日遅い2022年12月25日昨年より3日早い
初 氷2023年12月21日12月16日平年より5日遅い2022年12月18日昨年より3日遅い
初 雪2023年12月17日12月13日平年より4日遅い2022年12月14日昨年より3日遅い
初 冠 雪2023年11月18日12月14日平年より26日早い2022年12月18日昨年より30日早い

(統計上の留意事項)
「寒候年」とは前年8月から当年7月までの1年間を言います。
「2024寒候年」とは、2023年8月~2024年7月にかけての一年間になります。

平年:平年値(1991年~2020年)

(現象について)
初霜・・・・秋から冬にかけて最初に降りる霜のことを言います。
初氷・・・・秋から冬にかけて最初に張る氷のことを言います。
初雪・・・・冬が来て最初に降る雪のことを言います。
初冠雪・・夏が終わった後、山麓の気象台から見て山頂付近が初めて積雪などで
      白く見えることを言います。
      広島地方気象台では、極楽寺山(ごくらくじやま)を観測対象にしています。