気象台の仕事

 広島地方気象台は、中国地方(山口県を除く)を担当する地方予報中枢としての業務を行うとともに、広島県を管轄区域として気象業務を実施しています。

予報業務

 広島地方気象台は、中国地方(山口県を除く)を担当する地方予報中枢としての業務を行うとともに、広島県を管轄区域とした予報業務を行っています。

天気予報

短期予報

 広島県を対象として、今日(今夜)、明日、明後日までの予報を毎日05時、11時、17時に発表しています。天気が急変したときは、随時発表も行っています。
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週間予報

 一週間先までの天気や雨の降る確率、最高・最低気温を毎日11時と17時に発表しています。「週末の天気はどうだろうか?」、「旅行にはセーターを持って行った方がいいだろうか?」、 「向こう一週間の△△県の天気は?」などなど、一週間先までの予定を立てるときに利用してください。
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季節予報

 「1か月予報」・・・1か月間の平均気温、総降水量、日照時間について高い(多い)、平年並、低い(少ない)となる確率を予報します。また、気温については1週目、 2週目、3~4週目の3つの期間に分けて、高い、平年並、低いのどれになるか予報します。
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 「3か月予報」・・・3か月間の平均気温、降水量の傾向について予報します。なお、平均気温については、高い、平年並、低いとなる確率を予報します。
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 「暖候期・寒候期予報」・・・「暖候期予報」は春から初秋にかけての、「寒候期予報」は冬から初春にかけての天候について予報します。なお、平均気温については、高い、平年並、低いとなる確率を予報します。



指定河川洪水予報

 河川の増水や氾濫などに対する水防活動の判断や住民の避難行動の参考となるように、気象庁は国土交通省または都道府県の機関と共同して、あらかじめ指定した河川について、区間を決めて水位または流量を示した洪水の予報を行っています。 指定河川洪水予報には4つの標題があり、警戒レベルとの関係は、氾濫注意情報は警戒レベル2相当、氾濫警戒情報は警戒レベル3相当、氾濫危険情報は警戒レベル4相当、氾濫発生情報は警戒レベル5相当となっており、河川名を付して「◯◯川氾濫注意情報」「△△川氾濫警戒情報」のように発表します。
 指定河川洪水予報が発表された場合には、市町からの避難指示(警戒レベル4)等に留意し、適切な行動を取ってください。
なお、これとは別に、指定河川洪水予報の発表対象ではない河川(水位周知河川、その他河川)も対象として気象庁が発表している洪水警報・注意報及び洪水警報の危険度分布があります。「気象警報・注意報」及び「洪水警報の危険度分布」のページもご参照ください。

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防災気象情報

警報・注意報

 広島県を対象として、大雨や強風などの気象現象によって災害が起こるおそれのあるときに「注意報」を、重大な災害が起こるおそれのあるときに「警報」を発表して、注意や警戒を呼びかけます。
 ・広島県の警報・注意報の種類及び基準については「警報・注意報発表基準一覧表(広島県)」をご覧下さい。
 ・広島県の警報・注意報の発表区域については「警報・注意報や天気予報の発表区域」をご覧下さい。
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気象情報

 警報や注意報に先立って注意を呼びかけたり、警報や注意報を発表している間に気象状況の経過や予想、防災上の注意を解説するために「気象情報」を発表しています。
 広島地方気象台では、地方予報区として、中国地方(山口県を除く)を対象に「◯◯に関する中国地方気象情報」を発表するとともに、府県予報区として「◯◯に関する広島県気象情報」も発表しています。
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記録的短時間大雨情報

 数年に一度程度しか発生しないような激しい短時間の大雨を、観測(地上の雨量計による観測)したり、解析(気象レーダーと地上の雨量計を組み合わせた分析)したときに、府県気象情報の一種として発表します。その基準は、1時間雨量歴代1位または2位の記録を 参考に定めた基準雨量を超える雨量が観測された場合に発表しています。
 この情報は、現在の降雨がその地域にとって災害の発生につながるような、稀にしか観測しない雨量であることをお知らせするために発表するものです。お住まいの地域、あるいは隣接地域を名指ししてこの情報が発表されたときは、お住まいの地域で、あるいは、 近くで災害の発生につながる事態が生じていることを意味しています。ご自分の身を守ることを第一に行動してください。
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竜巻注意情報

 竜巻注意情報は、積乱雲の下で発生する竜巻、ダウンバースト等による激しい突風に対して注意を呼びかける気象情報で、雷注意報を補足する情報として発表します。
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土砂災害警戒情報

 大雨警報(土砂災害)の発表後、命に危険を及ぼす土砂災害がいつ発生してもおかしくない状況となったときに、市区町長の避難指示や住民の自主避難の判断を支援するよう、対象となる市町を特定して警戒を呼びかける情報で、県と気象台が共同で発表しています。避難が必要な警戒レベル4に相当します。土砂災害警戒情報が発表された市町内で危険度が高まっている詳細な領域は大雨警報(土砂災害)の危険度分布で確認できます。

   (現在発表中の土砂災害警戒情報へ)、(大雨警報(土砂災害)の危険度分布へ


観測業務

 広島地方気象台は、さまざまな自然現象を24時間体制で観測しています。

気象観測

 気象観測は、気象業務の基礎となるものです。降水量、気温、気圧などを正確に測定し、自然現象を的確に把握する業務です。さまざまな方法で日夜休みなく観測を行っています。広島県内の観測所一覧へ

地上気象観測

 地上気象観測は、広島県内では広島地方気象台、呉・福山特別地域気象観測所(旧 呉・福山測候所)で行っている気象観測です。
 広島地方気象台では、気圧、気温、湿度、風向、風速、降水量、積雪の深さ、降雪の深さ、日照時間、日射量、視程、大気現象等について地上気象観測装置によって自動的に観測通報を行っています。
 呉・福山特別地域気象観測所では、気圧、気温、湿度、風向、風速、降水量、日照時間、視程、大気現象等について地上気象観測装置によって自動的に観測通報を行っています。


地域気象観測システム(アメダス)

 無人の観測所です。降水量・気温・風向/風速などを自動で観測します。降水量のみの観測所もあります。広島地方気象台では、装置の保守やデータの整理を行っています。


レーダー観測

 灰ヶ峰(呉市)の山頂に気象レーダーを設置して、雨(雪)雲の観測を行っています。集中豪雨などの観測を行い、そのデータをもとに短時間の降雨予測をすることで、天気予報のほかに防災情報の発表などに役立っています。


地震観測

 地震が発生すると、気象庁から「震度情報」や「津波情報」が発表されます。広島県では「南西部」、「南東部」、「北部」の3地域ごとに情報を発表し、さらに自治体等で観測された震度を含めた詳細な震度情報を発表します。


防災業務

 国民の生命と財産を守るため、関係機関と連携をして、防災気象情報の利用方法や気象知識の普及を行っています。また、県が災害対策本部などを設置した場合などに職員を派遣し気象状況の解説、「地域防災計画」の作成・実施への助言なども行っています。


その他の業務

調査業務

 重大な災害が発生したとき、その災害を引き起こしたメカニズム等を調査するほか、気象に関する研究やその成果の発表を行っています。

出前講座(職員派遣)・見学

 広島地方気象台では、出前講座(職員派遣)・気象台の観測施設等の見学を行っています。
 出前講座及び見学についての詳細はこちらをご覧ください。